カースオブダンジョン~あなたと私の心中旅行~
ボス戦のすすめ
「ギィィ……」
扉が軋む音が洞窟内に響いている。これから始まるのか、ボス戦が……
一体どんなやつが出てくるんだろう? 
「Tellさんは、このボスは倒したことがあるんですか?」
「前に1度だけ、」
そうか、だったら少しは安心できるかな。
「ここのボスはどんなやつなんだ?」
ボクっ娘が、Tellさんに質問した。
「まあ、動きさえ見切れば、どうってことないよ、攻撃に関しては、普通に攻撃してもいいけど、弱点への攻撃なら一撃で倒せる。でも、かなり難しいよ?」
へぇ、そういうタイプのボスなのか、どこが弱点なんだろう?
「ちなみに、こいつは光属性攻撃を多用してくる。」
「光属性? ならちょうどよかった、さっそくローブを装備しよう。」
ボクっ娘はそう言うと、大きな紫色のローブを取り出して羽織った。ただでさえ洞窟の暗さで見えない顔が、余計に見えなくなった。
「それは?」
「さっき見つけた宝箱で手に入れたんだ、『闇のローブ』というアイテムで、光属性攻撃を1度だけ無効化する。」
「へぇ、そんなアイテムもあるんですね、」
「じゃあ、みんな準備も出来たことだし、入るぞ?」
「ボス部屋は、洞窟と違って結構明るいんだな。」
ボクっ娘が呟いた。でも肝心なボスの居場所がわからない。
「ボスはどこにいるんですか?」
「上だよ」
「上?」
ゆっくりと上を見上げると、巨大なコウモリが羽根で顔を隠しながらぶら下がっていた。
「でかっ!?」
たまらずボクっ娘がリアクションする。
「こいつが、この部屋のボスなんだけど……」
コウモリはこちらに気づくと、ゆっくりと羽を広げ、こちらに向けて威嚇した。
「うわっ!? こいつ……!?」
「何あれ!?」
やつの顔を見ると、そこには顔などなかった。その外見のあまりのおぞましさに私たち二人は驚きを隠せなかった。
「ギエエェェーーー!!!」
『呪眼吸血生命体』
『アイバット : 出現』
顔に目しか無いコウモリ……私たちはこんな生物と戦わなくてはならないのか……
「バサッバサッバサッ……ドオオン!!」
アイバットは巨大な翼をはためかせ、こっちにおりてきた。降りた瞬間に地響きが発生する。
「来るぞっ!!」
「ビュウウン! ドゴーン!!」
「クッ……!!」
突然目からレーザーが放たれた、後ろの岸壁の1部が破壊された。
「あの目だ、あの巨大な目があいつを暴走させている。」
「じゃあ、あの目が弱点なのか?」
「そのはずだけどね、あいつはレーザー攻撃以外の時は、目を閉じているんだ。だから弱点を攻撃できない。」
Tellさんの言う通り、ボスは目を閉じたまま、飛行し始めた。
「ギェッ!! 」
「ビュウウン」
ボスが翼で風を起こし、目の前に竜巻が発生した。
「KUMIさん避けて!!」
Tellさんの声が聞こえたのに合わせて、竜巻を間一髪で躱した。
「危なかった……」
「なるほど、コウモリだから目がなくても超音波で敵を補足できるのか。」
「ギェッ!!」
今度はTellさんにターゲットが変わった。同じように竜巻を発生させる。
「くらえっ!!」
Tellさんはわざと竜巻を躱さず、その風の勢いに乗って、空高く舞い上がった。ボスよりも上の位置から、Tellさんは、攻撃した。
「スラッシュダイブ!!」
「ジャキィン!」
「グエエ!!?」
あれは! あの時私を助けてくれた時に使ったスキルだ!
上からの攻撃に耐えきれなくなったのか、ボスはそのまま地面へと落ちていった。
「ドスンッ!!」
「今だっ!かかれっ!!」
「えっ!?……え、えっと、ダッシュアタック!!」
「ザシュッ」
「ギアァァ!!」
「せいっ!!」
「ズシャッ!」
「グエァ!!」
私たちの攻撃が終わると、ボスは再び空へ戻る、
「ギエエェェーーー!!!」
ボスは再びレーザー攻撃をした、
「まずいぞ! 全体攻撃だ!!」
レーザーは、照射され続け、地面を少しずつ焼き焦がしていく、猛スピードでこちらに向かってくる!?
「うわっ!?」
間一髪避けたが、今度は後ろにいたボクっ娘にレーザーが迫っている。
「うわっ!!!」
レーザーでローブが焼け焦げ、隠されていた素顔が見れるようになった。
「やっぱり……お前だったのか、……RAY」
「ハハ、気づいてたのか、Tell」
RAYと呼ばれた人は、なぜか、Tellさんの名前を知っていた。あれ? ということは2人はお知り合い?
「ボクのことなんて、とっくの昔に忘れられてたと思ってた。」
「いや、お前のその女みたいな声を忘れろって言う方が難しいぞ?」
え? 「女みたいな声」? ってことは、この人女の人じゃなかったの!?
「え? え? なんか話についていけないんですけど……?」
「説明はあと、今は目の前の敵に集中しな?」
扉が軋む音が洞窟内に響いている。これから始まるのか、ボス戦が……
一体どんなやつが出てくるんだろう? 
「Tellさんは、このボスは倒したことがあるんですか?」
「前に1度だけ、」
そうか、だったら少しは安心できるかな。
「ここのボスはどんなやつなんだ?」
ボクっ娘が、Tellさんに質問した。
「まあ、動きさえ見切れば、どうってことないよ、攻撃に関しては、普通に攻撃してもいいけど、弱点への攻撃なら一撃で倒せる。でも、かなり難しいよ?」
へぇ、そういうタイプのボスなのか、どこが弱点なんだろう?
「ちなみに、こいつは光属性攻撃を多用してくる。」
「光属性? ならちょうどよかった、さっそくローブを装備しよう。」
ボクっ娘はそう言うと、大きな紫色のローブを取り出して羽織った。ただでさえ洞窟の暗さで見えない顔が、余計に見えなくなった。
「それは?」
「さっき見つけた宝箱で手に入れたんだ、『闇のローブ』というアイテムで、光属性攻撃を1度だけ無効化する。」
「へぇ、そんなアイテムもあるんですね、」
「じゃあ、みんな準備も出来たことだし、入るぞ?」
「ボス部屋は、洞窟と違って結構明るいんだな。」
ボクっ娘が呟いた。でも肝心なボスの居場所がわからない。
「ボスはどこにいるんですか?」
「上だよ」
「上?」
ゆっくりと上を見上げると、巨大なコウモリが羽根で顔を隠しながらぶら下がっていた。
「でかっ!?」
たまらずボクっ娘がリアクションする。
「こいつが、この部屋のボスなんだけど……」
コウモリはこちらに気づくと、ゆっくりと羽を広げ、こちらに向けて威嚇した。
「うわっ!? こいつ……!?」
「何あれ!?」
やつの顔を見ると、そこには顔などなかった。その外見のあまりのおぞましさに私たち二人は驚きを隠せなかった。
「ギエエェェーーー!!!」
『呪眼吸血生命体』
『アイバット : 出現』
顔に目しか無いコウモリ……私たちはこんな生物と戦わなくてはならないのか……
「バサッバサッバサッ……ドオオン!!」
アイバットは巨大な翼をはためかせ、こっちにおりてきた。降りた瞬間に地響きが発生する。
「来るぞっ!!」
「ビュウウン! ドゴーン!!」
「クッ……!!」
突然目からレーザーが放たれた、後ろの岸壁の1部が破壊された。
「あの目だ、あの巨大な目があいつを暴走させている。」
「じゃあ、あの目が弱点なのか?」
「そのはずだけどね、あいつはレーザー攻撃以外の時は、目を閉じているんだ。だから弱点を攻撃できない。」
Tellさんの言う通り、ボスは目を閉じたまま、飛行し始めた。
「ギェッ!! 」
「ビュウウン」
ボスが翼で風を起こし、目の前に竜巻が発生した。
「KUMIさん避けて!!」
Tellさんの声が聞こえたのに合わせて、竜巻を間一髪で躱した。
「危なかった……」
「なるほど、コウモリだから目がなくても超音波で敵を補足できるのか。」
「ギェッ!!」
今度はTellさんにターゲットが変わった。同じように竜巻を発生させる。
「くらえっ!!」
Tellさんはわざと竜巻を躱さず、その風の勢いに乗って、空高く舞い上がった。ボスよりも上の位置から、Tellさんは、攻撃した。
「スラッシュダイブ!!」
「ジャキィン!」
「グエエ!!?」
あれは! あの時私を助けてくれた時に使ったスキルだ!
上からの攻撃に耐えきれなくなったのか、ボスはそのまま地面へと落ちていった。
「ドスンッ!!」
「今だっ!かかれっ!!」
「えっ!?……え、えっと、ダッシュアタック!!」
「ザシュッ」
「ギアァァ!!」
「せいっ!!」
「ズシャッ!」
「グエァ!!」
私たちの攻撃が終わると、ボスは再び空へ戻る、
「ギエエェェーーー!!!」
ボスは再びレーザー攻撃をした、
「まずいぞ! 全体攻撃だ!!」
レーザーは、照射され続け、地面を少しずつ焼き焦がしていく、猛スピードでこちらに向かってくる!?
「うわっ!?」
間一髪避けたが、今度は後ろにいたボクっ娘にレーザーが迫っている。
「うわっ!!!」
レーザーでローブが焼け焦げ、隠されていた素顔が見れるようになった。
「やっぱり……お前だったのか、……RAY」
「ハハ、気づいてたのか、Tell」
RAYと呼ばれた人は、なぜか、Tellさんの名前を知っていた。あれ? ということは2人はお知り合い?
「ボクのことなんて、とっくの昔に忘れられてたと思ってた。」
「いや、お前のその女みたいな声を忘れろって言う方が難しいぞ?」
え? 「女みたいな声」? ってことは、この人女の人じゃなかったの!?
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