異世界をスキルブックと共に

気のまま

従属強化

問題が発生した。


次の日起きてからみんなで拠点の一画に畑を作ってイモを植えたあと昨日同様LV上げに出かけたのだが
みんなのLVが10以降一向に上がる気配がしない。
何が原因だ?俺のLVは問題なく上がっている。
LVが早々に打ち止めにあったこの子達の顔は悲壮感で溢れている。
早々にどうにかせねば。
だが俺に出来ることといえば「スキルブック」を漁ることぐらいだ、
限界突破系のスキルの付与とかできないのだろうか?


どれくらい探しただろうか俺は従属強化というスキルを見つけた。
他のめぼしいスキルは俺以外に付与等が出来そうになかったのだ。
説明を見る限りポイントを消費して従属化した個体を強化出来るとある。
考えていてもわからないので取りあえず従属強化初期値LV1を取得し試してみることにした。
ゴブ朗に従属強化のスキルを発動してみるとポイントの消費10という項目が出た、安い。
強化さんなんてお手軽なんだろう。
問題なさそうなのでさっそく従属強化を実行したら急にゴブ朗が苦しみ意識を失った。
焦った、メチャクチャ焦った。
身体を触ったらかなり熱が出ていたのでゴブ朗を担いで急いで拠点に戻る。
強化さんをお手軽なんて言ったのが悪かったのだろうか?
倒れているゴブ朗は意識を回復する様子がない。
だがさっきも言ったが俺に出来ることといえば「スキルブック」を漁ることぐらいだ。
ありがたいことに回復関係はすぐに見つかった。
俺は回復魔法取得値150をLV1を取得し急いでゴブ朗に試みたが一向に回復魔法が効いている手応えがない。
急いでLV2を取得して試してみたがLV1の時と何もかわらない。
俺にはどうすることもできないのか?
無力感に苛まれながら俺は回復魔法をかけ続けた。
他の2匹の顔も不安そうだ。
1時間ほどたっただろうか、ゴブ朗が突然少し光り出した。
俺はかなり驚いていた、まさかゴブリンが光を放つことができるとは・・・
光はすぐに収まりその後ゆっくりゴブ朗が起き上がってきた。
俺たちは喜び駆け寄ろうとしたがすぐに足を止めた。
お前は誰だ?
起き上がった元ゴブ朗は身長が伸び以前よりイケメンになっていた。
オシャレなワンポイントタトゥーは相変わらずあるのでゴブ朗に間違いないのだろうが・・
俺は戸惑いながらゴブ朗を鑑定した。


名前 ゴブ朗
種族 ゴブリン族 ホブゴブリン
性別 男
年齢 0
LV 1
生命力 53
魔力 8
攻撃 67
防御 40
敏捷 28
運  4
スキル 剣術LV1 腕力強化LV2 繁殖LV2


ゴブ朗がホブゴブリンになっていた。
LVも1に戻っているしステータスもゴブリンのLV1に比べると伸びている。
これは進化しているとみていいのだろうか?
すでにゴブ朗は元気にみんなと話し込んでいる、羨ましい。
お腹が空いているのか以前拠点に作っていた食料庫の方に向かっていった。


ゴブ朗に問題がなく安心していたところゴブ朗以外の2匹が近づいてきた。
どうも2匹も強化して欲しいみたいだ。
大丈夫だ焦らずともちゃんと強化するから。
各々の寝床で強化行ったところ2匹ともゴブ朗同様高熱を出し眠りについた。
あと一時間もすれば2匹とも進化した立派な姿を見せてくれるだろう。
俺は軽い足取りで寝床を出た。



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