痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

68 嫉妬? /望に手を振った、綺麗な女の子は…

望と一緒にススキ
ノに出掛けた。
夜のススキノを、
望と二人で手を繋
いで歩いている。
私は仕事柄の関係
もあってススキノ
を平然な顔で歩け
ないので、悪い事
をしてる訳でも無
いのに少しヒヤヒ
ヤする。
きっと仕事関係の
誰かに私達を見ら
れてると思う。
だけど、後ろめた
い事じゃないし、
だから誰かに見ら
れたとしても、ど
うでもイイと思っ
た。

私達は、ススキノ
にあるゲームセン
ター「セガ」に入
った。

望「あ、真冬、ク
レープ売ってるよ
♪一緒に食べよう
よ♪」

真冬「うん、望は
何食べたい?私は
どうしよっかな」

クレープを頬張る
望がハムスターみ
たいだったので、
私は望を抱えて奥
の方に進んだ。

望「真冬!恥ずか
しいよ!下ろせよ
!」

真冬「望なんか赤
ちゃんにしか見え
ないから大丈夫だ
って(笑)」

望「むぅぅぅ」

真冬「ホラ!望プ
リクラ撮ろうよ」

望「真冬ちゃん!
まだクレープ食べ
てる最中だよ!」

真冬「ハムちゃん
みたいで可愛いか
らよ♪」

望「うぅ(笑)」

私達は
こんなに幸せだ。
私達の関係がそん
なに不思議に見え
るのか、色んな人
がコッチを見て来
る。
そして小さな声で
「あのコ可愛い」
って聞こえて来る

私は望が他人様に
可愛いと言われ、
少し優越感に浸っ
た。

真冬「ホラ、又望
見られてるよ!私
こんな可愛い望連
れて鼻が高いわ(
笑)」

望「そんな事無い
よォ!」

真冬「だって可愛
いもの!自慢の…


望「あ!」

真冬「ん?どうし
たの?望」

望「真実ちゃん!


真実「おお!望じ
ゃん!」

『真実ちゃんロビ
地下待ち合わせ』

私はすぐに気が付
いた。
その真実ちゃんと
やらが、このコだ


長身で
とても綺麗なコが
馴れた感じで望の
髪を触ったりした
感じで会話をして
る。

普通では
ない感じがした。

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