モブ貴族は我が道を行く。

シュリ

モブ貴族、癌を治療する

翌日、アリシアはフラムの部屋を訪れていた。
アリシア「フラム!新しい回復魔法が出来たの!
     これで早く治せるかもしれないわ!」
フラム「本当!?是非ともかけて頂戴!」
アリシア「ええ。
     (詠唱中)生命神の息吹ゴッドブレス
パアアアアアア!フラムの身体を聖なる光が包んだ。
フラム「か、身体が楽になった気がするわ!治ったの!?」
アリシア「いいえ。まだよ。私の魔力でもこれが限界なの。
     だから、これから毎日かけていけば治るわ。」
フラム「分かったわ。ありがとう、アリシア。」
アリシア「いいのよ。親友の為だもの。」

その日の夜。
レオン「回復魔法は上手くいった?」
アリシア「ええ。後数ヵ月程かけ続ければ治る筈よ。」
レオン「そうか。ありがとう。」
そうして、アリシアを押し倒そうとするレオン。
しかし、アリシアはレオンを押し戻そうとしている。
アリシア「ごめんなさい。魔力を使いすぎて疲れてるの。
     だからフラムが治るまでは、体力が持たないわ。」
レオン「そんなっ!」
こうして、レオンは妹の治療のために禁欲を余儀なくされたのだった。

「モブ貴族は我が道を行く。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く