ColorS,

50年前に起きた人族と魔族による争いは10年の歳月を経てお互い牽制しあうだけで最終的に和解という結果で幕を閉じた。そして、現在もお互いそれなりに仲良く暮らしていた。
× × ×
「お、いたいた。おーいレイ！」
「おお、ラズ、お前もこの学園ここに入るのか。」
声をかけてきたのは少々長い付き合いになるこの俺(レイ)の数少ない友の一人である(ラザラス)だった。それなりに交友関係の広い青年である。
「まあな。じゃ、これからよろしくな我が友よ。」
「ハイハイ、よろしくな」
「そうだ、お前クラスは？」
「Aだ。」
「奇遇だな、俺もだよ。」
そりゃこのクラス内にいるんだからそうだろうよ。てか、この質問意味ある？
「そうか。これからよろしくな。主にパシリとか。」
「誰がするかっつーの。」
そう言うと彼は冗談混じりにこんなことを聞いてきた。
「ところでさ、どうよクラスの女子は？美人多くないっすか先輩。」
確かにクラスには人も魔人の美人が多い。
この学園ユニバーサリーは魔人や人が集まる所で各々の持つ異能力の向上など様々なことを教えてくれる。
さらに少なからず国からの支援金が出るため少し危険を伴うがかなり良い学園だ。
そのため人だけでなく魔人など様々な種類の人々が集まる。
「まあ、そうだな。」
「特に俺的には、赤髪ツインテさんとか、水色ショートヘアーさんとかかな～。」
「あぁ、わからんでもない。」
すると、不意に鐘がなった。
どうやらこれから始業式をするらしい。
ま、もちろん寝るがな。

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