天使の力を授かった僕は、勇者よりも強いんですが…

かふ

0話 始まりは突然に

そう、僕の名前はラルト、ひ弱で臆病だしかもなんの力も持っていない
あの出来事が起こるまでは…




この世界で殆どの人が「聖(エネ)」と呼ばれる力を持っている。この力は所謂白魔法、黒魔法になると「蝕(エクリプス)と呼ばれる




静けさが漂う夜が終わり太陽が昇り始めていた

「はぁー…ん?朝か」
台所へ行き1人、朝食の準備に取り掛かる

その時
バサッバサッ…ドサッ
羽ばたくような音と落ちたような音が扉の前で聞こえた

「?」
なんだ?!

急いで扉の前へ向かう…
ガチャガチャ
扉を開けた…すると傷だらけの女性がふらつきながら立っていた
「大丈夫ですか⁈」
急いで抱え込む
「少年よ…我が力受け取ってくれぬか…」

「え?いきなりな、なんですか?受け取れと言われても」
突然のことに困惑が隠せない

「我が名は天使キラエル、我が命はもう短い だから頼むこの力受け取ってくれぬか」そう彼女は必死そうに言う

「じゃ、じゃあ…」
訳もわからず情けない返事をした

「いい返事だ…我が一生に悔いなし…」そう言うと光のように消えてしまった

ラルトの全身を光が包む

「え?また、返事…」

頭の中から声が聞こえる
「この力好きに使え…しかし
正義の心を忘れるな…悪に呑まれた瞬間その力は「聖」から「蝕」に変わる…」

「と言うことは…」
手を扉の方へ向け意識を集中させる

キュイーン
光の筋が現れ扉を跡形もなく吹き飛ばした

「本当に…力を…僕が?へ?
え?」
まだ自覚はない

「もしこれが夢じゃなければ…
やったぁぁぁぁぁあ」

それから少年はこの力を使いこなしたい、と言う思いから冒険へ出かけた





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