ボクの彼女は頭がおかしい。
耐久レース②
映画館で5本も観ることになってしまった。
気乗りしないけれども、耐久レーススタート。
一本目は僕が見たかった話題のアクション映画。
五月が興奮しすぎてポップコーンを僕の顔にぶちまけたこと以外はパーフェクトでした。
二本目。
お昼時ということでポテトやらホットドッグやらを食べながらの鑑賞。
僕は五月から手渡されたドッグフードをかじりながら鑑賞。
映画の内容は、あれ、小さい女の子が見るようなアニメのあれ。
ぷりっきゅあぷりっきゅあ。
意外と王道ストーリーが面白かったりそうじゃなかったり。
五月が近くに座っていた幼稚園児たちと妙な盛り上がりを見せていたのが一番印象に残っています。
三本目。
恋愛映画。邦画。
最近流行ってる、恋空とかそういう類のやつ。
暇すぎて寝た。
途中隣の五月にゆすり起こされて、いきなりキスされた。
こういう映画も悪くないなと思った。
四本目。
芸人がいっぱい出てくるコメディ映画だった。
五月と、先に笑ったほうが負けというゲームをしながらの鑑賞だった。
どちらも最後まで笑わなかった。
このときすでにお尻の体力は0。
五本目。
チケット買うときにチラッと見えたタイトル、映画が始まる前の予告の内容などからうすうす気付いてはいたんだけども、エロティックサスペンスでした。
もう夜も遅い時間帯だし、シアター内のお客さんは数えるほどしかいない。
重苦しい空気の中、映画が始まった。
さっきのコメディ映画では一切笑わなかった僕たちだけれど、こっちはもう爆笑爆笑大爆笑。
恥ずかしいのと疲れたのとで、頭の中はグッチャグチャ。
そんな狂人モードに突入している僕らに襲い掛かる、大画面いっぱいに映し出されるアァーンなシーン。
これが本当にR-15でいいのだろうか、R-18にしないとマズイのではないだろうか、なんていうお節介じみた心配をしたぐらいで、あとはもうひたすら笑い続けていた。
途中で何人かのおじさんたちがシアターから出て行った。
きっとうるさい客がいたからだと思う。
映画が終わり、辺りを見回すと客は僕たち以外に誰もいなかった。
帰りはタクシーで帰った。
まず彼女の家に寄り、彼女を降ろして、そして僕の家に帰る予定だった。
予定だった。
直前に見た映画のせいだろうけれど、結局僕は帰ることができなかった。
それもまた、よし。
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