異世界をスキルブックと共に

気のまま

スキルブックと魔法

目覚めるとそこには海があった、見渡しても正面は海ばかり、
振り返ってみると木々が生い茂る森 (いやこれはもうジャングルか) があった。


さらに自分を確認してみるが何度確認しても服以外なにもない。


(はじめからサバイバルとか難易度高いな・・・)


「取りあえず今日生き抜くために水と寝床とできれば食料が欲しいな」


だが森に入るには草木が生い茂っており刃物等がなければ立ち入れそうもないし周りを見渡しても地球の砂浜と比べ多少の木々が打ち上がっているだけでとても使えそうなものがない。


「どうしたものか・・・」


木陰で頭を抱えていたがふと神様が言っていたことを思い出した。


「そういえば「スキルブック」の説明を見て試せって・・」


すると何の前触れもなく目の前に大きな本がボンッと現れた。


「これがスキルブックか・・?」


その本を手に取り読んでいくとどうもこの本はポイントを消費してスキルを得ることができるらしい
内容は魔法関連の4大元素 火 水 風 土 等は100ポイントで取得できる、またそこにLVがあり
LV2で200、LV3で300 最高のLV10で1000ポイント必要になる
雷や樹、氷や爆炎等の上位は150、300、・・・1500ポイントなるらしい。


「時空間とかは最初から1000ポイントも必要なのか・・技能系もあるし10000ポイントあるとしてもすぐになくなりそうだな」


それから1時間みっちりスキルブックを読みあさった。


「よし!まずはステータスっと」


そう声に出すと目の前に半透明の文字板が現れた。


名前 佐藤 健吾
種族 人族? 
性別 男
年齢 20
LV 1
生命力 10000
魔力 217
攻撃 5000
防御 5000
敏捷 36
運  10000
スキル 
ユニークスキル スキルブック 神の幸運


「これは・・敏捷が低すぎる割に生命力や攻撃防御と高いな・・神様の言っていた健康で頑強な身体のおかげか?まぁこの世界の基準がわからないしユニークスキルも「神の幸運」ってついてるし神様には感謝しないとな、最初からサバイバルは辛いが」


年齢も地球では40前だったのに20と約半分になっているがこれが身体をいじった効果だろうか?
鏡もないし確認のしようがない、考えてもわからないので取りあえずさっそく魔法を試してみることにした。
4大元素をLV5まで取得し魔力制御取得値100もLV5まで計2500ポイント取得した。


「スキルブック」の説明書通りだと魔石から生成した魔力を循環し放出、その時各属性に変換し魔法となると書いていた。
魔石は自身の心臓と同じ場所にあるらしいので自然体でそこからエネルギーを出し血液と一緒に循環するイメージをしたら魔力制御のおかげなのかすんなり魔力の流れがわかり循環に成功した
この後魔法のイメージを魔力で再現するらしいが・・・


「火よ出ろ」


頭の中で火が手の平の上に出るようなイメージをしたら手の上簡単にソフトボール大の火の玉が出た。
手の平の上で燃える火の玉・・手の上では熱くないがこれ燃えるのだろうか?
近くにあった砂浜に打ち上げられた木に飛ばしてみたら火の玉は着弾後大きな音を立てて燃え上がった。


「うおっ」


あまりの衝撃にビックリして尻餅をついてしまった。


(これは使い方を間違えると周囲や俺自身にも被害がでるな・・気をつけよう・・)


決してびびっている訳ではないが火はあまり使わないようにしようと心に決め、他の属性も一通り試してみた。
風で大気を動かし、大気中の水分で水を生成し、土で大地を隆起させたりできたがこれは・・


「ははっ 楽しいな!これは!」


魔法は面白い、いや面白すぎた。
自分がイメージした通りに周囲の物を動かせ、いろんなことができる、楽しくないわけがない。
久しぶりに時間を忘れ童心に返ったように魔法を練習(遊んだ)した。


そして日が傾きかけた時異変が起こった。


「うっ 気持ち悪い・・」


それは車や船で酔ったような胃がひっくりかえるような表現しづらい感覚だった。
急いでステータスで確認すると魔力が50を切っていた。


「魔力がなくなるとまずそうだな・・」


このまま何もない砂浜で倒れるのはまずいので森側の大地に魔力がつきないように人がギリギリ寝れるくらいの箱状の寝床を土魔法で作り急いでその中に入った。


「もう無理・・」


そして異世界初日も俺は倒れるように意識を失った・・







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コメント

  • ノベルバユーザー27545

    スキルブックを読みあさった。
    の「読みあさる」は誤用です。辞書で「あさる」を引いてみることをおすすめ

    1
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