猫の私は同性愛者を好きになっちゃいました!?

あいす/Aisu

第4話







外に出てきたはいいものの、まずは周りの人からの視線がとても痛い。
少し大きめのニット帽を被って少しキツイがその中に耳を隠している。
尻尾はスカートの中に隠しているが、視線が痛い…さっき気付いたがニンゲンだった頃の耳はなくなっていた。それでも音は前の耳があった場所から聞こえている気がする。

「…やっと着いた…」

目の前には校舎がある。ちなみに偏差値65と意外と高い。
私は校舎の中に入る。周りの声が私の噂に聞こえて怖い…
教室に着いた。教室のドアを開けると一斉にこちらに視線が集中する。

「そ、そんなに見ないで…!」

私は顔を両手で隠しながら教室を飛び出す。
そして一目散に走って、辿り着いたのは体育館と校舎が繋がっている廊下。
そこは日陰でもあり涼しかった。季節は夏。蝉の声が聞こえる…だが、気分は晴れない。よく考えたら真夏にニット帽という服装もおかしい。通りで周り視線がこっちに来る訳だなぁ…と思ったりしてしまった。

「にゃあ…」

なんだか疲れた…眠い…むにゃぁ…



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