話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

美酒

山田 みつき

6 籠さん /きみがムカつく

山下「おい!何やってんだよ?」

南「すまん、見てた。」

山下「一人で居なくなる癖、いい加減にやめろよな。」

南「はいよ。御免。」

山下「でもよーマジ綺麗じゃん?」

南「ウン。ありえねーな。」

こんな他愛もない会話をしているが、きっと山下も本当は、この男が綺麗だと思って言葉を発したくて仕方ない筈。

この、どうしようもなく綺麗な

「ロウ」という男


僕の中に嫉妬みたいな感情すら植えつけてくれる。

綺麗なのは•••美は、それだけではないって事。

つまり男は、可愛いと皆が言う要素
もある。

僕はその人間が羨ましくなって、しかもゲイみたいな売りでなんだか無性に腹がたってきた。

南「なぁ、この男、オカマとかゲイだと思うかい?」

山下「絶対そうだろー?それ以外だったらなんて呼ぶんだよ。」

南「そうかな?俺は違うと思う。」

山下「何でだよ?どこら辺が?」

南「ウーンうまく言えない。」

この男は、こういう綺麗な自分に自惚れているのさ。
だからゲイやオカマみたいに見えるとゆう仕組みなんだな。

周囲の女「籠さーん!」

彼に女達がチップを与えまくる。
それをボーっと見る俺達。

彼は体をクネらせながら、妖艶に、女や男に誘いまくっている。

彼には、皆のセクシャリティやバイとかゲイとかじゃない人達にも印象を与える人間。

つまり人として、綺麗なのかもしれない。

誰しもがヤツに目線を送り、周りの綺麗な女程も、引き立たない位…。

僕は悔しいながら、でも何度も視線を送るんだ。

その男の目線も、感じながら…。

「美酒」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「その他」の人気作品

コメント

コメントを書く