50　人の声 /黙れ

店に着くと
何ヶ月前にも来て
いたが最近見なく
て、何かビックリ
だった。

「真冬」
健が暫くぶりに
店に来ていた。
その身長のデカさ
に、望と比較して
ちょっと吐き気が
した。
コイツは客だけど
存在自体を忘れて
いた。

健「暫くぶり。」

真冬「ぁ、ぁあ。
まぁね。」

健「お前最近店出
てないんだって？
」

真冬「何で貴方が
知っているのよ。
」

健「だって携帯も
繋がらないし、オ
マケに番号変えて
るし、店に電話し
てみたら最近出勤
してないって聞い
たし。」

真冬「へぇ。」

健「そんなに忙し
いのか？」

真冬「別に。」

健「はぁ？ってか
俺最初見た時ビッ
クリしたよ。あん
な幼い少年、弄ん
でんじゃねーよ！
」

！？

健「いや、だから
さ、シラきるなっ
て。あんな幼い少
年、最初どういう
関係なのかなーと
か思ってビックリ
したんだけど俺最
近一緒に歩いてる
の見てナンカ怪し
って言うか、手と
か繋いやってアレ
はどう見ても普通
じゃないって思っ
てさ。ヒモかナン
かなんでしょ？俺
マジビックリした
んだから！」

真冬「ヒモじゃな
いわ！それより貴
方には言われたく
ないの、あの子の
事は！」

健「何！何そんな
ムキになってンの
？なんか超怪しい
ケドまさかだよな
ぁ？」

真冬「ぇえ。私、
あの子が大好きな
のよ！悪い？」

健「えー！真冬っ
って超ロリコン趣
味ってかマジ頭大
丈夫か！えー！俺
マジ信じランネー
わ！」

真冬「ホントよ。
あの子は凄く可愛
いの。貴方には解
る訳がないと思う
わ。」

健「わっかんねー
！ぇえ？って事は
何なの？ホストと
か？んな訳ないか
。アレもしや彼氏
なの？」

真冬「…いや。貴
方に関係ないでし
ょって！」

健「ふーん…。何
かよく解んないケ
ドお前やっぱ変わ
ったわ！なんつー
か頭大丈夫？」

真冬「店長！あたし
もうこれで帰ります
！今迄お疲れ様でし
た！」

店長「オイオイ！
まだ先は長いよ！
ラスト位最後迄ち
ゃんと出てくれな
いと困るよ！」

真冬「解ってます
！でも御免なさい
無理です。」

店長「困るよ。」

真冬「あのさ！あ
たしはあの子が大
事なの！私が頭お
かしいって？ぇえ
、おかしいのかも
ね！さよなら！」

望…！
早く会いたい！
早く触れないと

好きだよ望！