神王のスローライフまで
第3章第6話 秘密の告白 後編
さて後は、ラルについてだな。
「さて、ラル。取り敢えず専属天使の説明を頼めるか?」
「わかりました。私は現在天使王です。また、神王の専属天使でもあります。専属天使とはそのままで、その神の専属天使です。専属天使は他のものからの精神攻撃や、洗脳などの完全耐性があり、絶対に忠誠を誓った神を裏切ることはありません。」
「専属天使ってことは、自分の秘書や、従者ということ?」
ここで、リルが聞く。
「そうなります。」
「じゃあ最初の頃より段々と固くなってることはこのせい?」
「そうですね、専属天使が忠誠を誓った神と妃にたいして接し方を改めてるからなので。神の外見とは、絶対に必要なものですから。」
「そうなんだ。」
そう、神の外見とは絶対に保たないといけないことで、もしため口で話すとその神の品位を落とすことになる。
それは、専属天使失格の行動である。
常時このように接してることは、神はいつでも何処でも世界を見渡せるからだからだ。
神界では、見れないが...... 
「ただ、絶対に忠誠を誓ったからその神に反抗してはならないことではありません。例外があります。
一つ目は、専属天使がその神よりも戦力が上回った時です。この時暴走してしまう天使が多いので、その天使を消滅させるか、専属天使の契約を破棄することです。大体は契約破棄ですが......。
 二つ目は、その神の上位十一柱神の半数がその神に罰を与える時、または最高神の権限、神王の権限により消滅または同じように罰を与えられるときに、専属天使はその罰を与えることに加担するときです。」
「えーっと。てことは、その神が何かしら罰をおかさない限りか、専属天使がその神よりも戦力が上回った時のみってこと?」
「そうです。」
「じゃあ、ラルは熾天使王になって戦力が上がったけどりゅうくんの方が戦力は上だってこと?」
「そうです。ただ、現在龍一様は制限をかけられていますので私が上ですが...... 」
あっ!そこも話すのか...... 
「そうだな。今俺は戦力を抑える魔法をかけている。理由はまだ、全ての能力をあつかえられないからだ。」
「じゃあさ、あの時の魔法はその力の制御を確かめたってこと?」
?勘違いしてるけどいいか。
あれは、一回ネットサーフィンをしてて、面白そうだからためしにやって見ただけだが。
「ああ、そうだ。」
「...... まあ、あの魔法ってどの系統の魔法?」
えっ?あれは、完全に遊びだから知らないよ!
「あれは、簡単には神星魔法です。神のみに扱える権限魔法で空間魔法、天空魔法、星魔法の上位魔法です。あのときは爆発した中心が地球ではクーロン力の消滅によって起こされたのです。魔法というよりかは天文学ですね。」
「法則を消滅......?」
「クーロン力?」
華楓は理解してるけど、リルは理解...... というかわからないだろうな。
「リル、それは、俺達の地球では魔法がないから科学や計算、推測によって全てを証明してる世界だからな。
いつか、俺が教えてあげるよ。」
「わかった!教えてくれるのを楽しみにしてる。そのときはできれば...... 」
「いいよ」
「いいのか?華楓」
「うん、前までは私一人が独占してたしね。私以外にも譲ってあげないと。絶対にりゅうくんの婚約者が増えるから今のうちになれないと。現に一人候補がいるし。」
「ありがとな華楓。一人候補がいるってどういうことだ?」
ああ、カレン皇女のことかな?
多分、そこまでいかな............ 
ヤバイ、自身がなくなってきた。
「ああー、今察したね。リルちゃん。二人っきりを楽しんでね。」
「ありがとう!華楓ちゃん」
このあとは、いつもどうりに夜を過ごした。
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