痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

84 望の居ない一日 /彼は、多分、「ソレ」を捨てられない


私がいつもの様に
仕事から帰ると

彼はまた居なかっ
た。

私は
良く考えてみる。

私はきっと
私の中で終わる事
が多く
そして、それを、
伝える事が少ない
せいなのかもしれ
ないと。

彼を拾った時
確か衝撃的で私は
彼に何も考えずに
感情のままに彼に
したい様にした。
望はそんな私に、
安心してくれた。

望はそんな私を見

自分を曝け出して
くれた。

想い返して
涙がこみ上げる。

本当に彼は
毎日が生きていて
毎日が確信の様に
感情豊かな人。

私は決して
無感情な人では無
いが、一度そうし
てしまうと、私は
どんどん乱れてく


でももうそれを、
隠せないから私は
決めたのだ。

きっと沢山の軽い
事よりも私はキミ
を拐いたいくらい
救いようがないの
かもしれない。

嫌なの。
もう、貴男も私も
どうしようも無い
んだからしょうが
ないじゃない。

私の夢を実現する
のはもう少し後に
なるかもしれなか
ったけど、もう、
今じゃなきゃいけ
ないのかもしれな
い。

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