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異世界転生 〜奴隷からの成り上がり〜

ぴえろ

奴隷生活と主人

話は飛ぶが、俺が奴隷になってから約7年が経った。簡潔に言おう。本当になんにもなかった。
「いやさ、何も起きないのも別にいいんだけどさ、普通奴隷だったらなんかイベントくるよね?!なんで来ないの?!ほら、王族の人に俺の能力を見出されて買われるとかさ!なんか来ないの?!ラノベとかでは意外とあるから結構期待してたのに!
もしかして、俺このまま普通の奴隷人生歩んで行くだけなのか?普通に嫌なんだけども・・・。
でも、まずは誰かに買ってもらわないと意味ないんだよなぁ。ここから逃げることは出来るかもしれないけど、逃げたところで住む場所も金も無いし・・・。
本当にどうしよ・・・。」

「おい!何ボーッとしてるんだ!さっさとこっちに来い!この糞ガキが!買ってもらえるんだぞ?無駄に手間かけさせやがって!」

どうやら買われるようです。しゃぁぁぁ!
KI・TA・KO・RE!ようやく俺の人生が幕を上げるぜ!ヒャッハー!
とと、いかんいかん。変な感じの俺が出てきてた。落ち着け、俺。
足枷と首輪を付けられたまま、俺は応接室に通された。
部屋の中には小太りのいかにもプライドが高そうな貴族っぽい人が座っていた。

「こいつかね?この店で1番魔力のある奴隷は」

「はい、そうでございます。
いかがで御座いましょうか?ルーザー様」

「うむ。確かに魔力は高いようだな。よし、買おう。こいつは幾らだ?」

「は、はい!有難うございます!
えぇ、値段の方ですが、金貨で750枚となっております。」

「750か、まぁ、その位の値段はするだろうな。まぁよい。おい!ここに持ってこい!」

ルーザーがそう言うと、後ろに控えていた執事らしき老人が板の上に金貨を乗せて入ってきた。どうやら本当にこのルーザーという男に買われるようだ。ただ、こいつが同性愛者でない事を願うばかりだ。
ルーザーが金を払い終えると俺は全身を鎖で拘束された。すると、大男が2人、部屋に入ってきた。1人は焼きごてを、もう1人は真っ赤に熱された石炭が入った入れ物を押してきている。この2人を見て俺は今から何をされるか分かった。

「や、やめろ!そんなもの押したくねぇよ!もういいだろ?!俺はお前のものなんだろ?!やめてくれ!」

「奴隷は背中に焼印を押さなければならない。常識だろう。それにこの焼印には私の血を垂らしている。これでお前は私の命令に背くことは出来ない。これが焼印を押す理由だ。」

「い、嫌だ!くるな!やっ、やめろ!やめろぉぉぉ!!!」

自分の背中が熱い。痛いというよりも熱い。それから激しい痛み。文字通り焼けるような痛み。

「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!!い゛だい゛!痛い!熱い!あ゛あ゛ぁぁぁ!!」

どうやら終わったようだ。まだ背中に痛みが残る。しばらくは痛いままだろう。
まぁ、何はともあれ、痛みと引き換えにある程度の自由は手に入れられたはずだ。
この奴隷店から抜け出せるのはどちらにしろありがたい。

「行くぞ、早く着いてこい。お前は今から兵舎で鍛え、1年後の国家を上げての竜の谷攻略に参加してもらう。まぁ、お前らは我々が攻略に失敗し、逃走する時に囮となってもらうがな。」

はい。強くなれると思ったけど、結局は囮でした。あんな奴のために死にたくないんだが・・・

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