痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

80 理性 /僕の天使と悪魔が居なくなった

望「真実ちゃん?

 
真実「アハハ、お
酒が回って良い気
分。」

望「俺も楽しい、
何かこうして真実
とお酒呑むのも久
々だね。」

真実「望が最近付
き合い悪いからじ
ゃん。あ、真冬さ
ん居るもんね…。


望「アハハ、でも
構ってくれないけ
どね。」

真実「真冬さん、
そんなに構ってく
れないんだね。で
も、望は何にそん
なに不満なの?」

望「ウーン多分ね
、俺が真冬に何か
を与えられないか
ら。いわゆる自虐
ってゆうか、結局
俺にはきっと真冬
に何かを与える事
は出来ないんだな
ぁって。真冬はい
つも壁があるから
。きっと俺では、
真冬は充分じゃな
いんだと思う。」

真実「望は、素敵
だよ。充分真冬さ
んに与えてると思
う。私には本人じ
ゃないから解らな
いけど、充分望が
必要で、甘えてる
と思うよ。」

望「真冬が俺に甘
えてる…?」

真実「そう。甘え
てる。説明するの
は難しいけど。で
もきっと望が苦し
いのも解る気がす
る。」

望「そっかぁ、俺
には良く解らない
けど、結局俺に力
が無いんだよ。」

真実「…望。」

望「ん?」

真実は又、僕の髪
に触れた。
僕はお酒のせいか
考える能力が劣っ
ていた。
普通に、自然に、
僕は真実の肩にも
たれていた。
真実はそれを拒む
事をしなかった。

真実「望、可愛い
。」

望「真実…。俺御
免ね。真実が辛い
時なのに。」

真実「いいの。私
、望に触れて居た
ら幸せだから。」

そう言って真実が
僕に触れてくるか
ら僕はもう、ナン
となく、天使と悪
魔とかが出てくる
次元を超えて居た
のだ。

真実「おいでよ。


望「ぁあ。」

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