美酒
7 脳内踊る /視界が映像?リアル?
山下「おい、そろそろアイツん所に戻んねーと。俺のメンツもあるし。」
南「そうだな!御免。」
山下「そもそも、お前自己紹介くらいしろよな。」
南「そうだよな。わりぃ。」
山下「おい、遅れてスマンな。」
綾「もー二人で居なくなっちゃうし!」
南「遅れてすいません、南ッス。」
綾「ああ、南君って言うの、宜しくねぇ、仲良くしてー。」
山下「さ、グイグイいきますか!」
南「だ~ねぇ~!」
山下「ほら、お前も呑めよ!」
綾「何考えてんの?アタシは仕事中なんだからそんなに呑める訳ないでしょっ!」
南「綾さんもそんな固い事言わずに!」
綾「南君までそんなキャラか!そかぁ、山下のダチだもんねぇ。」
山下「んだよ!そんな言い方ねーべ!」
綾「アハハ少しなら付き合うよ!売上に貢献してくれんならね?(笑)」
僕達は
しっくり呑む筈の
赤ワインをグイグイ呑んだ。
なんとなく、もう既にイカれてるのかもしれない。
酒は旨い。
コイツは僕の心を裏切らない。
だんだん自分の視界がボヤけてきた。
僕は少し酔ってるんだと思う。
その時に気が付いた。
僕は今、音の無い所で、自分だけの世界が在った事に。
それに気が付いてからは辺りの音がうるさく感じた。
雑音だらけの中、僕の視界には山下が綾と楽しそうに映る。
すると、僕のすぐ目の前にある視界の中にある小さな赤いステージの上に、籠さんが寝転んでいた。
すると辺りがワーっと人だかりになって僕はもみくちゃだ。
リアルな音楽の中、彼はふたたび躯をクネらせる。
僕は背が低いから、周りの人と人の間から覗いていた。
すると籠さんが僕に目で合図を送って来たのが解った。
え?何をって?
それは何を言ってる訳じゃないんだけどさ、なんだか手招きしてる様に見えた。
だから僕は周りの人に譲って貰いながら少しずつ前に。
・・・凄い。
嘘かと思う位に、この視界が眩しい位、籠さんは綺麗だった。
艶めかしい色目は、誰かに当てるものでもなく…そう、リアルだ。
僕は目を反らす事なく彼を見る、そう、目の前で。
彼は僕を見ている。
何かを合図してる様にも見えた。
南「そうだな!御免。」
山下「そもそも、お前自己紹介くらいしろよな。」
南「そうだよな。わりぃ。」
山下「おい、遅れてスマンな。」
綾「もー二人で居なくなっちゃうし!」
南「遅れてすいません、南ッス。」
綾「ああ、南君って言うの、宜しくねぇ、仲良くしてー。」
山下「さ、グイグイいきますか!」
南「だ~ねぇ~!」
山下「ほら、お前も呑めよ!」
綾「何考えてんの?アタシは仕事中なんだからそんなに呑める訳ないでしょっ!」
南「綾さんもそんな固い事言わずに!」
綾「南君までそんなキャラか!そかぁ、山下のダチだもんねぇ。」
山下「んだよ!そんな言い方ねーべ!」
綾「アハハ少しなら付き合うよ!売上に貢献してくれんならね?(笑)」
僕達は
しっくり呑む筈の
赤ワインをグイグイ呑んだ。
なんとなく、もう既にイカれてるのかもしれない。
酒は旨い。
コイツは僕の心を裏切らない。
だんだん自分の視界がボヤけてきた。
僕は少し酔ってるんだと思う。
その時に気が付いた。
僕は今、音の無い所で、自分だけの世界が在った事に。
それに気が付いてからは辺りの音がうるさく感じた。
雑音だらけの中、僕の視界には山下が綾と楽しそうに映る。
すると、僕のすぐ目の前にある視界の中にある小さな赤いステージの上に、籠さんが寝転んでいた。
すると辺りがワーっと人だかりになって僕はもみくちゃだ。
リアルな音楽の中、彼はふたたび躯をクネらせる。
僕は背が低いから、周りの人と人の間から覗いていた。
すると籠さんが僕に目で合図を送って来たのが解った。
え?何をって?
それは何を言ってる訳じゃないんだけどさ、なんだか手招きしてる様に見えた。
だから僕は周りの人に譲って貰いながら少しずつ前に。
・・・凄い。
嘘かと思う位に、この視界が眩しい位、籠さんは綺麗だった。
艶めかしい色目は、誰かに当てるものでもなく…そう、リアルだ。
僕は目を反らす事なく彼を見る、そう、目の前で。
彼は僕を見ている。
何かを合図してる様にも見えた。
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