死んだら魔王と入れ替わった俺の人生

ゴッドアイ

第3話「最強の男ルシファー」

「なかなかやるな…魔王さんよ」
今は俺はルシファーと決戦中だ
「俺の本気はまだまだだぜ」
魔王の力がわからない俺はそう伝える
魔王になって初めてのボスかよ
魔王がボスと戦うRPG珍しいな
「黒き力よ、今ここに!!」
ルシファーがそう言うと俺に腕を構える
右手で構え左で抑える
黒き翼が光り始める
「ダーク・サンシャイン!!」
そう言うと腕から黒い太陽が現れる
黒いのに眩しい
光ってるというか…
なのに太陽は黒い
意味がわからねぇ
「それがどうした!俺は魔王だ!」
俺は本当は怖くて仕方がないのに強がるように言う
コイツの本気的なのを出しそうで怖ぇ
「死ね!そして後悔するがよい!」
そう言うと黒い太陽が俺に近づく
それにつれて体に暑さが伝わってくる
怖い...
全身が震えてくる...
チビりそうだ...
俺はどうすれば...
「魔の神よ!俺に力をワタせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
俺は最後の手段にでる
魔王の書にのっていた技
「シャドウ・アウトォォ!!」
俺は腕をルシファーに向ける
するとルシファーの体が闇に飲まれて行く
「これが魔王か...」
さすがにルシファーも弱った...
ように見えたが...
ルシファーはその闇を自分の力にする
「我は神と初代魔王の技に作られし兵器!!闇なんて呑み込んでしまう!!」
初代魔王と神...
と言うことは闇と光が混ざっていると言うことか
今度こそ死ぬ...
もう最終手段がない
魔王生活終わるのはやいな
「ゴット・ダークネス」
ルシファーはそう言うとルシファーの真上に光と闇が混ざった大玉が出現する
「発射!死ねぇ!新の魔王は俺だ!」
魔王ならなんか他にいい能力ないのか?
やばい、どうすれば...
「そうはなりません、私たちの魔王様はこの方です!!」
俺が悩んでいたその時!
さっき仲間になったばっかのサキュバス達が俺を庇う
「ダメだ、君たちが死んだら...」
さっき仲間になったのになぜ庇う
俺なんか死ねばいいんだ
「いや、魔王様、私達は決めたのです…」
サキュバス達が声を合わせる
「魔王様を自分達が死ぬまで守るって!!!」
やべぇ、感動する...
展開がはやくて追いつけない俺を庇う人がいるだけでもう幸せだよ
「行きますわよ!」
天使のようなサキュバス達はルシファーの方に向かい攻撃の準備をする
この俺のために
「私は知ってます、魔族は光に弱いのを...」
魔族は光に弱い
神は光に弱い
そんな感じかな??
ならルシファーは最強じゃねぇか...
「私達はサキュバス族、光りは効きません」
サキュバス仲間にしてよかった
スライムとかは何してる...
!?
奥の方で炎族と戦ってやがる
「信じていいのか?」
「はい!炎族討伐に行ってください」






俺はサキュバスを信じて炎族討伐に行く
仲間は信じなきゃ、友情を深めらんないよな
(お願いだ、サキュバス...)
俺はこう思い続けて行動する




奥へ行くと
スライムとスケルトン激しい戦いが見える
バタッ、
仲間達が倒れているのを目にした
「魔王様!!助けに来てくれたんですか!」
手下のスケルトンが言う
こいつら頑張ってんな
「今の状況はどうだ?」 
森の中で戦っているようだ
俺は森の入口の前にいる
「正直押されています」
マジか...
あとは俺が...
「お前らは避難しろ、ゴーナインには俺のところに行くように伝えろ」
俺がこの森に入って倒す
炎族は多分神の味方だ
「分かりました、お気をつけて」
俺はスケルトンと別れて進む
森の所々が燃えている
「魔王ではないか!」
歩いていると炎族の群れに出会う
「シャドウ・アウト」
俺はそう唱えて炎族を闇の塊にする
10人ほどいたが全員固まらせた
案外簡単だな
俺は奥へと奥へと進んで行く
すると...
キンキン
ガチッ 
奥に戦っている音が耳に入る
俺は奥にある広い空間のような所に出る
そこには炎族とさっきの残りのサキュバス、スケルトンが戦っていた
あれ?スライムが見当たらない
もっと奥かな?
「魔王様、今は結構我々がどうにかしています」
俺が立っていると
ゴーナインが話しかけてきた
「おぉ!いたのか、ゴーナイン、この状況どうにかしようぜ」
ゴーナインに会えたのが嬉しい
こいつに頼るしかない
俺の脳じゃ何も出来ない
「シャドウ・アウト」
俺は数百人いる炎族を闇の塊にする
ここの炎族は全滅した
「あとはもっと奥か?」
「はい、炎族の族長...いや、炎の神、ファイアー・サンシャインがいます」
そいつ名前適当じゃね?
まぁ、どうでもいいか
「炎の神なら強いのか?」
「はい、奥がもうすぐで全滅します」
やばくね...
俺は奥へ進もうとする
すると...
「ここにいたのか魔王!!」
上から声が聞こえる
それも嫌な声
上を向くと...
いや、待て、見たくなかったやつだ...
そこには
闇と光を操る
ルシファーがいたのだ...
「アイツらは俺がボコした」


こうしてまたルシファーと戦うことになりそうだ...





最終決戦になるといいな










サキュバスはどうなったのか


俺は不安で仕方がなかった







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