異世界ってShiawaseだなぁ
悩み
シャワーの音が聞こえる。
あぁ、またあいつか、、、
今シャワー室にいるのはこのアパートに住んでいる浅野茉由理だ。歳は俺より3つ上の24歳独身である。自作アニメを職業にしていて、いまいち収入が安定せず給料がほぼ仕送りでやっているので少しでも節約しようといつも俺の家のシャワーを使いにきている。顔立ちは整っていて胸も大きくスタイルも抜群にいいが、服装がいつもパジャマでだらしない。俺はドアを開けて中に入った。
「ふぁー、」
すると、ちょうどシャワーを浴び終えた茉由理がバスタオル一枚で出てきた。
「あら、おかえりなさい、シャワー借りてたわ」
「おかえりなさいって、、あんた俺の家の人じゃないだろ」
「そうね、、、ふぁー、それにしても昼にシャワーは一段と気持ちいいわ」
「そういえば、なんで今日はこんな早いんだ?」
「気分よ、気分。で、啓介は今までどこいってたの?」
「あ、あぁ、夏美ちゃんとちょっと買い物に行ってたんだ。昼ご飯と夜ご飯の買い物」
「へぇー、で、なに買ってきたの?」
「まぁ、いろいろ、かな。昼は簡単に済ませるためにできあいの物を買って夜はいつも通り自炊でカレー作ろっかなと思ってジャガイモと人参と玉ねぎと豚肉とそれから、、、」
「私そういえば啓介の手料理食べたことないかも、ねぇ、今日夜に食べに行ってもいい?」
茉由理が俺に近づいて腕に豊満な胸を押し当ててくる。いつも、バスタオルの姿は見てるんだけど正直照れるし目のやり場に困る。茉由理が俺の部屋のシャワーを使うようになったのは1年半前からだが、それでもやはり慣れない。
「わかった、、、、てかその前に服を着てくれ。シャワー浴びたばかりだし風邪引くぞ」
一応いつも平然を装っている。内心は少し乱れているが、
「はぁーい」
茉由理はパジャマを着始める。
「じゃーまた夜連絡よろしくね!」
「わかった」
着終えた茉由理は玄関に向かっていく。
そこで急に立ち止まった。
「ねぇ啓介、今日ちょっとおかしくない?」
「え、なにが?」
「なにかに悩んでる気がする。今日なにしてたか聞いた直後にちょっと動揺してたし」
「まじで?」
自分では気づかなかったんだけどやっぱり他人にはわかるのかなぁ。
「まじで。で、どうしたの?なにか夏美ちゃんに言われたんじゃないの?」
「あんたやっぱりすごいわ」
俺は感嘆の声をもらした。そして今日夏美ちゃんに告白された事をそのまま話した。
「そういうことか、でも啓介はやっぱり優しいねー。夏美ちゃんのためにそこまで考えてあげるなんて。」
「うん、俺結構考えちゃうタイプの人なんだと思う。でも、夏美ちゃんまだ小さいから冗談とかなりゆきとかで言ってるかもしれないし、もし本気だったら傷つけることになっちゃうかもしれないからどうしようかなって、、、、、、」
「なるほど。それを私に相談しようと」
「いや、あんたが問い詰めてきたんだろ」
俺は少しムカついた。
「まぁ、でも相談できる相手が茉由理だけしかいないから少し楽になったよ」
「はぅっ!」
そう言った途端、茉由理の顔が赤くなった。
きっとさっきバスタオル一枚で居たせいだろう。
「ありがとな。」
俺はそういって部屋の奥に戻っていく。
「もうっ!普段〝だけ〟とか言わないから余計考えちゃうじゃん!」
茉由理が言ったことは俺にはさっぱり聞こえなかったが、きっとあいつは俺の事をきちんと考えてくれているんだろう。
あぁ、またあいつか、、、
今シャワー室にいるのはこのアパートに住んでいる浅野茉由理だ。歳は俺より3つ上の24歳独身である。自作アニメを職業にしていて、いまいち収入が安定せず給料がほぼ仕送りでやっているので少しでも節約しようといつも俺の家のシャワーを使いにきている。顔立ちは整っていて胸も大きくスタイルも抜群にいいが、服装がいつもパジャマでだらしない。俺はドアを開けて中に入った。
「ふぁー、」
すると、ちょうどシャワーを浴び終えた茉由理がバスタオル一枚で出てきた。
「あら、おかえりなさい、シャワー借りてたわ」
「おかえりなさいって、、あんた俺の家の人じゃないだろ」
「そうね、、、ふぁー、それにしても昼にシャワーは一段と気持ちいいわ」
「そういえば、なんで今日はこんな早いんだ?」
「気分よ、気分。で、啓介は今までどこいってたの?」
「あ、あぁ、夏美ちゃんとちょっと買い物に行ってたんだ。昼ご飯と夜ご飯の買い物」
「へぇー、で、なに買ってきたの?」
「まぁ、いろいろ、かな。昼は簡単に済ませるためにできあいの物を買って夜はいつも通り自炊でカレー作ろっかなと思ってジャガイモと人参と玉ねぎと豚肉とそれから、、、」
「私そういえば啓介の手料理食べたことないかも、ねぇ、今日夜に食べに行ってもいい?」
茉由理が俺に近づいて腕に豊満な胸を押し当ててくる。いつも、バスタオルの姿は見てるんだけど正直照れるし目のやり場に困る。茉由理が俺の部屋のシャワーを使うようになったのは1年半前からだが、それでもやはり慣れない。
「わかった、、、、てかその前に服を着てくれ。シャワー浴びたばかりだし風邪引くぞ」
一応いつも平然を装っている。内心は少し乱れているが、
「はぁーい」
茉由理はパジャマを着始める。
「じゃーまた夜連絡よろしくね!」
「わかった」
着終えた茉由理は玄関に向かっていく。
そこで急に立ち止まった。
「ねぇ啓介、今日ちょっとおかしくない?」
「え、なにが?」
「なにかに悩んでる気がする。今日なにしてたか聞いた直後にちょっと動揺してたし」
「まじで?」
自分では気づかなかったんだけどやっぱり他人にはわかるのかなぁ。
「まじで。で、どうしたの?なにか夏美ちゃんに言われたんじゃないの?」
「あんたやっぱりすごいわ」
俺は感嘆の声をもらした。そして今日夏美ちゃんに告白された事をそのまま話した。
「そういうことか、でも啓介はやっぱり優しいねー。夏美ちゃんのためにそこまで考えてあげるなんて。」
「うん、俺結構考えちゃうタイプの人なんだと思う。でも、夏美ちゃんまだ小さいから冗談とかなりゆきとかで言ってるかもしれないし、もし本気だったら傷つけることになっちゃうかもしれないからどうしようかなって、、、、、、」
「なるほど。それを私に相談しようと」
「いや、あんたが問い詰めてきたんだろ」
俺は少しムカついた。
「まぁ、でも相談できる相手が茉由理だけしかいないから少し楽になったよ」
「はぅっ!」
そう言った途端、茉由理の顔が赤くなった。
きっとさっきバスタオル一枚で居たせいだろう。
「ありがとな。」
俺はそういって部屋の奥に戻っていく。
「もうっ!普段〝だけ〟とか言わないから余計考えちゃうじゃん!」
茉由理が言ったことは俺にはさっぱり聞こえなかったが、きっとあいつは俺の事をきちんと考えてくれているんだろう。
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