痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

39 魔法のサプリ /キミの温度

選択肢が多過ぎる


望「…」

私は気付いたら
又冷たくキミを
傷付ける。

どうして
優しく出来ないの

私は自分と
向き合う事を
出来ずに

きっとまた
繰り返される
思考回路

望「…」

真冬「あ、お腹は
空いてない?」

望「…要らない」

…手を

…手を握ったら

もうきっと…

真冬「…そう」

あー

まただよ私。

笑ってられたら

楽。

望「真冬?」

真冬「ん?どうし
たの?」

どうしたの
じゃないよ

望「真冬、ぎゅ…


―あ

あ―――――

やっちゃった

泣きそ

泣く

ヤバイ

あ―――――――

何てこった

望「大丈夫?真冬
、疲れてる顔して
るよ」

真冬「望…うぅ…


言わなきゃ…

言わないと―

何で泣いてるの

あたし

真冬「望、おいで


望「真冬?」

―あ、

あったかい

ごめんね

望。

望を抱いたら

私の今迄考えてた

悪魔が消え去った

余計な思考回路は
キミを抱いたら
まるでサプリみた
いに癒えてく。

真冬「望…うっ…
ご…めんね…」

望「ウン、ウン?


真冬「ごめんね…
っ…」

ごめんね


ほんとに
ごめんね

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