神王のスローライフまで
第3章第11話 魔王討伐3
結局、折角分けた班が繋がって二つの班になってしまった。
二つに成ってしまい、魔族討伐に効率が下がってしまった。
まあ、効率が下がったとしても安全性が高くなった。
この事にたいして、合流した人達(合流を目指した人達)は安心している。
ただ、龍一は余りよく思っていなかった。
ただでさえ女子が多いのにこれに女子の班が合流してしまった事にたいして落ち込んでいた。
「はぁー。なんでここにくるんだよ。」
「そんなことは、気にしないでいいでしょ!ほら、前にいる魔族を討伐しちゃって!」
「おい!お前もなんかやれよ!」
「してるわよ。私は戦闘職じゃなくて補助職なのよ!」
「主に何をするんだ?」
「んーとね。補助魔法だからね、主にスピードや攻撃に上昇がつくのよ。」
この高飛車に近い感じの女子は
田辺 恭子だ。
たしか、クラスのスクールカースト上位のやつだったと思う。
髪型は、えっとな。
呼び方がわからないからそのままで言うが、頭の横に二つくくって下げている。
ツインテールっていうんだっけ?この髪型。
そこは、もう呼び方がわからないから想像してもらったら助かる。
身長は女子にしては高い方だと思う。
バスト?そんなのしるか!
「ほら、きたわよ!補助魔法重ね掛けするから!」
「ったく、わかったよ。」
正直、補助魔法も要らないんだけどな。
ちなみに、リミッターは1段階だけ解放している。
「あんまりここにいるのもよくないからな。魔王の場所に近づくか...... 」
「あ、危なくないの?!」
「いやいや、俺達勇者だろ?取り敢えず、俺達は蓮斗達のパーティーにも合流しよう。そしたら充分な戦力で行けるだろ?」
「そう、わね...... 」
ん?なんだ、怖いのか?
「そんなに心配すんなって。俺達勇者だろ?魔王を討伐するために訓練したんだから。」
「えっ?あっ!そうだね!............ 」
なんだ?急に元気になって。
励ましてほしかったのか?
「華楓、リル!取り敢えず、蓮斗達と合流して魔王討伐するぞ!」
「わかった!」
「はい!わかりました。」
「ほら、いくぞ!」
「う、うん。」
またか、まさか男子と触るのは嫌なのか?
まあ、そうかもな。
華楓は幼なじみだし、そんなに仲が良いとはいかないしな。
あんまり、邪険にされたくないけど仲良くしておきたいとは思う。
それに田辺の親は、俺の子会社で働いてるということもある。
取り敢えず、急がずに仲良く成ればいいだろう。
親友以下まで行けたらいいが...... 
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