神王のスローライフまで

グランアース

第4章第2話  アッシュルド帝国第1皇女



執事の名前がマイマイとか言う変な名前は置いておく。
重要なのがこっち!

何でこの幼女がカレンなんだよ!

「カレンちゃん。何でカレンちゃんが教われてたの?」

こそっと、華楓が聞いている

「す、すみません。私には、わかりません。」

カレンには、心当たりが無いようだ。
ここにいるカレンが分からないのなら

「歴史がもうすでに変わっているんじゃないのかな?」

「えっ!?」

「多分だけど、こっちの時間に飛んできたときに、空間が歪んでるんだとおもう。
それで、この事がきっかけで歴史が変わったということだと思う。」

それしかないな。

「それで、貴方達の名前は何と言うのですか?」

「えっ、ああ、すみません。俺の名前は小鳥遊 龍一。こっちは桜葉 華楓」
ん?
ちょっと待って。

ここで、リルやカレンの名前を話したらいけないよな!?

ヤバイ、どうしよう。

「私の名前は、ルル。」
「私の名前は、アーシアですわ!」

おっ!
ナイスフォロー...... なのか?

「小鳥遊様、桜葉様、ルル様、アーシア様。我々をお助けいただきありがとうございます。お礼をしたいのですが、何分、現在なにも持っていないので帝都までご同行していただけませんか?」

「分かりました。」
って、またやっち待ったよー!
返事を直ぐに返してしまったし!

んあああ!
ひぃ!
ごめんって、カレン。
わざとじゃないんだって。


結局、帝都までの道を一緒に行動した。
そのあいだ、カレンは口を聞いてくれなかった。

そのあと、帝都に到着したが人の列を悠々と抜かしていき門の前の衛兵がいきなり

「第1皇女が帰還した!開門!」

と、発言し門がおもいっきり開かれた。
隣には、小さな扉があってそこから帝都に入るようだ。


「うぉぉぉ!やっぱり凄いな。皇家の人間は。」

「当たり前でしょ!そうじゃないと威厳を保てないじゃない。」

んな会話をしていたが、やはり城に誘導された。
しかも、回りに兵士がついて。

退路を閉ざされた俺達は、素直に進むしかなかった。

城に入ると直ぐに、皇帝の執務室に通された。

「ふむ、ソナタ達が我のカレンを助けてくれたものか。礼を言う。」

「いえいえ、別に私は目の前に盗賊が居たもので、それを討伐したのみです。」

「謙虚なんだな。まぁ、茶番はこれくらいにして、ここにいる私の子供よ全てこの部屋から出ていけ!」

その言葉と同時に、メイドや近衛騎士などが出ていった。

「ふむ、これでよかろう。して、リルフィア王女、カレン。何故ここにいる?それも体が大きいではないか?」





えっ!?何でばれてるの!





































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