神王のスローライフまで

グランアース

第一章第25話   魔人戦

「お前は俺を楽しませてくれそうだがやっぱり少し弱いな。」

「なんだよ。今の俺の力では足りないって言うのかよ。」

「そういうことさ!」

「っ!」

早い!今のリミッター第三段階を解放してるのに奴の動きが全く見えない。

「はっ。このスピードに追い付けないなんてまだまだだな。お前。
そんなんで、後ろの仲間を助けようってか?偽物勇者」

「なっ!」

「ふん!俺でも。鑑定ぐらい出来てお前の称号がわかるんだよ。」

まぁ、良い。
たかが魔人でも。神相手に鑑定して全部わかるわけがない。

「そうだ。俺は勇者じゃない。
   だが、お前を倒す力はある!」

「そんなことを話す余裕があるなら。
 俺の攻撃を避けろよな。」

そんなことを言って魔人は俺の左腕を持っていった。

「ぐああぁぁあぁ、はあっ。があああああ」

いたいたいたいたいたいたいたいたい
血が止まらない。
叫んでも叫んでも足りないぐらいいたい
いたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたい

先に解放しとけばよかった。
制限して、回りを巻き込んでしまうかもしれないと思ったけど。
今。結界を使えばよかったと思った。

くそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそ
殺す。あの魔人は絶対に殺す。
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス

ーマスター気を失わないでください!ー

コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス

ーマスター..................ー

【大罪スキル 
   憤怒イラを獲得しました。】 

ーなっ、.................. でください。......スタ...... ー























ここは、どこだ?
また、同じ場所に来たような気がする。
どこに出口があるんだ?

「おいおい龍一。お前いつから腕をとられたくらいで怒りで我を忘れるようになったんだ?」

「いつからだ?って言われても...... 
  それよりも、お前は誰だ?」

「そんなことよりもお前は自分のことを気にしろ。
お前は、今怒りで我を忘れているんだぞ。
回りに被害が及ぶぞ。
ということで、頑張れ」

「ちょっ、質問にこた...... 」

そのまま、俺は意識がなくなった。





「コロス。お前は、ぐあああああ」

「なんだよあいつ。腕を引きちぎったぐらいで暴走して今から楽しめると思ったのに
急に苦しみ出して。
つまんないな。今のうちに殺すか」 

そして、魔人は俺を殺そうとした。
だが。

「?なんでだ?なんで殺せないんだ?
 硬い硬すぎるぞ。」

「俺は、今何を?」

ーはっ。マスター元に戻ったんですね。
  よかったですー

おれは。あいつに腕をとられて、それから。
なんだ?このあとの記憶がない?

ーマスター。覚えてないのですか?ー

覚えてって何をだ?
あれ?これって確かリルと華楓を助けた時にもあったような?

「おい、お前。何者だ?」

「俺か?わからないな今はまだ。
 だが、これからが本番だ!」

『リミッター第四段階解除』

すると俺の左腕がまた生えてきた。

「ははっ。これじゃあ、俺も化け物だな。」

「なんだよお前。そんな力があるなんて。」

「案外、お前よりも強いな。この状態は」

「ちっ、転移魔法 テレポー「させるか!」ぐはっ」

「我の元に顕現せよケラウノス!」

「なっ!お前それはしん」

ざしゅ。

「案外あっけなかったな。
 よし。みんなを元に戻すか。
 ラファエル。お願い。」

「もう。龍一様。私が干渉して生きてるのになにも言ってくれないのですか?」

「ああ、ありがとう。ラファエル」

「もう!素直にいえば良いのに。
  後、龍一様の腕。消しといた方が良いと思いますよ。」

「あっ!そうだな。でも。」

「あれ?なんでアイテムボックスに?」

「もしかしたら、素材でつかせるかもしれないからな。
じゃあ、みんなを起こそうぜ!」




こうして俺は最初の魔人を討伐する事ができた。

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