天使の力を授かった僕は、勇者よりも強いんですが…

かふ

8話 港町 ウェーブゲート

森を抜け、僕らはやっと港町に
ついた、ウェーブゲート、波の扉と言う意味らしい…何故そう呼ばれているかは知らない

「ふぅ、やっと着いたよ」
疲れが溜まっていたのでこのまま眠りそうな勢いだった

「うん、じゃあ宿を探してくるわ」
なんと有難い事だろう、本当は自分で行くつもりだったがここはメルに任せる事にした

「ありがとう、けどここは初めて来る町だからトラブルに巻き込まれないようにね」

宿をとって来てくれるのは有難いが、メル1人では心配だけど、多分大丈夫だろう


「はーい」

元気の良い返事で彼女は駆け出して行った



「さて、じゃあ僕は適当にブラブラするかな」

今すぐにでも眠りたかったが流石に道のど真ん中で寝る訳には行かないので歩く事にした



しばらく歩いていると、こんな話し声が聞こえてきた

「最近、また動き出したらしいぞアレが」

「本当なのか?!もし本当なら
大変な事になるぞ」

「あぁ、今は東の森付近にいるらしい、」

「こちらに来るのも時間の問題か…ヤツがきたら全て焼かれてしまう…あぁ、」

「けど、討伐隊が来るんじゃ無いか?」


「討伐隊で勝てる相手なのか?アレに近づくだけで焼き殺されるぞ」


「討伐隊が全て剣士な訳ないだろう?魔法機動隊も来るはずだ、遠距離からなら流石に食い止める事が出来るだろう」


「それはどうかな…攻撃すら通らないと思う、あの炎さえ無ければ…」


「…(そんなにヤバいのが近づいて来ているのか)」

すると…


「あー、こんな所にいたのね、
宿をとっといたから行きましょ」

もうちょっと話を聞きたかったが

「ありがとうメル、じゃあ行こうか」

彼女を待たしては行けないと思い
話していた2人を後にして僕らは宿へ向かった



宿に着いた頃眠気がピークだった僕は

「僕はもう疲れて眠いからもう寝るよ、おやすみ」

こう言って寝室へ向かった

「えらい、早いのね、まぁ、相当疲れてたんでしょうね」

ニコリと微笑んだ

「そういえば、この町の名前ウェーブゲートって由来はあるのかしら…」
この町に来てからずっとその事が頭から離れなかった、ラルトに聞こうと思ったのだが、相当疲れた様子だったので聞かない事にした

宿内をしばらく探索していると
ある1枚のポスターに目がいった

そこには港町ウェーブゲートの紹介見たいな内容が書いてあった……

             港町ウェーブゲート

ここは貿易が盛んな事で有名、町には沢山の屋台や店があって観光客向けのスポットやレジャーが沢山

由来…

昔、厄災魔ゼノンに侵された大陸竜がこちらへ襲ってきた、こんな巨大な竜に敵うはずなかった…しかし我々は討伐隊、魔法機動隊を用いて戦った、しかし無駄な足掻きであった、誰もが諦めかけたその時、海が急に荒れ始め物凄い高さの波が立ち、瞬く間に竜を飲み込んでしまった。それを見た人々は神が死海への扉を創りそこへ竜を入れたんだと思い込んだ、そこからこの名前が、
生まれた



「へぇ、こんな事があったのね
1つ勉強になったわ、朝起きたらラルトに教えてあげないと、」

そう言って自分の部屋へ戻り
瞬く間に眠った

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