テンプレ幼なじみに俺は憧れを抱かない
第3話 俺の日常〜学校〜
学校に着いた俺と亜梨須はそのまま真っすぐ、自分たちの在籍しているクラスである、2年B組へと向かった。
亜梨須が先に教室へ入ると……、
「あ、亜梨須おはよー」
今、亜梨須に声をかけたのは、
俺たちとクラスメートである
 佐々木恵実花。
亜梨須と恵実花は親友だと亜梨須自身が言っていた。
1年生の時から同じクラスで、ずっと仲がいいのだとか。
あ、そういえは亜梨須も恵実花も生徒会に入っていて会長と副会長をやっているらしい。
今年から一緒に生徒会に入ったようだ。
「恵実花ちゃん、おはよー」
亜梨須もそう、恵実花に返すと自分の席に行き、朝の準備をして、そうして、恵実花とお喋りしに行った。
あ、俺? 
俺はひっそりと、
亜梨須の後ろから教室に入り、
自分の席で手早く準備を、終え、
睡眠タイムですよ。
俺に挨拶する変人なんか、誰もいないからね。
クラスのモブキャラたる俺は今日も、授業を聞き、眠くなったら睡眠をとり、昼休みは屋上へ行き、まあ今日は1人だったが、亜梨須と時々一緒にお昼ご飯食べたり、
(この時の亜梨須は朝のようなテンプレキャラになる……。例えば少し前は、ドジっ娘という設定でやってきて、まっ黒焦げの弁当を渡され、食べさせられ、食べないと泣きそうになるという拷問を受けました。あいつ本当は料理上手いのに……。)
まあその後も午前中と同じように授業受けて、寮に帰りますよ。
俺の毎日の無限ループである。
友達とかいれば下校中にどっかよってなんか食べていくのもいいんだろうが、
残念ながら俺には一緒に下校するような友達はおらず、(幼なじみである亜梨須は帰りはいつも友達と一緒である)
バイトもやってなくて、
(接客業とか、ほんと無理です。
力仕事も疲れるしね。)
親から毎月決まった仕送りだけをもらって
暮らしているのだ。
(まあ、両親結構送ってくれてるんですけどね……。)
友達との遊びに金を使っている余裕などあるわけもない。
だから、仕方なく、いつも俺は寮に帰るのだ。
うん、俺ほんと別に寂しいだなんて思ってませんから……。
***
寮に帰った俺は、
そのままベットにダイブした。
まあ、こんな生活俺はなかなか悪くないと思う。
特別なことがなければ、悪いことも起こらない。
なかなかいい暮らしをしてるな、
と自分でも思う。
それに、時々の刺激なんて、亜梨須で俺には十分すぎる。
そんなことを考えながら、
俺はまどろみの中に落ちていった……。
そして、次の日・・・・・・
 
あの子と出会ったことで俺の生活は変わっていく・・・・・・。
そして、これから始まるのは俺のラブコメと呼んでいいのか、少し微妙だが、それに近いものである。
だが、この時の俺はそんなことを全く知ることも無く、ただ、夢の世界へと、落ちていた。
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コメント
空挺隊員あきち
おぉ、定番の伏線だね!でも、定番だからこそ次が見たいと思えるよね