神王のスローライフまで
第4章26話 2か国会議 最終日まで
「いや、待って。」
「どうしたの。」
「ラリティア王国の最高権力者はリルかアリスどっちかじゃねぇか。」
リルと婚約者、見たいに称号で書かれているけど実際公表もしてない。
「ラリティア王国の最高権力者はいない。ヤバくないか。」
最高権力者はリルかアリスである。
しかも、どちらも女性。
普通なら、何処からか近い血族を連れてきて政略結婚する。
それか、クーデターを起こし王族を皆殺しにして国を誰かが乗っとる。
「今、普通にこの国が機能している時点でおかしい。」
そもそも、アリスやリルがとれほど政治を行えるのかは分からないが狙ってくる輩は大勢いる。
「現時点で、何も起きてない事でアリスかリルのどちらかが政治を行っているのだろうな。多分、アリスがかなり回しているな。」
「ええっ!じゃ先にこの国を纏めないと。」
「いや、国が機能していることは国がまだ運転出来ている。近いうちに男性でも日っ張るんだろう。」
あそこで出てきた、なんちゃら公爵なんて事はないだろうが。
~二日目~
「だから私の国が、龍一殿を引き受けます。」
「いやいや、私達の帝国こそ...... 」
ずっと、争ってたのか?
この二人。
たかが、俺だけの事にどれ程重要なんだよ。
だけど、今回はリルとアリス。そしてカレンとその家族を連れてきたから大丈夫だろう。
権力者をつれて、室内に入る。
すると、先程までの争いは止まり両者とも頭を下げた。
よし、ようやく終わらせれる。
「ラリティア王国のリルと!」
「アッシュルド帝国のカレンは!」
「「龍一を夫として一族に加え、我々、両一族を統合し連合国化することをここに宣言する!」」
「えっ?」
「はっ?」
「ん?」
ミスったか?
「りゅうくん?」
ええい!
続けてやる!
「ご、ごほん。ここに、私、龍一は桜葉華楓、リルフィア-フォン-ラリティア、カレン-フォン-アッシュルドを婚約者として宣言し、ラリティア王国とアッシュルド帝国の連合国家、オルブィート=アッシュルド帝国の建国を宣言する。」
「なお、新国家の元首を小鳥遊 龍一にする。」
「これは、両国ともの最高権力者の承認を得ている。」
言い切った。
言い切ったよ。
てか、もう不可避なんだね。国家元首は。
なんにもできないんだけど。
会社運営したことがあるくらいなんだけど。
てか、最高権力者に頭をペコペコ下げられるくらい前の世界では地位が高かったから皇帝学とか知らないんだけど。
日本の天皇家とかは、同位の存在に近いけど。
「「はぁ?」」
「正気ですか、皇帝陛下」
「リル様、まさか操られているのでは...... 」
ああ、一気に情報が入ってきて理解してないな。
「いいえ、そんなものかかっておりません。」
「むしろ、こっちの方がよいな。変に争わないですむ。後継者問題も解決。どうだ?」
「「そ、それはそうなのですが。」」
二人が下がる。
そして、議長が質問してくる。
「それでは、その案でよろしいですか?」
「意義はない。」
「賛成です。」
「それでは、可決ということで。これにて、終了する。書類に落としといてくれ。」
「わかりました。」
二人がでで行く。
これで、会議が終了し。
今から、一週間後に代表者が両国境線に行く。
そこで、調印式が行われる。
それから、半年後に建国式。
次の日に、戴冠式と任命式。
その後は、新首都、新王城を建設する流れだ。
アッシュルド帝国は既に貴族は議員に変わり中央集権国家となっている。
一方ラリティアは、まだ貴族性が続いている。
これを取り壊さない限り、本統合はならない。そこまでやらないでおくが。
ここに来て、そろそろ一年。
もう、大学に入ってるか就職してるかのどちらかなんだよな。
しかも、まだ魔王二人倒して魔神さえ見つかってない。
この世界にいるのだろうか。
アッシュルド帝国を守るときに出会った奴も都市国家の方に居るのだろうか。
なんにせよ、俺がこの世界に呼ばされた理由は、魔神を殺すこと。
だが、他のみんなはどうだ?
まだ、この世界に残っている。
ここに残っているのは、どういう事なんだろうか。
帰還魔法を作ってみるか。
今度は。
て、ことでそろそろこの章も終盤です。
実際、題名を変えただけで余り延びないという。(笑)
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