アクトリヴァ

シュララP

VIPはすごい その1

無事登録は済んだ。

今日討伐したモンスターはどれも張り出されてはいたが、高ランクモンスターと比べれば、さほど金にはならなかった。

所持金は2108セム…まさか熊が売れないとはな…

もうこんなに暗いのか、さっさと寝床を確保せねば…

「VIP会員の者ですか?良ければウチの宿に泊まりませんか?」
「私のところはどうです?マッサージ出来ますよ」
「天然温泉あるよ、こっちにおいで」

なんだコイツら、VIPってこんなに目立つもんなのか。

「風呂がある所がいい、天然温泉はどこだ」

「ぜひ案内します、さあいらっしゃい」

店の人がこんなに活気的に働く所を見るのは初めてだ。

商業界にもランクシステムが存在するってことか…

続く

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