神王のスローライフまで

グランアース

sideストーリ  クラス会議



時は少し戻って、第7回クラス会議の時

「それでは、第7回クラス会議を始めます。司会進行は、学代の二人にやってもらいます」

と、少年Aがせかす。

「おい、クラス会議なのに何でお前が勝手にはじめてるんだよ!」

「そんなの、あの二人の情報を知りたいからに決まってるじゃんか!」

「おいおい、明日の出席者も確認するのに...... 」

なんでもかんでもやりたい放題になり始めている。それを押さえないといけない学代だが、ここで

「勝手に話を進めるやつは、折角特別訓練を紹介してもらったんだ。それに明日から参加してもらうぞ!」

と、訓練体罰みたいに脅してきたのだった。

これに関して、打ち勝てるものはおらず。
静かに自分の席に戻っておとなしくなった。

「よし、それじゃ始める。まず始めに、明日のミッションに参加しようと思ってるやつは挙手!」

これに、何人かが手を上げた。

「まぁ、これくらいいたら十分だろう。」

と、直ぐに終わった。

他にも、いくつかの問題点を上げ解決策を出して気づくとそろそろ就寝時間が近づいて来ていた。

「はぁ、それじゃぁこれが最後の会議だ。小鳥遊と桜葉の事についてだが、どうなっている?」

この議題になり、クラスの士気?が異様に高くなっていく。

所々、男子が外に出て叫んでいたりするが大体無視されて進んでいく。

「最近の報告では、あの二人は恋仲であることが判明しました。」

この事に、クラスが騒ぎはじめる

「それと新たに、ラリティア王国第2王女リルフィア様も小鳥遊に好意を抱いているように思えます。」

「はぁ!?」
「くそっ!あいつ目!」
「両手に花だな。」
「私も彼氏ほしいなぁ~」

私利私欲に欲しがる人もいたが、無視される。

ただ第一、王女から好意を抱かれているなんてせこい!
なんて思う男子が何人いることやら。

一部男子が、龍一を痛めようとする作戦を開こうといしてるところ女子に見られて苦しい言い訳をし、自分の首を閉めているやつが何人かいる。

何故か、軽蔑の視線で興奮している男子もいるが。
いや、女子にも何故か楽しんでいるやつもいる。

「やめろやめろ!一旦中止!」

「収集がつかないから!」

学代が止めに入っても一向に治らない。
結局、見回りの兵士に怒鳴なれてようやく落ち着いた。

「この議案、もう出したくないな。」

今日も今日とて、元気にクラス会議が行われている。



























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