神王のスローライフまで
第4章第6話 龍一の地位
アッシュルド帝国が滅びないようにするために、過去にやって来たが龍一達は特になにもすることがなかった。
原因は、勝手にラルが部下を召喚しては監視や聞き込みなどを行っているため、数日間仲を深める事に集中していた。
ある日は、騎士団の訓練に参加したり
ある日は、宮廷魔法団との訓練にも参加したり。
ご飯は、王族やら貴族やら兵士やら国民と食べていた。
ギルドの依頼には参加できなかったが、騎士団のレベル上げのためにダンジョンに潜ったりもした。
その時、この時代のカレンがダンジョンに興味を持ってしまい着いてくるなどと騒いでしまい護衛を10人つれての参加などになった。
ただ、龍一達が参加しても騎士団のレベルがかなり上がって強くなった。何て事は起きなかった。
まぁ、この事は龍一の力によるものであったりするのだが...... 
その時の帰りの夜でカレンが思いきって聞いてみたことがあった。
「龍一は、元の世界ではどのような事をしていたのですわ?」
「あっ、そっか。カレンはまだ知らなかったっけ?」
「私も、龍一の世界での生活は余り知らなかったような...... 」
「んー、この世界では何て言えば言いかな?」
この世界には、財閥というのは存在しない。
変わりに商会などはあるが、財閥ほどの財力や地位はない。
「うーん、リルちゃん、カレンちゃん。この世界で一番大きいお店って何?」
「「一番大きいお店?そりゃ」」
「アーカイバ商会でしょ?」
「リバティ商会ですわ!」
「「えっ?」」
「えぇ!えっと...... 」
この世界では、一番大きいお店などは何処なのかが全く分からない。
この世界は、血筋がどうとか色々龍一達の世界とは違うためそこまでお店が発展しない
「リル、カレン。一応、言っておくが驚くなよ。俺は、向こうの世界で現会長だ。」
「「会長!」」
「それも、リルやカレンが思っている以上のお店のトップだ。」
「りゅうくんはね、四葉財閥の会長なんだよ。」
「「財閥?」」
財閥という言葉に引っ掛かる二人。
「ああ、財閥とはな。リルやカレンが言ってる商会が何十個も集まってできているグループで財閥のトップが会長っていう役職に居るんだ。
四葉財閥は、家系で次の会長を決めたりするんだけどな。
これでも俺の財閥、世界で断トツ一位なんだぜ。」
「「せ、世界で一番?」」
「そういや、りゅうくんって神武天皇の子供?の家系だったよね?」
いや、何で華楓がその事を知ってるんだ?
「ちなみに、りゅうくんの秘書さんから教えて貰ったよ。」
!!あいつかよ。
「「神武天皇?」」
「神武天皇はね、日本の最初の天皇で日本の天皇は神様の子供って伝わっているんだよ。」
「神の子!」
あっ、倒れた。
「あれ!?カレンちゃん!」
「寝かせたれ。情報が一気に頭に来たんだろ。処理が追い付いてない状態だと思うぞ今は。」
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