自称凡人な俺は勇者な友を影から見守る

マッキー

1話

「おお、勇者様とそのお連れの方々よ!我がニムライカ国の召喚にお答えください感謝致します。」
と、白い髭の生やしたおじいさんが言ってきた。
(何となく、ゲームだとこのおじいさん国の偉い人とか賢者って言われてる人なんだろうなぁ。まぁ、テンプレだな)
「はぁー?何言ってのこの爺さん。てか、ここどこよ!!」
(また、テンプレかよ。まぁ、竜二りゅうじならいつのもことだけど、テンプレ過ぎないか?・・・

あっ、ごめん自己紹介まだだったな。
何、メタいって?気にすんな。
俺はれん  瀬戸内蓮せとうちれんだよろしくな。この物語の主人公をやっている。
今の話の流れを説明すると。俺らは高校2年なんだけど、朝クラスのみんなが席に着いた途端に視界が眩しくなって目が覚めたら、レンガ作りの家か宮殿かは分からないがとにかく大きい建物の中に居たんだ。それから程なくして冒頭にでて来たおじいさんが俺らの所に来て話しかけて来た。ここまでOK?それじゃぁ物語進めるよ。何何?竜二ってやつの説明だって、あいつはただのイキってるヤンキーだよ。
あっ、あと俺はクラスでは虐められてもいないし、ボッチでも無いからな。そこら辺にいる凡人さ。)

「そうだよ。ここはどこよ!!そもそもどうやってここに来たのよ!!」

「おっと、勇者様方これはこれは、すみません。勇者様方は、わたくし達によって異世界から召喚によりこられたのです。
勇者様方の居た世界のことは何も存じ上げませんがこの世界にはこのように魔法があり。魔物という生き物が生きております。」
と言いながらおじいさんあぁ、もうめんどくさいから賢者って呼ぶ。賢者は両手を前に出しながら。火の玉と水の玉と目に見えるほどのつむじ風の玉を、手の上の空中で3角のトライアングルのように回しながら見せてきた。

「勇者様方を呼んだ理由は、魔族と呼ばれる族の王が最近人族の領土を奪い、そこに住んでいた者達を殺しまた、攫いそして奴隷や性奴隷にしておるのです。そのような事を阻止するためにも我が国も騎士の軍団を送ったのですがたった100にも満たない敵に敗れてしまい。この国は終わりに向かって進んでいるです。
ところが先日、神のお告げを聞ける巫女殿が神から召喚の儀を行えという指示があり、そして等々今日行ったのです。そして、勇者様方がここに現れたのです。」

「はっ?何言っての??なんで俺らがその魔族っヤツらと戦わないといけないのか?てか、早く返せよ」

「そうよ、返してよ!今日彼氏とデートなのに!!」

「すみませんが召喚の儀を行うために大量の魔力を使ってしまい。皆様方を元の世界に戻すことが出来ません。ですが、魔族の王が持っておられる魔石を手に入れることが出来たら、その魔石にある魔力で皆様全員を元の世界に戻すことが出来ますので、ぜひ力を貸して下さいませ。」

(なんかほんとテンプレだな。てか、まだ喚いてる女子がいるけど。どうしたものか・・・っとこの流れはあれだよな、クラスのリーダーのヒカリが【みんな聞いてくれ】とか言い出すんだろうなぁ~)


「みんな聞いてくれ!ここはこの国を助けようじゃないか。話を聞くと俺らじゃないと助けられないみたいだし。やっぱ日本人として困ってる人を助けようじゃないか!!」

(ほらでたぁーテンプレ乙!、これでみんなさっき言ってたこととは真逆に【そうだよね】とか、【よしやってやるぜ】とか言うんだろテンプレすぎだよ。あぁ、でもクラス転移って言えば さとるのやつ大丈夫かな。あいつオタク感出しまくってるし、太ってるし。あいつ自体は気づいてないだろが紗季さきがあいつに惚れているし。あっ紗季って言うのは俺ら学校一の美少女の名前ね。なんであいつに惚れているんだろうな・・・あっ、テンプレだからか。なっ、テンプレ要素満載だろ。クラスの連中もみんなこの国を助ける事に賛成みたいだし俺も適当に馴染んどくか)

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