これが我が一族の能力【鎌倉時代編】

葉月櫂斗

日常生活-7

「おーい水城!どうせ明日暇だろう?なら、特別にデートしてやってもいいぜ」



相変わらず、間違ったアプローチしてくる、ゆう。



「はぁー…しつこいなぁ、ゆうは。私、暇じゃないし無理だから」



そう断り帰って行く。
そして、月曜日。

「オッス!水城」
「あ、ゆうか。おはよう」
「はぁ眠ぃ~」
「まーた、夜更かししてたんじゃないの?」



ゆうはいつもきっちり睡眠をとるから睡眠不足はないはず。



「違うっ!他の女とヤッてなんか!」



ゆう!?
ゆうは男の子だけど、下ネタなんて言わないのに。
なんか変だな。




「ゆ、ゆうのバカ!変態!セクハラー!」



そして、昼休み。
私は愛美に聞いてみた。



「ねぇ、愛美?何か今日のゆういつもと違うと思わない?」
「うん。みんなは気づいてないけどね……」



やっぱり愛美も気づいてたんだ。
私と愛美とゆうは所謂幼なじみってやつ。
だから、ゆうが可笑しいのはすぐわかる。


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