話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

異世界転生 〜奴隷からの成り上がり〜

ぴえろ

後処理

「・・・そう簡単に出しては貰えねぇか」

俺は今竜の谷の入口付近まで戻ってきていた。しかし、竜の谷からは脱出できない。
なぜなら、不可視の壁があるからだ。補足だが、谷の崖を登っても、1番上に不可視の壁がある。どうやら一番最初に逃げ出した王女様や護衛の人達、ルーザーなどの貴族達は無事脱出できたようだ。しかし、最後尾にいた兵士たちは不可視の壁に阻まれたようで脱出出来なかったようだ。
今、俺の目の前には閉じ込められた兵士たちが生きようともがいた末に死んでいった光景が広がっている。ある者は飢えに耐えられず喉に剣を突き刺し、自殺。ある者は他人の持っていた携帯食料を奪おうと殺し合いをした末に共倒れ。ある者は他人の死体を食らって生き延びようとしたが病死。
この惨状を見るに数百の兵が取り残され、死んで行った様だ。

「・・・見たくないもん見ちまったな。これじゃ昼飯に肉は食えねぇな」

目の前の光景に唖然としていると、竜が寝床から出てきた。

「たく、お前は空気を読めよ。普通この状況の中で出てくるか?まあ、経験値的には美味しいが・・・」

そう言うと俺は竜の方に向かって駆け出し、大鎌で首元を一閃、竜の首を落とした。

「お、この竜結構経験値持ってるな。一気に800近くまで上がったぞ!
とはいえ、目の前のこの惨状を目にしてから手放しに喜べる訳ないんだよな。仕方ない、物凄く大変で面倒臭いが埋葬するとしよう。黒魔法で地面を削れば埋めやすくなると思うしな」

俺も流石にこの惨状を見て心が動かないわけが無い。確かに兵士は貴族のようなお偉いさんを守るのが役目だが、役目を果たしたのに貴族に見捨てられたのでは彼らもうかばれないだろう。一人一人埋めているのでは時間がかかりすぎるので申し訳ないがここは一気に埋葬させてもらうとしよう。

「黒魔法ってこんな使い勝手がいい魔法だっけ?」

俺が驚いている理由は黒魔法で地面を人が入るぐらいの長方形の穴を掘れないか試しに使ってみたら大量に作れた為、それを近くの洞窟に作り直した。

「さて、黒魔法のおかげで一人一人の墓は作れたが、どうやって死体を移動させるか・・・
流石に1回アンデットにして自分の足で墓に入ってもらうのはあれだしな・・・
仕方ない。こればかりは俺が頑張ろう」

そう言って俺は兵士の死体を一つ一つ丁寧に墓に入れていった。
埋葬作業を行い始めてから約5時間が経過した。

「ようやく全員墓に入れることが出来たな
。あとはこれに土を被せて墓標を刺せば終わりか。
一応黒魔法で墓標は作れたしな。名前とかは鑑定眼で確認出来た。
いや〜、それにしても鑑定眼有能だな。
そんで、これでこの兵士達がうかばれるといいが・・・」

こうして俺は黒魔法で一気に土を被せ、一つ一つに墓標を建てて回った。
墓を作り始めて約8時間、昼過ぎに始めた為、もう既に辺りは暗くなっているが、墓作りが終わった。

「さて、墓も作り終わったし明日は竜を狩りまくってレベル上げだ!
とっとと竜王倒して竜の谷を出たいしな!」

「 異世界転生 〜奴隷からの成り上がり〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く