神王のスローライフまで

グランアース

第4章第7話  攻撃方法変更?



「う、うーん」

「おっ、起きたか。」

「あ、あれ?何で私たちの部屋に?」

回りには、俺のパーティー全員が貸してくれている部屋にいた。

「あっ、私は気絶していたのですね。」

「少しの間だけどな」

「それにしても、向こうの世界でも神の一族だったんですね。それも大規模なお店の会長だったなんて...... 」

「いや、まぁな。」

「これなら、私達の国を継いでも大丈夫そうですね。」

うぐっ、痛いところをついてくるな。

「まぁ、ゆっくりしておけ。まだ大丈夫そうだからな。」

実際、ラルからはしばらくなにもないとの報告が上がっている。

「わかりました。しばらく休ませてもらいます。ですが、そんなに私は疲れてませんよ?」

「いや、実際アッシュルド帝国が滅ぶ理由がまだよくわかっていないから戦力充実は必要だろ?」

「そうですね。」

リルはなんとか納得してくれたようだ。

そのまま俺は、他のみんなを残して訓練場に向かった。

しばらくなにも練習していなかったからこういうときに練習できるなら練習しておきたい。

力は強くなっても、技術はやらないと落ちるからな。

だけど、最近この武器ケラウノスが弱くなってきた感じがするんだよな。
何て言うか、敵を本気で倒そうとしたらこの武器が壊れそうで怖いんだよな。

まだそんなに経ってないのに、もう少し使えればいいのにな。

武器に頼らず、武術は拳術を鍛え始めようかな。
だけどな、拳術なんてなにすればいいのか分からないし。
あっ!柔道は...... ダメだな。
しんどい。
相撲とかは、あり得ないしな。

うーん。
まぁ、今は止めよう。
取り敢えず、拳を出して引いての繰り返しをしておこう。

それと、魔力の生成と錬成。
神力の循環も行っとこうか。


「よし、こんなもんかな。ってもう暗いな。」

「終わりましたかな?龍一殿。」

「ルレイラさん!いつからそこに?」

ルレイラさん
アッシュルド帝国第三騎士団団長だ。
彼は、平民から団長まで上ってきた男。

数々の武勇があり、嫁と子供二人の四人暮らしだ。

「それにしても、龍一殿はすばらしいですね。武術は全部できるんじゃないですか?」

「最初からいたんですか!?」

「ええ、それに魔法を使うための魔力の質も良いですし、身体中均等に循環しているじゃないですか。最後の魔力?は全くわかりませんでしたが。」

「いえ、あはは。そんなに誉められるようなものではありませんよ。私はもっと強くならないといけませんから。」

魔王が弱いかどうかはまだ全く分からない。
それに魔神はいつ現れるのかが分からないのだ。

「それはそれは、お邪魔してしまいましたね。私は帰るとしましょうか。」

「あっ、私もちょうど帰るとこですよ。」

「それは都合がいいですね。どうです?」

とルレイラさんが飲む動作をする。

「いえ、他が待っていますので。」

「ああ、可愛い可愛い嫁さんが何人もいらっしゃいますからね。さぞ、夜の相手もきついでしょぅ?」

「いえいえ、ここではできませんよ。」

話を変えて逃げようとしよう。

確かに、華楓とは相手をするけどリルとカレンはな。

「それでは」

「ええ、また今度」






...... ...... リルやカレンもしてほしいのかな。
いや、当たり前か。
それを我慢してここに居るんだから。

そんな状態で華楓ともしないし。
























ほんと、どうしようかな。








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