痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

15 愛欲の海 /いいえ、ちっともおかしい事じゃないわ

望「こわい…ぼくを嫌じゃない?」

もう、ぐちゃぐちゃにしたい。
私は、望の髪を掻き乱す様にして、肌を舐め上げる。

真冬「ねぇ望。ココにきてもいいよ。」

私の赤い爪先で、キミのソコを捕まえて導いてく。

望はしがみついてやってきた。

「…アッッ」

躯の中が一瞬で望でいっぱいになる。

•••?
やだ•••どうしよう•••苦しい•••!!

今迄に経験した事の無いようなこの感情は一体…

”すき、のぞむ、すきよ”

愛してあげる。

大丈夫
望には
私が居るよ

だからいっぱい泣いてもいいよ。

私は、
彼を受け入れる事で満足感を得ていた。

ただ、ただ
望が愛おしくて
望を守りたくて
濡らして鳴く。

悩ましい顔で、よがり続ける望を見
て、私は更にエスカレートする。

ねぇ望、私がキミをもっと支配してあげるの。

私は植えてあった、真っ赤に咲いた薔薇で望の口に塞いで飾る。
美少年を汚した感覚、私が痕を付けてやったとゆう悦楽。

驚いた望に笑いかけて、私は跨り、腰を動かせた。
望は可愛い反応をして見せる。

涙まみれの、いたいけな望。

ねぇ望
「こう言う事」は変な事じゃないの。
私は言い聞かせる様に望に吐く。

キミを、愛玩したい。
ほら、もっと、可愛い声を頂戴。

望は•••
可愛い顔をしたけれど、一瞬だけ冷
めた様な目を見せた。

愛してるよ。
―きっと。

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