神様の手違いで異世界クラス転移~この世界はめちゃくちゃだ!~

BLACKArcher

22話やり過ぎた!!

俺は森の中を歩いて今更ながらふと思ったことがあった。

「そう言えば俺の本来の力みたいな事言ってたけどそういうことなら俺強すぎね?いや、覚醒とかしてるから強いのは当たり前かもしれないけどさ。」

と誰もいない森の中で1人喋っていた。

「……あー、1人ってのも久しぶりだなー。システィーナといたからか地球にいた頃より孤独感が半端ないなー。」

俺はちょっとテンションが下がったがすぐにテンションが元に戻った。

「お?やった!やっと森を抜けたかー!お?あそこに見えるのがアルトリア国か。なら早速行くか。食料とか買うための金がつきそうだからな。依頼受けたいなぁ。よし、時間もあるし宿を確保して依頼受けるか!なら走るぞー!」

そう言いながら元気よく走り出した。


それから数分後、

「へー、ここがアルトリア国か。獣人がたくさんいる国だったな。楽しみだなー。………あ、すみませーん、この辺で宿ありませんかね?」

そこで警備員みたいな獣人にちょうど会ったので聞いてみた。ちなみに熊の獣人だった。

「おう、それならここを真っ直ぐ行ったところを八百屋のところを右に曲がって行くとすぐに宿屋がある。安いし飯は美味いし最高の宿屋だ。店名はキャットスターだ。これでいいか坊主?」

「あ、あぁ。ありがとう。」

俺は坊主って言われたことにちょっとビックリして頬がひくついてしまった。……いや、実際あの獣人にしたら俺は坊主なんだろうけど。それに名前からして猫の獣人がいそうな店の名前だなと思った。そう説明されたあと俺は宿屋に向けて足を運んだ。

ガチャン!カランカラン

「すみませーん、ここに泊まりたいんですけど部屋空いてますか?」

俺が宿屋に入り店内のエントランスらしきところに声をかけると店の奥から誰かがやってきた。

「い、いらっしゃいませ!部屋は空いてますよ。泊まりますか?1泊2食朝と夜ごはんが出て銅貨10枚!どうしますか?」

うぉ!これがあの伝説の猫耳か!本物に会えるとは感激だ!いやー、触りたいけどここは自重しよう。落ち着け俺!

「なら5日でお願いします。」

「分かりました。では部屋は2階の203号室でお願いします。鍵をお渡ししますね。」

「ありがとう。」

「いえいえ、それと私の名前はニャスカと申します。困ったことや何かあった場合はお呼びください。だいたいここに居るので。」

「分かった。ありがとう。」

「ではごゆっくり。」

俺はすぐに部屋に行き、深呼吸した後特にやることもないのでギルドに行くことにした。
宿屋から出てしばらく歩いていると左の細い道からなんか声が聞こえてきた。

(…これはあれだな。なにか言い争ってるな。ラノベ展開からして女の子を俺が助けて女の子が俺にホレるみたいな展開になるんだろうけどあいにく俺はイケメンでもなければそういうことも求めてはいない。……助けはするけど。)

そう思いながら俺は路地へ入った。すると、

「ちょっと!話が違うじゃない!依頼通りにダイヤモンドカブトの角を持ってきてるじゃない!なんでよ!最初は金貨3枚って言っていたのになんで銀貨20枚なのよ!?ふざけてるの!?」

「てめぇ!うっせぇぞ!見ろ!ここが欠けてるし傷も少しある。これくらいがちょうどいいだろ?」

「そうだぞ!文句なら自分に言うことだな。」

「そんなの大したことないじゃない!そうだとしても金貨2枚は普通にするわよ!もういいわ!返して!ギルドで売るわ!」

「おっと、これはもう俺たちのものだ。返してもいいがそれなら違約金で10金貨貰おうかな?」

「なっ!やり方が汚いわよ!」

「いちいちうるせぇぞ!もうコイツやっちまうか?」

「それがいいかもしれねぇな。おい!こいつ抑えておけ!」

そう言い、男達は女の子を殺ることにしたようだ。まぁ、でも金貨3枚か。今の全財産だな。仕方ないか。何とかしよう。

「…あの〜すいません。たまたま通り掛かったものですけどそこのお嬢さんが嫌がってますよ?話してあげたらどうですか?」

「「「あぁ?てめぇ誰だ?勝手にでしゃばんじゃねぇぞ?ガキが!」」」

おぉ、ナイスシンクロ!……じゃなかった。

「なら力ずくで話してもらいましょうかね!」

そう言い俺は足に力を込めてチンピラ3人に一瞬で方をつけた。1人目はみぞおちに1発グーパンを、2人目は回転してから顔面に裏拳、3人目はジャンプしてからかかと落としを喰らわせた。実際にかかった時間なんと3秒1人1秒で倒しました。

「「「グッ!な、なんだこいつ化物かよ!?に、逃げろ!」」」

おぉ、またもやナイスシンクロ!と俺が思っているうちにチンピラ3人は逃げていった。
そこへ女の子が1人と思いきやよく見ると二人いた。気づかなかった。

「……あの、助けて頂いてありがとうございます。私は妹のミーシャと申します。」

「ありがとね。助かったわ。私は姉のルーシェよ。」

「いやいいよ別に。たまたま通り掛かっただけだから。気にしないで。」

「そう言ってくれると助かるわ。でもなにかお礼をさせて。」

「わ、私からもお礼させてください。」

「ならギルドまで案内してくれない?」

「「そんなことでいいの?(いいんですか?)」」

「うん、構わないよ。」

「なら行くわよ。」

とルーシェとミーシャに案内されたけどはっきりいって不要だった。だって路地抜けて左に曲がってすぐだったから。まぁいいけど。

「さぁ着いたわよ。ここがアルトリア国のギルドね。私達はちょっとここでやることがあるからまた後で会いましょ?」

「あ、あぁ。」

「じゃまた後で。」

「し、失礼します。」

そう言い、2人はギルドに入っていった。俺も直ぐにギルドに入り掲示板に向かって歩いて行った。

「えーと、なにかいいクエストないかなー?………お!あったあった。これなんていいな。ダークホーンウルフの群れの討伐(推定100匹越え)証拠は角報酬は金貨5枚銀貨20枚。よし受けるか。」

そう思い、紙を剥がして受け付けに持っていった。

「これ受けます。」

「あ、はーい。えーっとダークホーンウルフの群れの討伐ですね。頑張ってください。」

よし、これであとは討伐するだけだ。するとそこへ、

「あれ?何受けたの?…………は?あんたこれを1人で受けるつもり?」

「そうだけど?」

そうやって呆れて聞いてきたのはルーシェだった。すると今度はミーシャが、

「あ、あのダークホーンウルフは1匹だけでも中々の強さで群れになるとBランク冒険者パーティーで行かないとかなり手強いので1人は辞めるべきだと思います。」

「へぇーそうなんだ。忠告ありがとう。じゃあ行くわ。」

「ちょっとちょっと!あんた人の話聞いてた?危険よ!無謀よ!どうしても行くなら私たちも行くわ。」

いきなり変なことを言い出したルーシェ。隣では頷いているミーシャ。心配してくれている2人に出した俺の案は

「いや、大丈夫。俺強いから。じゃあどこかで会ったらその時はよろしくねー!」

そう言って俺はダッシュで走って逃げた。

「あっ!ちょっと!待ちなさいよー!」

「ま、待ってー!お姉ちゃん!」

そうやって俺はダークホーンウルフの群れがいる森へと来た。あいつらはまだおってきてはいないがすぐに来るだろう。その前になんとかしたい。

俺は想像之王を使いあることをする。それはスキルの統合である。では試す。

「なんて言えばいいのかなー?まぁ、最初だから適当に試すか。……スキルよ統合し給え。」

すると俺の体が光りすぐに納まった。ステータスを確認すると、

黒井悠斗

超人族

Lv1

HP  10000/10000
魔力    ∞  /  ∞
攻撃300
防御500
速さ400
知力 ?
  運   ?

称号
  異世界人  人間を超えた者  孤独者  愛と絶望と憎しみと喜びを知った者  演技マスター  最悪の運命にのまれし者

スキル
ストレージLvMAX   無詠唱  魔法適性(火、水、風、土、闇)

神究極ウルティメイトスキル
神闇之王ダークネス


という結果になった。…………はっきりいって統合しすぎた。やり過ぎた。

「まぁ、仕方ないか。どんな効果なんだ?神闇之王ダークネスは。」

神闇之王ダークネス・・・闇を自分の身に纏うことが出来る。自分の体の一部を武器化することが出来たり、部分変化出来たりもする。魔力を消費することで自分の考えたものが生える。ただし、消すことも可能。オリジナル魔法も使える。身体能力が大幅に上がる。

「なるほど。チートだ。俺は元からチートだったようだ。今更感が強いが。だがこれで戦えるな。では早速やるか。……武装ダークネス」

そう言うと俺の周りに黒い渦がまとわりつき、少しすると収まった。だが、俺の姿がだいぶ変わっていた。まず、髪がのびた。長髪のサラサラヘアーだ。次に目が片方が赤くなっている。額からは一本角が生えていて背中には翼が生えている。腕はこれは装備した感が強い少し長い爪がある腕だ。尻尾はない。これはなかなかだった。…………はっきり言おう。もうこれは化け物だよ。でもこれなら魔神のアイツだってやれそうだ。

「クックック!さぁ、ショーの始まりだ!かかってこいよ!オオカミくんたちよ!」

そこからは一言で言うと酷かった。ただのリンチであった。これは戦いとは言えなかった。髪の毛に魔力を流し硬質化させて刃の形をとり、相手に切り付ける。それが何百もあるから凄い。虐殺は1分もかからなかった。

「ふぅ、終わったか。でもこれはいいね。最高だ。でもやりすぎたかもねー。」

俺が満足しているとそこへ、

「ほら早くしなさいミーシャ!あいつが殺されちゃうわよ。早く助けなきゃ!」

「ま、待ってお姉ちゃん。は、早いよー!」

「頑張りなさい!もうすぐ着く頃だ…から……。」

「どうしたの?おねえ…ちゃ……ん」

「きゃぁぁぁぁ!何よあれ!見たことない魔物よ!?まさか魔神か魔人かしら!?」

「こ、怖いよお姉ちゃん。」

「安心なさい。私が守るから。……ねぇそこの魔人?さん私の言葉がわかるかしら?」

「うん?何か用?どうかした?」

(どうしたんだ?なんであいつら他人行儀なんだ?それに魔人ってなんで?……あぁそういうことか。ならこれはこれでいいかもな。)

「あなたは何者なの?魔人なの?」

「答える義務はないね。でも魔人では無いね。」

「ならこの辺りに男の人がいたはずよ。あなたは知っているのかしら?」

「あぁ知ってるよ。ついさっき帰って行ったよ。」

「そう。なら私たちも見逃してもらえるかしら?」

「別にいいよ。」

「そ、そうなの?いいの?じゃ、帰らせてもらうわ。」

そう言い、2人は帰って行った。

「フゥー、なんとかバレなかったか。さてと転移して帰ろうかな?あー、でもこの姿だとやばいか。なら部分変化を使って爪とか羽、角を消して髪や目はそのままでいいや。よし、帰るか。転移アルトリア国。」

ピシュン!

そう言って俺はきちんとダークホーンウルフの素材や証拠部位は忘れず回収して転移した。転移場所は路地裏だ。人目の付きにくい場所がいいしね。そうして俺は歩いてギルドに向かいギルドの扉を開けた。








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コメント

  • ノベルバユーザー323515

    最高です

    0
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