婚約破棄から1年後・・・・・・
兄がやって来た
「ありがとうございました。」
午前中の営業を終えて、私は扉に『休憩中』の札をかけた。
「今日のランチはサンドイッチにしようかな~。それとも外食にしようかな~。」
何を食べようか考えていると扉が開いた。
「すいません、今休憩中なんで1時間後に来てもらえま・・・・・・。」
入って来た男性を見て固まった。
「エミーナ・・・・・・。」
「お、お兄様・・・・・・。いえ『ミゲル』様・・・・・・。」
そこに現れたのは私の兄の『ミゲル・レオハルト』。
王太子の取り巻きであり私を王太子とし一緒に糾弾した。
「もう俺の事を兄とは思っていないんだな・・・・・・。当たり前だな、妹の言い分なんか聞かずに一方的に糾弾してしまったのだからな・・・・・・。」
「いや、あの、私は勘当された身ですから、て言うかなんで私が此処にいるのがわかったんですか?」
「友人の妹がこのお店で買ったハンカチを持っていたのを見たんだよ。一目見た時にエミーナが作った物だとわかったよ。」
そうでした、私は良く作った物を兄に見せていたんだった。
「エミーナが生きている、とわかった瞬間、俺は泣きそうになったよ・・・・・・。」
「あの、私を実家から追い出したのはミゲル様がレオハルト公爵様に言いつけたからですよね?」
「それはその・・・・・・、すまなかった!!」
いきなり兄は土下座をした。
「ちょ、ミゲル様! て言うかお兄様、頭をあげてくださいっ!!」
「俺はあの時浮かれていてエミーナの心情など考えずに軽はずみな行動をとってしまいエミーナの人生を台無しにしてしまった!!」
「反省してるのはわかりましたからっ! とにかく落ち着いてくださいっ!」
あれ? お兄様てこんな性格だったかしら?
私の中のイメージだと冷たくて近寄りがたい感じだったんだけど・・・・・・。
この1年で何があったの?
午前中の営業を終えて、私は扉に『休憩中』の札をかけた。
「今日のランチはサンドイッチにしようかな~。それとも外食にしようかな~。」
何を食べようか考えていると扉が開いた。
「すいません、今休憩中なんで1時間後に来てもらえま・・・・・・。」
入って来た男性を見て固まった。
「エミーナ・・・・・・。」
「お、お兄様・・・・・・。いえ『ミゲル』様・・・・・・。」
そこに現れたのは私の兄の『ミゲル・レオハルト』。
王太子の取り巻きであり私を王太子とし一緒に糾弾した。
「もう俺の事を兄とは思っていないんだな・・・・・・。当たり前だな、妹の言い分なんか聞かずに一方的に糾弾してしまったのだからな・・・・・・。」
「いや、あの、私は勘当された身ですから、て言うかなんで私が此処にいるのがわかったんですか?」
「友人の妹がこのお店で買ったハンカチを持っていたのを見たんだよ。一目見た時にエミーナが作った物だとわかったよ。」
そうでした、私は良く作った物を兄に見せていたんだった。
「エミーナが生きている、とわかった瞬間、俺は泣きそうになったよ・・・・・・。」
「あの、私を実家から追い出したのはミゲル様がレオハルト公爵様に言いつけたからですよね?」
「それはその・・・・・・、すまなかった!!」
いきなり兄は土下座をした。
「ちょ、ミゲル様! て言うかお兄様、頭をあげてくださいっ!!」
「俺はあの時浮かれていてエミーナの心情など考えずに軽はずみな行動をとってしまいエミーナの人生を台無しにしてしまった!!」
「反省してるのはわかりましたからっ! とにかく落ち着いてくださいっ!」
あれ? お兄様てこんな性格だったかしら?
私の中のイメージだと冷たくて近寄りがたい感じだったんだけど・・・・・・。
この1年で何があったの?
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