異世界をスキルブックと共に

気のまま

拠点の改装2

朝起きると魔物組の変化に驚いた。
うさ吉は三ツ角ウサギ、ポチはシャドウウルフ、巳朗はポイズンスネーク、熊五郎はファングベアに進化していた。
さらに他の各種族もかなり変わっていた。
ホブゴブリン達もゴブリンナイトやゴブリンアーチャー、ゴブリンアサシンにゴブリンプリーストだ
フォレストウルフはグレーターフォレストウルフ、グリーンウルフ、ファングウルフに
大角ウサギは二角ウサギに飛びウサギ、蹴りウサギそして丸うさぎだ。
皆体格が良くなったり牙が鋭くなったり凜々しくなっている。
だが1匹だけおかしな進化をしている奴がいた。
そう丸うさぎだ。
こいつだけ体格もかなり小さくなり角もなくなって見た目もかなり可愛くなっている。
完全に愛玩動物だろこれ、つぶらな瞳がとてもキュートで愛らしい。
だがこれでもグレーターベアと同じ8等級だ。
強いのだろうか?
やはり異質なのか周囲の目も若干戸惑って見える。
だがまぁどうしようもないので様子見だ。


人族達はやはり見た目は変わらないようだがちゃんと強化されているらしく皆朝からテンションが高く喜び合っていた。
勢い余ってゴブ朗達に組み手を申し込んでいる者も見受けられる。
大丈夫だろうか?程々にしておけよ。


さて皆も無事に強化できた事だし次は新しいメンバーを召喚する。
人族が増えてきたので魔物を多めにだ。
まず前回同様各種族に部下としてゴブリン15匹、角ウサギ15匹、ウルフ15匹召喚した。
これらは全てゴブ朗達に任せる。


次に昨日も思ったのだが解体するときに見たことのない魔物がいた。
エレナに確認したら探索範囲も日々拡大して最近は9等級の魔物が出る場所が狩り場になっているらしい。
9等級が獲物か、あいつらも強くなったな。
俺は少し嬉しくなりながら新しい魔物を召喚した。


今回新しい種族は。
バトルビー5匹 スモールスパイダー5匹 スモールワーム5匹だ。
全て昆虫型だが何が出来るかおいおい調べていこう。
こいつらも一応魔物だしゴブ朗達に任せよう。
ゴブ朗が過労死しないか心配だが種族名もゴブリンジェネラルだしゴブ朗の指揮に期待しておこう。


最後はザックさんを襲っていた野盗達だ。
黒の外套の事も聞きたいし取り敢えず1人だけ召喚する。
最近素っ裸で目の前に現れるのも慣れてきたな。


「初めまして、君は現状を理解しているかな?」
「はい、商人を襲う途中ご主人様に返り討ちに遭い死にました。その後ご主人様のお力により蘇生して頂き今に至ります。」


ふむ、大体理解出来てるな。
死んだ後俺の力で蘇生したことまで理解しているのには驚いた。
やはり蘇生する過程で少し記憶を弄るみたいだな。


「じゃあ少し聞きたいんだけどなんでザックさん達を襲っていたの?」
「襲うよう上より指示がありました」


指示か、ならザックさんを襲った理由とかは分からないな。


「上とは黒の外套?」
「はい」
「どんな組織なの?」
「窃盗に暗殺、強盗に誘拐まで表では出来ない事を生業にしている組織です」


うん、名前の通りいろいろ黒そうだ。


「大きいの?」
「はい、アルカライムはもちろん各国至る所に組織の手は伸びています」
「アルカライムの活動拠点や他の仲間は分かる?」
「はい、全てではないですが幾人かと活動拠点の場所はわかります」


ふむふむ、その情報は有り難いな。
確かクリフォードさんが街を害する存在は許さないって言ってたし恩を売るために後で教えに行くか。


「うん、有り難う。有意義な情報だったよ。この後他の人達も蘇生するからその後全員でオルドの指揮下に入ってこの拠点で活動して欲しい」
「わかりました」


俺はその後残りの野盗と馬を2匹召喚しオルドに世話するよう頼んだ。


後はいつも通り拠点の拡張を行う。
今回は拠点の拡張以外に人数も増えてきたので拠点を区画整理することにした。
拠点を住宅区、農業区、生産区、商業区に分け、中心部に広場兼訓練場所を作り今まで以上に綺麗に区分けした。
土魔法で一気に拠点を広げさらに区分け事に今ある物を地面ごと移動し綺麗に整理する。
相変わらず初見の人達は皆目を見開き驚愕しているが結構人が住む所らしくなってきた。
初見の人達の横でエレナがドヤ顔しているのは何故なのだろうか?
ただ現状商業区と生産区はあまり稼働していない。
今後できればこの手の人材を仕入れていきたい。
俺は区画整理の出来に満足しながら残りの魔力で奴隷の子の身体を復元するために移動した。

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