痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

107 愛があるなら賭けられる筈だ /自分が弱いなら弱いなりの力強い行動

もうどのくらいが
経過したんだろう
か。
僕は真冬の元から
離れて居た。
真冬は今何を想い
何を感じて生きて
居るんだろうか。
電話は鳴らなかっ
た。
それは毎回酷い位
に電話を鳴らす真
冬とは違うと言う
事が解る。
僕は寂しかったけ
れど、何故だか嬉
しかった。
どうしてか。
だって真冬は、今
だけを繋ぎ合わせ
ようとするから、
先の事を考える前
にそうなるから。
電話が鳴らないの
は真剣に今何かを
考えているのかも
しれないからだ。
僕はとても怖かっ
た。
だって今迄100%の
愛されて居る自覚
を持てずに居たか
ら、今を繋げて居
ないときっと真冬
は離れていく。
僕の事なんてどう
でも良くなってい
くんだ。
そう思って居たか
ら、今決断の時間
がとても僕には賭
けな時間だ。
でも僕は彼女への
気持ちだけは変わ
らない。
どんなに自分が弱
かったとしても、
彼女への気持ちは
変わる事は無かっ
た。
僕は精一杯の気持
ちと悪戯心で出版
社に本を作って貰
う事を依頼した。
まずは賭けてみた
かったから投稿と
言う形にしてみた

でも必ず形にした
いから最終的には
自主出版で出そう
と思ってる。
別に僕は自分が才
能があるとか無い
とか自分の事なん
て解らないから。
驚かせたいなぁ…
僕は弱いから、こ
んな形でしか表す
事が出来ない。

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