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異世界召喚は幼馴染みと!?

azuman@レムりん狂信者

堕天使ルシファー

その殺気の矛先がガヴェルだと気付いた瞬間には、もう遅かった。
ガヴェルは後方に吹き飛ばされていた。
「くっ、エイン!ガヴェルさんを頼む!」
「でも!トウヤが!」
気にするなとでも言うようにトウヤは笑って見せた、そしてエインは地を蹴りガヴェルのもとへ走った。
「行かせるとおもうか?暗黒の双竜弾」
さっきよりも巨大な球がエインに向かって発射される。
「させるか!獅子 の 極炎咆哮(レグルス・フレイム)!!」
トウヤと敵の、間でものすごい爆発がおきた。



トウヤは違和感を覚えていた、殺気はあるものの、殺しにこないから。
なぜ、あのクレーター規模の攻撃をしてこないのか、それを確認するべくトウヤがとった行動は。
「ユニークスキル発動!万物無限創造(インフィニティ・クリエイト)、こい!我が呼応に反応し、我が手中に顕現せよ!聖剣リュードルグ!」
トウヤの手の中には龍の鱗を模した1本の長剣が現れた。その瞬間、敵の魔力が、少しだがブレた。
その隙を突くため飛び出した。
だが、まだ甘かった、敵の正確な力量もわからないのに突っ込むべきではなかった。というのもいきなり姿が消えてエインとトウヤの中間地点に現れたのだ。
(チッ、とりあえず、拘束する!)
「混合魔法、雷竜  の  鎖(チェインズ・ボルト)!」
すると5本の雷でできた鎖が目には終えないスピードで敵に迫る。
 


それに気付いた瞬間、もう右足を、拘束されてしまっていた、動揺して動きが鈍ったその瞬間、左腕、右腕、左足、そして胴に鎖が巻き付いた。
「チッ、強制 魔法 解除(マジックキャスト・ゼロ)」
だがなにも起きなかった。
強制魔法解除はどんな魔法でも自分の体に触れていたら解除できる魔法なのだ。
「なぜだ!なぜ消えない!」
「それはな、混合魔法とは言っても雷魔法と聖剣のスキルを使ったんだよ。」
敵の動きを確実にとらえるために瞬時に思いついた策だったが成功に終わったようだ。



「おい、話をしよう。」
だが敵の女は殺気を振り撒いている。
そしてトウヤは有無を言わせる前に女からローブのフードをおろした。
そこにはガラス細工のように綺麗な目と、ほどよくプリっとした唇と、きれいに整った鼻、そして何より、周りは暗闇のはずなのに、光って見えるような錯覚を覚える絹のような金髪。
トウヤは驚いた、魔王軍だと思ったが、内側に天界の紋章があったのだ。
「なぁ、名前教えてくれよ。な?」
「はぁ、わかった、そのかわりこれを解いてくれ。」
その女性は渋々と言う感じでOKしてくれた。



「我の名前はルシファーだ。」
(ルシファー!?それってあの堕天使の!?)
その事に驚いてる暇じゃない事を思い出したトウヤは叫んだ。
「エイン!ガヴェルさんは無事か!?」
「大丈夫だよー!!」
ほっと胸を撫で下ろし一安心したところで意識をルシファーに戻す。ルシファーは堕天使として知られているが、今は堕天しているのだろうか。
「なぁルシファー天使って契約できんのか?」
「できなくはないぞ。」
そーなのか、と思いつつ、リスクについても考える。



きっとエインなど精霊たちよりも格段に魔力も違うはず。
そして堕天していた場合できるのか。
まずルシファーが、ついてきてくれるのか。ついてきてくれれば、魔王軍とやらも今よりは格段に楽に攻略できるだろう。
「なぁ、ルシファー?堕天していてもできるのか?」
「それはむずかしいだろうな。我々はよくても召喚主は大きな影響を受けるだろう。」
「そうか、、、、ルシファー翼を見せてくれ。」
「あ、あぁまぁ、我はお前に一度負けたからな。」
そしてルシファーは翼を広げて見せてくれた。付け根から黒くなってきている。半分に達しそうだ。




「まだ完璧に堕天しきってないな。ルシファー!俺についてこい、そうすればお前をお前の使命から救ってやる。」
「おい、お前そんなこと言ってもいいのか?その言葉は天界を敵に回すようなもんだぞ?」
その言葉に心の片隅でトウヤも少しビビってしまった。
だが、そんなこと関係ないとトウヤは心の底から思っていた。それ故にトウヤはルシファーの目をまっすぐみて、
「ルシファー、改めて言う、俺と来い。」
するとルシファーは一瞬目を見張る、だがそれも本当に一瞬だ。
ふっ、と笑うと
「面白い、我を満足させてみよ。お前を信じてやろう。」
「ありがとう。ルシファー。」




そして、ガヴェルを背負ってトウヤは王城へ帰ってきてた。
「おぉ~トウヤ君無事だったか!ガヴェル!!おい、ガヴェル、だい」
「大丈夫ですよ、こいつの攻撃で吹っ飛ばされましたけど、エインがポーションを使ってくれましまから。」
そこにいた全員がやっとトウヤの後ろにいるローブの女性に気がついた。
全員が緊張を帯びた顔つきになる。
ガヴェルに、深手を負わせたんだ無理もない。
「ルシファー、殺気をしまえ。」
すんなりと受け入れたルシファーがトウヤの横に出るとジルベルの前まで歩いていく。



「っ!?おい貴様!何をする気だ!」
するとルシファーはそう叫んだ一人の兵に殺気を込めた目を向ける。
それだけで一般の兵は倒れこむ。
そしてルシファーは片膝をつき、
「お会いできて光栄です、私は天使ルシファー、今はトウヤのパートナーですわ。」




するとそれを聞いたカノンと、シーナ、エインまでもがトウヤに冷たい視線を送る。
「トウヤ~?どーゆーことかな~?パートナーは私じゃないの?召喚してくれたよね~?」
ずいっと顔を寄せてくるエイン。ホントにキャラ変わりすぎだろ。
「あぁ、エインわかっている、エインも大事なパートナーだ。」
エインに向かって微笑んでみせるとエインは頬を赤くして抱きついてきた。
それに抵抗してか、ルシファーが
「なぁトウヤ?我を楽しませてくれるのだろう?今からどうだ?部屋を借りているのだろ?二人きりで。」
ふとトウヤは思い出した、エインを召喚した後にしたことを。
「なぁルシファー、俺らってさ、ちゃんと契約してないよな?」
その一言は爆弾だった。

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