神王のスローライフまで

グランアース

第3章第17話  王都地下1



「あ、あれ?倒しちゃった...... 」

「...... ...... 」

いやいや、何であんな威力だせんの?!

意味がいっちょんわからん!
俺の魔力でこうなったのか?

いや、んなことはない。

それならば、華楓の中にある二星勇者が覚醒した?

んな、早すぎる。

いやまぁ、俺も早すぎるけどさ。
もうちょいかかるかもしれんやろ。

...... あっ!驚きすぎて、方便が混じったな。

取り敢えず、原因を考えよう。
...... ...... ......、ああぁぁぁ!全ッ然、分からん!!
 
もう、他のみんながアホの顔してるよ。
リルも......なってなかった。 

「龍一!危ないです。この床、崩壊します!!!」

「なんだって!」

「急いで逃げろおぉぉ!」

「うわぁぁ!」
「きゃぁぁ!」

『ビキビキビキッ』

「ああぁぁぁ!床がああぁぁぁ!」

「ちっ!華楓!早く来い!」

「う、うん!」

『ゴゴゴゴゴゴッ...... バキッ』

「うわぁぁ!」

「落ちるううう!!」
「助けてえぇぇ」

「!下が、空洞!?」

取り敢えず、華楓は近くにいるがリルは?

「ここです!龍一!」

「間一髪です。」

リルは、ラルに乗せられて飛んでいた。

「うおおおぉぉぉぉ、助けてぇ、天使様ああぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

放置かよ。

「いえ、ただ持てないだけです。」

心を読みやがった。

「取り敢えず、下に降りて...... 」
「りゅうくん!あそこに階段があるよ
?」

そこには、螺旋状になっている階段があった。
ただ、階段は直ぐそこで終わっており奥に暗い道が続いている

向こう側に続いていそうだな。

「じゃあ、あそこの入るか。多分、下まで続いているだろう。」

「りゅうくん、光魔法を使ってくれない?暗くて良くわからないよぉ。」

「ん、そうか。じゃあ」
『ライト』

そう唱えると辺り一面明るくなった。

「おおおっ!」

ただ、また直ぐに階段があった

「ん、また階段だぁー!」

「だけど今回の階段は真っ直ぐに続いているな。」

「こんな空洞があったのに驚きですけど、さらに人工物があるなんて知りませんでした。」

リルも始めて知ったようだ。

「何があるんだ?」

「そういえば、憤怒の魔王ってこの王都から出てきたよね?それと何か関係があるのかも!」

あれぇ?俺達って魔王討伐しに来たんだよな。今なんでこんな談笑してるんだろう?
























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