神王のスローライフまで

グランアース

第4章第11話  戦闘2

 

『エンチャント』

『フェアリーアタッチメント』

『フェアリージャッチメント』

「そして!」

『フルチャージ』

『電子光線充足オリジナル魔法 電子磁力砲』

「目標、魔王。放射!」

龍一が放てる、最出力魔法。

それを、魔王に向かって放った。

練習していれば、もっと強い魔法を打てるが練習をしてないので打てることはこれが最大である。

ちなみに、龍一が軍隊に向かって放ったのは神魔法に分類され神力を使うが、今放った魔法は魔力を使っているので威力に差がでる。

「うっわー、りゅうくん。それはセコくない?魔力の桁が違うよ。」

「龍一、私達の魔法の威力を勝って武力でも圧勝するくらい強いって自分の力の強さと見劣りして落ち込みますよ。」

「龍一、あなたそんなに強いの?しかも武力でも強いわけ?...... えっ?どういうことですの?えっ、えっ?」

一名、混乱。
二名、呆れ。

平常運転ですね。

「あー、リル。説明頼むわ。俺、ちょっくらあいつをぼこしてくるよ。華楓、俺と来てくれ。でも、危なくなったら離れろよ。」

「ええっ!私が行くの?」

「はいはい、わかった。カレン。私達は離れておこ。」

「えっ、ちょっと待って。理解ができないんだけど。てか、何で二人とも何時もの感じみたいになってるの?」

未だに混乱しているカレンを置いて逃げるようにというか説明がめんどくさいからという理由で逃げる龍一。
それを追いかける華楓。

その後ろ姿を見ながら、リルとカレンは馬車に乗って後ろに下がっていく。


龍一と華楓が嫉妬の魔王の近くまでに行くと右足と右足に龍一のレーザーがあったったのか消滅していて、色々なところがへこんでいたりしている。

しかし、顔だけは無傷であり龍一を目線で殺せるくらいの目で見ている。

「あちゃー、倒せなかったか。」

「あの魔法でも死なない魔王って...... 」

「GAaaaaa 」

「あっ、やっぱり怒らせたな。」

すると、隣で剣を抜く音がした。

「いくよ。りゅうくん!」

「ああ!」

それに続いて、俺もケラウノスを抜く。

「「はあぁぁぁ!」」

二人で、嫉妬の魔王の体を切り落としていく。

「ッ、やっぱり魔王の体って固いねりゅうくん。」

おおっ、華楓も上達してるな

...... 
............ 
.................. 

ん?
ちょっと待て。

華楓のステータスって、魔法しか打てなかったような...... 
いや、絶対そうだった。

「おい、華楓!いったいいつから剣を使えるようになった!?」

「えっ?ってあれぇ!なんでぇ!」

どうやら、華楓も無意識だっらしい。
というか、何で俺の速度にもついてきてるんだよ。

華楓は、俺のフォローと周囲の警戒をしてもらうつもりだったがこれは想定外だ。

結局、華楓と二人で魔王の手と脚を切り落とした。後は胴体しか残ってない。

しかし、それでも魔王はピンピンしている。それどころか、胴体だけで宙を飛んでいるのだ。

そして
「ヤバイ、何か撃ってくるぞ!」

その言葉と同時に俺と華楓は横に避けた。
それと同時に顔から光線が出てきた。

「危なかった。」

「私、いつの間にこんなに速く動けるようになってたってけ?」

しかし、

「危ない!」

「え?」

華楓に向かって、もう一度同じレーザーが出てきた。
当たると、あそこで抉れてる地面になる。

「ごめん!」

ギリギリ、華楓を押し出す。

「りゅうくん!?」

そのまま俺は、魔王のレーザーにぶつかった。




















































と、いっても無傷である。

もちろん、最初のレーザーを神眼で確認して魔力で出来ているのを分かってから自分は華楓を自分の体で守った。

もちろん、スキルに耐性がついてなかったらそのレーザーに向かって魔法を放って相殺していた。

「ダメージ受けないってわかってても、やっぱり反動を受けるんだな。でも、これを借りにして倍に返してやるぜ!」
















































「りゅうくん、私を守るために飛ばしたのはわかるけど自分の体で受け止めようとするのはやめて!」

だって、大丈夫だってわかってたから............ すみませんでした。





















補足ですが、龍一のステータスで表示された測定不能と嫉妬の魔王で表示された不明はステータス表示と神眼での表示の違いであって。
どれ程、差が有るのかは判断できません。

まぁ、そのうち龍一が改革するときに変わるんですけど...... 


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