神王のスローライフまで

グランアース

第5章第5話  日本の歩み


今回は、この世界の日本の歴史です。








もといた世界の国、日本。
しかしそれは、正式な国名ではない。
この24世紀になるまで、この世界は様々なことが起きた。

ウイルスの大流行、国の安念を揺るがす大地震。また、絶えない戦争。
この日本も、また世界の荒波に呑み込まれた。

世界の経済の中心地がアメリカから、中国にそしてロシア大連邦共和国と移り変わり現在はこの3ヶ国が覇権争いをしている。

現在、日本の正式名は日本民主国。
人口一億人、平均寿命は130弱

現在、日本のGDPは世界5位に落ちていた。

そして、現在の日本の政治は波乱に満ちていた。

22世紀に、遂に日本は平均年齢が百歳を越えた。
人口減少が続くなか、政府は遂に高齢者優遇政策に乗り出した。
これに若者は反発するが、人口グラフが逆三角形になっているこの国はこの法案が思考されてしまう。

これにより、若者の雇用される機会がさらに減ってしまった。
そしてこれを多数のメディアが指摘した。

しかし、現状は違う。
メディアが出しているグラフは誰にでもできる簡単な仕事だ。
若者には、重労働の仕事しか残らなかった。

これにより、政権は交代することが以降数十年無くなった。
しかし、この政策により若者の一部はこの社会を変えるため強行策を取った。
それは、日本三大都市を若者を優遇にするためこぞって移動してきた。

これで、日本はますます人口過密が進んだ。
しかし、これは直ぐに緩やかになった。
それは、地方人口の減少はないどころか上昇したといっていい。

しかし、これでは未だに高齢者が多かったり政治に感心を持たない人もいた。
そこで、第二の策を打ち出した。

企業を味方につけ、大阪、名古屋、東京で児童支援条例が施行された。

内容は、これまでの支援と条件にプラスしてこの地域に住んでいる家庭にいる未成年者全員の生活費を完全保証することでの人口増加を見込んだことだった。

しかし、十年たっても人口が増えることはない。そもそも、結婚をして家庭を持つことさえ少なくなっていた。
しかし、この法案で新生児出生率は変動することは無くなった。
確かに、家庭を持っていても子供を育てるのはたくさんのお金がかかる。
それの負担が完全に無くなったのだから子供がたくさん欲しい人はたくさんの子供を産んでいた。

それでも、増えることはない。
しかし、ここでは止まらなかった。

この若者を支援する企業達が新グループを結束した。
そのなかには日本を代表する企業もいくつか所属していた。
そしてこのグループに所属した企業は社内結婚を推奨した。
さらに、育児休業手当てを満足に出せないことをなくすため所属しているすべての企業が負担した。
その後もこのグループはたくさんのことを行った。

これにより、ついに日本の人口は23世紀後半で人口の割合が4割強が40代までの年齢に登った。
この頃になると人口は一億人弱であった。



では、主人公の父親が経営する一葉財閥はどうなったか、見てみよう。

22世紀までさかのぼると、一葉財閥は世界のほとんどの国に手を伸ばしていた。
そもそも、それを支えていたのはこの財閥の結束である。
財閥のままであるのはこの結束を意味しており、グループに変えることはこの結束が崩壊したことを表す。

財源は一葉銀行。
世界の銀行ランキングの5位に入っている。
国内に約500店舗あり、海外では四桁に上っている。
主にヨーロッパ、アフリカ、中東、インドにある。

そして、特にこれ以上なにもしていない。

経営基盤

これを世界に広げたことである。

そして、そのまま24世紀になる。


そして、主人公の生きている時代になる。
この頃になると日本の政治運動は二つに割れていた。
ひと昔、日本の名前が変わりそれ以来変わっていない。

天皇家も存続しており、一部では貴族を復活させろとの声もある。
確かに、天皇家は現在も存続の危機にたっており、男系男子しか天皇を名乗ることができない。
この後、天皇を相続出来るのは片手で数えるくらいしかいない。
だから、貴族を復活させて皇族を増やせるようにしようとなっているわけだ。


さて、話を戻すと日本は、高齢者を優遇する党と企業や若者達中心の党がある。
未だに与党は変わっていない。

そして、一葉財閥は政治に関わることをしてこなかった。
そして、どちらの党も関わることをしなかった。理由はわからないが、出し抜けようとしているのを防ぐためにお互いがお互いを警戒してたり、はたまた日本から抜けられると困るためなのかもしれない。

そもそも、日本の発展を促した日本を代表する財閥は仲が悪い筈だがいつの間にか友好関係であった。

政府も企業もこれには面白くなく一時期この関係を破壊しようとしたが余計に結束してしまい日本の四割がこの財閥に所属している企業になった。

後は半分で政党の支持となっている。
もしも、政治にこの巨大な勢力が入ってくると

もちろん、崩壊する。






そして、主人公達が突然この日本に戻って来たことにより日本は、いや世界が波乱に包まれることになる。














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