テンプレ幼なじみに俺は憧れを抱かない
第18話 海へ出発!
進side
そして、土曜日になった。
俺は亜梨須に言われていたとおりに、
集合時間の朝8時に、寮の前に居た。
「進くーん! 」
お、なんかデジャヴだな。
「おはよう、妃愛蕾さん」
「おはよー、進くん、亜梨須ちゃんは? 」
「今、来ると思うけど······」
亜梨須、遅いな·····。
人を集めといて、何してるんだか。
俺と妃愛蕾さんが待っていると、
1台の車がやってきて、寮の前に止まった。
黒色の、高そうな車だ。
その車のドアが開き、
中から亜梨須が降りてきた。
·
「遅れて、ごめんなさい。
待たせちゃったわね」
「お前寮の中にいたんじゃなかったのか·····」
「うん、今から行く場所ちょっと遠いし、電車じゃ、行けないから
車を出してもらったの」
「それにしても、高そうな車だねえ······」
妃愛蕾さんは車を見て驚いているようだ。
まあ、無理もないか、
これ実際物凄く高い車らしいしな。
俺も小さい時、乗せてもらったな。
「もしかして、亜梨須ちゃんって、お嬢様とかなの? 」
「別にそういう訳じゃないよ? 
少しだけ、家がお金持ちってだけよ」
そこで、俺はすかさず、つっこんだ。
「いや、お前の家はどう見ても、少しだけってレベルじゃないだろ······。
妃愛蕾さん、こいつ自分ではこう言ってるけど、お嬢様だよ」
「やっぱり、そうなんだねー」
「私のことは、いいから、早く車に乗って」
亜梨須がそう言うと、
後ろのドアが開いた。
俺と妃愛蕾さんは、車に乗った。
「で、亜梨須結局どこに行くんだ? 」
ここから、近いのは、猫ヶ浜か?
「うーん、名前は忘れちゃった」
忘れちゃったって······、大丈夫なのかよ······。
「とりあえず、場所は分かってるから大丈夫よ、
それじゃ、後藤さん、車を出して」
「畏まりました」
そうして、車は動き出した。
***
俺達が、亜梨須の家の車に乗って着いた先は、乗船場だった。
え、待って、なぜ、船?
亜梨須に、
「あの船に乗って、目的地まで行くのよ」
と言われて、指を指された先にあったのは、
小型の船だった。
確か、ああ言う感じのって、モーターヨットって言うんだっけ?
そこに、亜梨須に言われるがままに乗る俺と妃愛蕾さん。
亜梨須は、この船の操縦をするらしき人に、
「それじゃ、よろしく頼むわね。
柴田さん」
と言っている。
あの人、亜梨須の家で見た事あるぞ······。
てことは、この船もお前ん家のものなのかよ。
そして、俺と妃愛蕾さんは、一体どこに向かっているんだ。
そこで、妃愛蕾さんの方を見ると、
妃愛蕾さん、めっちゃ楽しそうにしてますね。
なんの違和感も持たないのがすごい。
俺は亜梨須に、つっこむ気力すら無くなって、心の中でつっこんで、後は流れに身を任せることにしたのだ。
***
うん、確かに、海岸に着いたけどさ······。
「亜梨須、ここどこ? 」
「家で管理している島よ。
プライベートビーチってやつかしら」
お前ん家そんなものまで持ってたのな······。
「わあー! すごく綺麗な海だね!
あっちにも、何かあるかな?」
妃愛蕾さんは、とても楽しそうで、何よりです。
やっぱり、女子の笑顔って心が洗われた感じになるよね。
「進、妃愛蕾さん、とりあえず、荷物を置いたり、水着に着替えをしたり、したいでしょうから、あっちにある家で準備をしましょ」
で、その家に案内された訳だが······、
「なあ、亜梨須? 」
「なに、進? 」
「ここもやっぱり、お前の家なの? 」
「そうよ? 家ってよりかは普段来ないから別荘みたいなものだけど」
これで、別荘かー。
確かに、亜梨須の家よりは小さいんだけどさ。
それでも、俺の家と比べるとさ、
俺の家の2倍は軽くあるよ?
―――うん、つっこんだら負けなんだろう。
もう、亜梨須のその辺には関しては、気にしないことにした。
家の中も広かった。
俺は、奥の部屋を使っていいと言われた。
妃愛蕾さんと、亜梨須は二階の部屋を使うらしい。
俺は奥の部屋に行って、荷物を置いて、水着に着替えて、浜辺へと向かった。
300pv突破!!
サブタイトルの変更を致しました。
そして、土曜日になった。
俺は亜梨須に言われていたとおりに、
集合時間の朝8時に、寮の前に居た。
「進くーん! 」
お、なんかデジャヴだな。
「おはよう、妃愛蕾さん」
「おはよー、進くん、亜梨須ちゃんは? 」
「今、来ると思うけど······」
亜梨須、遅いな·····。
人を集めといて、何してるんだか。
俺と妃愛蕾さんが待っていると、
1台の車がやってきて、寮の前に止まった。
黒色の、高そうな車だ。
その車のドアが開き、
中から亜梨須が降りてきた。
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「遅れて、ごめんなさい。
待たせちゃったわね」
「お前寮の中にいたんじゃなかったのか·····」
「うん、今から行く場所ちょっと遠いし、電車じゃ、行けないから
車を出してもらったの」
「それにしても、高そうな車だねえ······」
妃愛蕾さんは車を見て驚いているようだ。
まあ、無理もないか、
これ実際物凄く高い車らしいしな。
俺も小さい時、乗せてもらったな。
「もしかして、亜梨須ちゃんって、お嬢様とかなの? 」
「別にそういう訳じゃないよ? 
少しだけ、家がお金持ちってだけよ」
そこで、俺はすかさず、つっこんだ。
「いや、お前の家はどう見ても、少しだけってレベルじゃないだろ······。
妃愛蕾さん、こいつ自分ではこう言ってるけど、お嬢様だよ」
「やっぱり、そうなんだねー」
「私のことは、いいから、早く車に乗って」
亜梨須がそう言うと、
後ろのドアが開いた。
俺と妃愛蕾さんは、車に乗った。
「で、亜梨須結局どこに行くんだ? 」
ここから、近いのは、猫ヶ浜か?
「うーん、名前は忘れちゃった」
忘れちゃったって······、大丈夫なのかよ······。
「とりあえず、場所は分かってるから大丈夫よ、
それじゃ、後藤さん、車を出して」
「畏まりました」
そうして、車は動き出した。
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俺達が、亜梨須の家の車に乗って着いた先は、乗船場だった。
え、待って、なぜ、船?
亜梨須に、
「あの船に乗って、目的地まで行くのよ」
と言われて、指を指された先にあったのは、
小型の船だった。
確か、ああ言う感じのって、モーターヨットって言うんだっけ?
そこに、亜梨須に言われるがままに乗る俺と妃愛蕾さん。
亜梨須は、この船の操縦をするらしき人に、
「それじゃ、よろしく頼むわね。
柴田さん」
と言っている。
あの人、亜梨須の家で見た事あるぞ······。
てことは、この船もお前ん家のものなのかよ。
そして、俺と妃愛蕾さんは、一体どこに向かっているんだ。
そこで、妃愛蕾さんの方を見ると、
妃愛蕾さん、めっちゃ楽しそうにしてますね。
なんの違和感も持たないのがすごい。
俺は亜梨須に、つっこむ気力すら無くなって、心の中でつっこんで、後は流れに身を任せることにしたのだ。
***
うん、確かに、海岸に着いたけどさ······。
「亜梨須、ここどこ? 」
「家で管理している島よ。
プライベートビーチってやつかしら」
お前ん家そんなものまで持ってたのな······。
「わあー! すごく綺麗な海だね!
あっちにも、何かあるかな?」
妃愛蕾さんは、とても楽しそうで、何よりです。
やっぱり、女子の笑顔って心が洗われた感じになるよね。
「進、妃愛蕾さん、とりあえず、荷物を置いたり、水着に着替えをしたり、したいでしょうから、あっちにある家で準備をしましょ」
で、その家に案内された訳だが······、
「なあ、亜梨須? 」
「なに、進? 」
「ここもやっぱり、お前の家なの? 」
「そうよ? 家ってよりかは普段来ないから別荘みたいなものだけど」
これで、別荘かー。
確かに、亜梨須の家よりは小さいんだけどさ。
それでも、俺の家と比べるとさ、
俺の家の2倍は軽くあるよ?
―――うん、つっこんだら負けなんだろう。
もう、亜梨須のその辺には関しては、気にしないことにした。
家の中も広かった。
俺は、奥の部屋を使っていいと言われた。
妃愛蕾さんと、亜梨須は二階の部屋を使うらしい。
俺は奥の部屋に行って、荷物を置いて、水着に着替えて、浜辺へと向かった。
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