異世界をスキルブックと共に

気のまま

従属化?

さっそく「スキルブック」でスキルとしてテイムがないか調べてみたら従属化というスキルがあった。
初期値150とお高めだが現在角ウサギとゴブリンとオオカミの魔石のおかげでポイントも1280残っている。
「スキルブック」の説明によると魔石を持つ生き物同士で互いの魔石にある魔力を流し合い互いの同意のもと従属の契約を行い使役する、LV1は10等級の魔石を持つ者としか契約できずLVが上がるごとに等級が上がっていくと書かれていた。
お互いの同意のもとに契約を行う?あれ?これ無理じゃない?
オオカミや角ウサギと意思の疎通が出来る気がしない・・・


拠点の周囲には等級10の奴しかいないから取りあえず従属化初期値150をLV1取得し拠点を出発した。
まず最初にゴブリンを見つけた、2匹で行動していたから1匹をいつも通り角ミサイルで打ち抜き動揺しているゴブリンを地面の流動化→硬化のコンボで捕獲し完全に身動きが取れないようにしてからゴブリンに近づいた。
ゴブリンの目の前にくるとまず鑑定をしてみた、今まで鑑定が届かない距離からしか見てないから生きた状態での鑑定はこれが初めてだ。


名前 
種族 ゴブリン族 ゴブリン 
性別 男
年齢 1
LV 2
生命力 36
魔力 6
攻撃 40
防御 32
敏捷 21
運  3
スキル 腕力強化LV1 繁殖LV1


ん?ステータスが低い?これがこの世界での標準なのか?
このステータスだと俺にダメージを与えるのは難しいだろう、今まで過剰に警戒しすぎたか?
まぁでもまだ他の10等級の奴や違う上位の等級の奴も見てないし情報が少なすぎる、油断しないようにしないとな。
っとステータスは一旦置いといてさっそく意思の疎通を試してみるか。


「どうもこんにちは!佐藤といいます!急に捕縛して申し訳ありません!」
「ゲギャギャ!ギャギャ!」
「今回従属のご相談に伺ったのですが私と契約して頂くことは可能でしょうか?」
「ギャギャ!ゲギャギャゲギャ!」


駄目だ、全然会話が成り立っているように感じない・・めっちゃ暴れてるし・・・
やはり違う言語で意思の疎通は難しいか・・
よし!今度はボディパフォーマンスも入れて試してみるか!


「ワタシノ ハナシ スコシ キイテ ホシイ」
「ゲギャ!ゲギャギャ!ゲギャ」


駄目だ、やっぱり伝わっている気がしない、
むしろかなり怒っている気がする。
最後に魔石から出る魔力を流しあうってのを試してみるか・・


相手から魔力が流れてくる気配が一向にないのでこちらから先にゴブリンに向かって魔力をゆっくり流そうとした瞬間・・・


バシィッ!!


と凄い音をたてて弾かれた。
やっぱり無理か・・まぁあとオオカミと角ウサギもいるしどちらか成功することを祈ろう。
俺は大きなため息を吐き埋まったゴブリンを処分、回収し次の獲物を探した。


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もう日が暮れようというころ俺は拠点の寝床で大きなため息を吐いていた。
結果はオオカミも角ウサギも駄目だった、ゴブリンと同じく凄く怒り狂い拒絶された。


「これはもの凄く精神的に凹むな・・・そもそもこのスキル生まれたての奴か餌付けが完全に出来ている奴しか無理なんじゃないか?」


再び大きなため息を吐き寝床に横になりながら「スキルブック」を読む。
他に従属関係や使役関係はないか調べるがめぼしいものが見つからない。
もう寝ようと諦めかけた時ふと目に入った文字があった。


「召喚?」


俺はそれがとても気になり寝る前に最後だと説明を読み漁った。



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