魔導技巧士の生産活動

ttmon

実践、検証です

「・・・少し恥ずかしいけどしかたないか」

鞄とマントが思っていたものより可愛い見た目だったこともあり、恥ずかしく思うが性能が良いので諦めることにする。
何事にも犠牲はつきものだと思うしかない。

「あとは、これを使用してと・・・・」

アイテムボックスから本を取り出し使用する。

《【操魔】を獲得しました》

ポンッという音の後にシステムメッセージが流れた。
聞いたりしたことのないスキルを取得したようなので、さっそく確認してみるか。

【操魔】Lv.1
   魔力等に関連する動作に補正が掛かる。
レベルが上がるごとに精度等が上昇。

よくわからないモノを手にいれた。
魔力等に関連する動作って何を指しているのかわからないな・・・・・詳しいことは後で良いか。
それよりも思っていた以上にやり過ぎてるようだからバレちゃ駄目だなこれは・・・・。
色々と疲れる出来事があったが、俺はようやく森林公園から出て、冒険者ギルドへと向かう。

ギルドに向かう理由としては、ギルドで発行されるカードが身分証明書になり、身分証明がこのゲームではなにかと必要になるからだ。
ちなみに掲示板等にかかれていた。

街中を歩きつつ周りをみるが、発売日当日なのに人が思っていたより少ない。
平日だから仕事や学校のある人がほとんどなのだろう。
街中は落ち着いた雰囲気であった。

ようやく目的地に着き扉を押して中へと入る。俺が入って来たのを何人かのプレイヤーらしき冒険者が見て、すぐに視線を反らしたが、未だに視線を向ける奴もいて恥ずかしくなり、空いている受付の場所を探し早足で向かった。

「ようこそ、冒険者ギルドへ。
     お嬢ちゃんは、何か依頼をしに来たのかな?」
「いや、冒険者登録に来た」
「失礼しました。登録希望者でしたか。
    では、こちらのカードに魔力を送って下さい。」

背が低いことが原因で勘違いはされたが、ここに来た目的を話すとすぐに対応してくれた。

「ギルドとカードについて説明はいりますか?」
「大丈夫です」

自前に掲示板で確認していたため、登録だけ行うことにした。手続きが終わり、カードを差し出されたので受け取ってその場を離れる。

掲示板によるとギルドカードは、身分証明書になるだけで他の用途ではあまり使われない。そのため、光の粒子となって、ステータスの一部となる。
また、ステータス画面から再表示できるから焦りはしないが、どういう仕組みだこれ?

まぁいっか、気にしないことにしてギルドの隅にあるクエストボードへ行く。
たくさんの紙が貼られおり、難易度毎に分けられていた。
自分にできそうな依頼がないか確認しているとピッタリのものがあった。

      ノー・ラビットの討伐
          街を出た草原にいるウサギのモンスターの
       10体討伐

ノー・ラビットは、とても弱いモンスターで、初めての相手にはもってこいの相手だったはずだ。

依頼書を取ると受付に持っていき受理してもらい、さっそく草原にいくためにギルドを出て、西門方面へと向かう。

正直、ドロップ数やクリティカル率、レア確率に影響のあるLUKと弓や銃等の放射系の武器の威力や命中率に影響のあるDEXが高いので、試してみたいと思う。

西門に到着した俺は、門番にギルドカードを見せて街を出るとちらほらと戦っている冒険者が見えた。

「人が居ない場所に行くか」

辺りを見渡しつつ、他の冒険者が居ない場所へと歩いていたら、森の境目まで来てしまった。

レベルや防御力的に森はまだ早いのだが、森の中にもウサギはおり、今のところ誰も入っていないようで狩り場としては申し分ないと感じたため進むことにした。
《採集》も役立つだろうしな。

ここまで歩いてる途中でも何か採れる物はないかと探していたら、その辺に落ちている石ころも採ることが出来た。
また、鑑定をしていないと?マークが名前の横に付き実際には何のアイテムかわからなくなっているようだ。
街へ戻ったら鑑定しようと思う。

少しして、討伐対象のノー・ラビットを発見したため、アニマルハートを腰のガンホルダーから引き抜き、弾丸の代わりに魔力を込めて射つ。

     パンッ───

「キュッ!、キュ~」

発射時の破裂音にノー・ラビットは反応するも動けずにそのまま魔力弾に当たり光の粒子となって消滅した。

たしか初期の銃なら2-4発当ててようやく倒せるノー・ラビットが一撃で昇天した。
確実にオーバーキルだな。
獲得アイテムはどうだ?

予想通りの威力の確認が終わり、アイテムボックスを開く。

獲得アイテム
    ノー・ラビットの毛皮 品質 5
    ノー・ラビットのお肉 品質 5
    幸運の兎の尻尾 品質 7

一撃で仕留めれたのが良かったのか品質のよい素材が手に入った。
品質は10段階で評価されるのだが、現実と同じで傷付くと品質が下がり、レベル1の冒険者なら普通、品質が1とか2になるところが5だ。
そして、LUKもお仕事をしてくれた。
レアアイテムであろう兎の尻尾をドロップしていたのだ。

これは採集と兎狩りをひたすらやって稼いでみるか討伐数もまだ足りてないことだしな。

──────2時間ほどたったあたりで俺は、ぷよグミを食べながら休憩をしていた。
採集と狩りのおかげでレベルもいくらか上がり、討伐数も超えたし、素材も集まったので街に戻ろうかと考えている。

成果としては

キャラクターLv.1 → 15

本日の獲得アイテム
    ノー・ラビットの毛皮 品質 5 ×30
    ノー・ラビットのお肉 品質 5 ×30 
    幸運の兎の尻尾  品質 7 ×15
    駆ける兔脚 品質 9 ×5
    魔石(小) 品質 10 ×10
    薬草?  ×200
    キノコ? ×20
    石ころ?  ×170
    枝? ×40
    丸太?  ×5

レアアイテムも含めて取りすぎたようなきもするが、問題ないだろう。
なぜ、丸太も入手している?と思うかもしれないが、これはウサギに被弾しそのまま貫通した弾が当たり折れた木で採取できるかなと試したら回収出来てしまったのだ。
帰り道を危なげなく歩きながら街へと戻る。
着いたらまずは、クエスト報告とアイテムの鑑定しないといけないな。

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