異世界をスキルブックと共に

気のまま

拠点の改装

俺は山賊の拠点内で早速今回で狩った山賊を召喚した。
総勢30人程の裸の男女が目の前に現れ俺を見つめてくる、凄い圧迫感だ。
俺はなんとか剥ぎ取った各自の服を着るように指示しその後この拠点の解体を命じた。
山賊は女が4人で残りは男だった、これで我が拠点も一気に人数が倍以上に増えたことになる。
拠点の拡張も必要だしこの拠点にある資材は全て我が拠点に持ってかえる予定だ。
この拠点には装備やこの世界の通貨以外にもパンや干し肉等の食料それ以外にも小麦や豆が置いてあった。
最高だ、これで我が拠点の食生活が改善される。もう酸っぱい果実を食べる日々は終わるのだ。
さらにこの拠点は木材で作られている、既に成形されている物も多く捨てるのは勿体ない。
我が拠点は土魔法で作っているので360度何処を見渡しても土しかない。
そろそろ皆地面で寝るのには飽きた頃であろう、
目指せ木造住宅である。


俺は時空間魔法lv5のおかげでかなり広くなった空間収納に片っ端から資材を詰め込み自分の拠点に皆を連れ戻った。
拠点ではまずゴブ朗とエレナも上限に達していたので強化を試みる。
前回もそうだったがやはりlvが上限に達すると強化はポイントを消費するだけでできるようだ。
今回8等級に上がるのでポイントは40使用した、今のとこ倍々で増えてるが1等級に上がるときどれくらい消費するか考えるだけで恐ろしい。
2人は無事強化するために眠りにつき俺は拠点の拡張の為に移動する。
いつも通り土魔法オンリーで木々をなぎ倒し整地、壁を作り現拠点との境界の壁を壊す。
後ろで元山賊達が目を丸くして驚いている、拠点の増築が珍しのだろうか?
しかも今回の壁はいつもと違い作りを変えている、イメージは城壁だ、壁の上で見張りが出来るように歩ける通路を増設している。これで外敵が来ても大丈夫だろう、今まで誰も来た事はないが。
俺は現拠点の壁も改装しながら元山賊達の居住区も作りさらに今回は豆と小麦を栽培するために畑をかなり増やした。
栽培に関しては山賊に農民出身者がかなりいたので任せることにしている。
人数が増えたので調理場所も拡張し、木造住宅を建築する予定地も作った。
木造住宅ができ次第順次土の囲い寝床から移動していく予定だ。
問題は土魔法で作った物が堅すぎるせいで俺以外誰も壊せないことだ、木造住宅が出来る端から土の囲い寝床を壊すため戻ってくる必要がある。
大変だが最初一人から始まった拠点生活がどんどん人が増え広がり活気が出ていくるのは嬉しいものがある。
俺は皆の意見を聞いてどんどん拠点を改装していった。


その後俺は拠点の組のリーダーとカシムそして進化を終えたゴブ朗とエレナ、元山賊で頭を張っていたオルドという男を交え今後の方針を話し合う。
ゴブ朗はゴブリンジェネラルになりエレナはまた強化だけで終わったようだ、纏う雰囲気が暗い。
拠点内でのことはオルドに任せて問題ないようだ、普通の農民程度のことはできるらしい。
だがやはり物資や食料、その他に技術が必要なものなどは手の出しようがないらしい。
提案された第一案が大きな街以外の集落を襲い物資を調達し、さらにそのまま殺した集落の職人を召喚し手駒に加えるというものだが・・・
誰だこんな過激派みたいなこと言い出したの、これではそこらの山賊と一緒・・いや殺して手駒に加えるとか山賊以上にヤバイ集団じゃないか、もっと穏便にいこうよ穏便に。
第二案に地道にお金を貯めて大きな街で資材を購入し調達、職人は奴隷を購入し拠点で働かせるというものだ。
なんだ普通のことを言えるじゃないか、さっきのはなんだったのだろうか。


「ただそれだとどうしてもお金を貯めるのに時間がかかってしまいますのでケンゴ様が望む拠点の改装も遅れてしまいます」


なら問題ない、今まで一人で酸っぱい果実を食べ続けてきたんだ、今では食料も人手もあるのだゆっくりやろう。


「そうですか・・ケンゴ様がそう言うのでしたらその方針でいきましょう」


皆少し不満そうだ、いったい何が気に入らないのだろうか?
しかしこの世界には奴隷制度があるのか、この拠点で働いて貰うには労働条件とかはどうしようか?
まぁ奴隷を購入するときに詳しく聞いてみよう、今は買えないしね。


次はどうやってお金を稼ぐかを話し合う。
この拠点で生産している物はないので売る物はない、いや毛皮がたくさんあるか、角ウサギの角?あれは売れない、角がないと現状俺の攻撃力は著しく落ちるしやはり戦闘にあの貫通力は外せない。
次に冒険者になり任務の消化やダンジョンに潜りそこで得た素材の売買等で金を稼ぐ方法があるらしい。
というか現状この方法しかない。
この周辺でわかる冒険者ギルドがあってダンジョンも周辺にある街はエレナ達の故郷アルカライムという街だけだ。
オルドに聞くとあの集落から西に3日ほど歩けば街が見えるらしい。


取りあえず今後の方針が決まった。
俺はダンジョンというものがどんなものなのか思いを膨らませながらさらに西に行く準備を始めた。

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コメント

  • AZAMI

    読みやすっ……

    0
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