MACHINE ACTOR 〜最強の種族だけど弱い自分の成長までの物語〜
要塞都市シャングリラ
『ようこそ!要塞都市シャングリラへ!』
まず最初に驚いたのは異世界物語系あるあるの「字が読める」とかいうレベルではなく完全に漢字、平仮名など日本語ばかりだったということ
そして黄色に淡く光る魔法陣のようなものがその要塞都市の門を護っているようだった
「これ入れるのかな?」なんて独り言をぼやいて歩を進めるとその魔法陣に差し掛かった辺りで景色が変わった
「なんだ...?どこだここ!?」
そこは開けた場所だった
周りには何も無く、砂地。
ただ観客席がない闘技場のような場所のようだ。
「ここって街じゃなかったの?」
またもや独り言をぼやいていると
「こんな真夜中に魔神が引っかかりやがった。いや、今回は魔人だな」
「この時間でも仕事があるのね」
などと男女2人の声が聴こえてきた。よかった、普通に話せそうだ(文字が一緒の時点で気づいてはいたが)。
「あのー、ここってどこなんですか?」
話しかけてみたものの、返事がこない
「えぇっとぉ...」
その時だった
バキンッ!
「...え?」
盛大な音と共に自分の左手が微塵となって吹き飛んだ
「まさか、夜行性だけでなく喋るなんて...」
「これはいつも以上に気をつけて行かないと殺されるかもしれないわね...」
吹き飛ばされた腕は痛みはしなかったが、麻痺しているかのような感覚で、
そして命が狙われていると知って、
どうやら俺は──
「うわぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!」
──冷静ではいられないようだ
まず最初に驚いたのは異世界物語系あるあるの「字が読める」とかいうレベルではなく完全に漢字、平仮名など日本語ばかりだったということ
そして黄色に淡く光る魔法陣のようなものがその要塞都市の門を護っているようだった
「これ入れるのかな?」なんて独り言をぼやいて歩を進めるとその魔法陣に差し掛かった辺りで景色が変わった
「なんだ...?どこだここ!?」
そこは開けた場所だった
周りには何も無く、砂地。
ただ観客席がない闘技場のような場所のようだ。
「ここって街じゃなかったの?」
またもや独り言をぼやいていると
「こんな真夜中に魔神が引っかかりやがった。いや、今回は魔人だな」
「この時間でも仕事があるのね」
などと男女2人の声が聴こえてきた。よかった、普通に話せそうだ(文字が一緒の時点で気づいてはいたが)。
「あのー、ここってどこなんですか?」
話しかけてみたものの、返事がこない
「えぇっとぉ...」
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「まさか、夜行性だけでなく喋るなんて...」
「これはいつも以上に気をつけて行かないと殺されるかもしれないわね...」
吹き飛ばされた腕は痛みはしなかったが、麻痺しているかのような感覚で、
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