違法利用との接し方-「漫画村」騒動から得るべき事とは-

蒼風

5.ピンハネをぶっ飛ばせ-仲介業者はもう要らない-

随分と長くなってしまったが、もう少しである。あとちょっとだけお付き合いいただければこの上ない幸せである。


さあ、前項では何を語っただろうか。そう、「漫画を読むハードルが高い」のではないか。そういう事を語った。もっと酷い言い方をすれば「ぶっちゃけ高いと思ってるんじゃね?」という事だ。


その上で、一つ横道にそれよう。皆さんは「ポプテピピック」という作品をご存じだろうか?恐らくネット界隈にちょっとでも触れていれば、名前くらいはご存知の方も多いだろう。ちなみに数年前にオリックスバファローズに居た助っ人では無い。それは「ブライアン・ボグセビック」である。


で、この作品。2018年1月からアニメが放送されている。内容に関しては確認していないので分からない。ただ、漏れ聞く限りでは「覇権候補である」という事、そして「従来の広告代理店を介していない」という事。以上の二点が重要な気がするのだ。


余り長々語っても仕方が無いから結論から行こう。恐らく漫画に限った話ではないが、仲介業者が余りにも利益を取り過ぎているのではないだろうか?自分は専門家ではない。従ってどの様な経緯で作られ、どのような分配がされるのかは知らない。ただ、どうも、作家ではない、作品を形作る上で、余り重要ではない人間に金が入り過ぎている。その気配がしている。


ここで「ポプテピピック」、更には「場」の考え方に戻ろう。「ポプテピピック」は異常と言って良い盛り上がりを見せている。何故か。「場」の考え方を引用しよう。そう、「仲介業者が入ってゴミになった作品は糞くらえだ」。そんな潜在意識が爆発したのだ。ちなみにこの手の理解は恐らく「けものフレンズ」辺りでも応用できるだろうが、今はやらない。やりたい人が居たら、是非やってみてほしい。上手くいったら一報いただけると嬉しい。


勿論、間に入っている人間の主張もあるだろう。しかし、それらは全て棄却していいと自分は考えている。作家一人では作品を作って、売る。それが出来ないから、実際に宣伝して売ってという人間が存在する。その言い分はよくわかる。


しかし、もし「作品を届ける」のが仲介の使命なのだとしたら、彼ら/彼女らはその使命を全く放棄している事になる。だってそうだろう。例え優れていても、それを無料で利用されてしまう。その状況を改善していないのだから。


もし、間に入る彼ら/彼女らが多くの利益を得るのならば、無料サイトが存在しようが問題なく儲けが得られるシステムの構築を死ぬ気でやらなければならないはずなのだ。



【ざっくりポイント纏め】
・「ポプテピピック」は従来の仲介業者を介していない
・同作のヒットは「仲介業者に対する怒りの表れ」ではないか?
・仲介し、多くの利益を得るのならば、無料サイトをものともしない収益システムを構築する責任があるのではないか?

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