魔導技巧士の生産活動

ttmon

ゲームの中で寝ても寝た気がしないよ

・・・・寝た気がしない。疲れとかはないが、さっきベッドに入って眼を閉じたのにもう朝だ。
どういう仕組みでおこなえているのか不思議だな。

「ルナ起きてる?」
「シズクさん、おはようございます」
「朝食が終わったら片付けて出発するってネコ美さんが言ってたからね」
「わかりました。わざわざありがとうございます」
「じゃ、また後でね」

シズクさんがやって来てネコ美さんからの伝言を伝え終えると自分達のテントの方へ戻っていった。
朝食は既に終えているので装備を着けて外へと出るとテントに触れ魔力を流してコンパクトサイズにする。

「便利そうだな。ほんと」
「ガルドさん、おはようございます。そうですか?魔力を消費するので他の人にはデメリットの方が大きいと思いますよ」
「どういう仕組みかわからんが魔力電池式にすりゃぁ、デメリットは無くなるだろ。まぁ、そもそも魔力電池なんてあるか分からんが」
「・・・・・そうか、魔灯石の仕組みを応用したら作れるかも、うん、そうしたら使い勝手がいいよね」

小さくしたテントをバックの横のポケットにしまい、片付けをしているガルド達の元へと行くと、ガルドが私の片付けかたを見ていたのか羨ましいそうに吐いた言葉に対してデメリットが有ることを伝えるといいアイデアを貰えたので試せるなら試してみようかと思う。

「作れるのかよ」
「作れそうなだけです。ドリュ豚さん」
「それでも思い付けるとか凄いと思うが」
「ん~、そうですかね?」

ドリュ豚さんの突っ込みに否定するとガルドが感心しながら、褒めてくる。皆とだいぶ感覚がずれてるのかな俺って。

「ねぇ、魔灯石って何?」
「あぁ、電球の魔石版です。昨日私のテントに入ったとき、天井にあったあれですよ。シズクさん」
「あれかぁ、気にしてなかったけど、光魔法のライトと同じぐらいに明るかったね。あれって使い捨てなの?」
「いえ、壊れない限りはゲーム内の時間で一年はもつとレシピの載っていた本には書かれてましたよ。ずっと使用しての話ですが、後充電に大量の魔力が必要になりますが」
「へぇ、あ、もう他のパーティーがネコ美さんの所に集まってるね。急がないと」

どうやら自分達のグループが最後の用で急いで向かうことにした。

「急がなくて大丈夫でしたよ。他のグループも先程来たので」
「そうだったか」
「はい、全員集まったので早いですが出発しますね」
「ちょっと待ってくれ」
「どうしましたか?パーティー<猟犬>のオルトさん」
「いやな、不公平に思ってよ。昨日から見てたが、そっちの嬢ちゃんの持ってるもん。俺達にも使えるように売ってもらわんと」
「そういう事は言わない約束だったと思いますが、個人が持ってるもんを要求するのは本人が私に売らない限り今回のクエストでは皆さんには、売れないから脅迫とか強要はしないと違いますか?」
「うっ、そうだが、準備にも時間がかるんだぞ。それに生産職が今回同行してるのは俺達が行動しやすいようにするためだろ」

はぁ、やっぱりやり過ぎちゃった感じだなぁ。
でも、あの人勘違いし過ぎでしょ。

「それは、違います。あなた方のサポートではなく今回の調査にて何があるかわからないから臨機応変に対応出来るよう参加してもらったんです。ルナさんに関しては既にポーションを卸してもらい貢献してもらってます」
「なら、抜けさせてもらうな」

オルトが薄気味悪い笑みを見せ、<猟犬>のメンバーも笑ってるいや、ニアついてるな。
ちょっと鑑定してみよう。

名前:オルト
Lv.40
ステータス▽
HP    :2000
MP   :900
STR  : 230
VIT   : 200
INT   : 100
RES  : 150
AGI   : 100
DEX  : 50
LUK  : 10
スキル▽
【剣術】Lv.25【身体強化】Lv.40
【見切り】Lv.15

名前:狼神
Lv.39
ステータス▽
HP    :2100
MP   :1000
STR  : 150
VIT   : 230
INT   : 100
RES  : 150
AGI   : 300
DEX  : 100
LUK  : 10
スキル▽
【拳術】Lv.30【身体強化】Lv.35
【武術】Lv.10

名前:ジン
Lv.35
ステータス▽
HP    :1500
MP   :1200
STR  : 120
VIT   : 250
INT   : 100
RES  : 150
AGI   : 100
DEX  : 300
LUK  : 10
スキル▽
【弓術】Lv.21【身体強化】Lv.10
【狙撃】Lv.18

「えっ」
「どうした?ルナ」

レベル高いのにステータスが弱いことで驚き、洩らした言葉にガルドが反応した。
気まずいけど言っていいか。

「えっと、<猟犬>の人達が私より弱かったのでつい驚きました。戦闘職なのになんで生産職の私より低いんですか?」
「「「なっ!?」」」
「ルナさん、それは言い過ぎでは・・・・どうやって分かったんですか?」
「いや、文句しかいわないからちょっと鑑定系で見てみました。平均が300いってないとかちょっとびっくりです。さすがに体力は負けてますが」

あれ、皆固まってる。また、やっちゃった?

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