俺の周りの女性は全員美少女なんだが必ず何か重大な欠点がある!
45話 長身の貧乳美女は、 お好きですか? え? 俺はどうかって? うん、 大好きSA‼
 「おらぁ  カチコミの時間じゃゴラァ 」
 そう言いながらダイナミック入室する俺。
 え? 悪戯するんじゃなかったのかだって?
 いやぁ……最初はしようと思ったんだよ?
 でもさぁよくよく考えたら悪戯するってことは、 相手の体に触れなくちゃいけないわけよ。
 そんでその悪戯の相手は幼女。
 もうここまでいわば察しのいい君たちならわかるだろう……?
 そう。 幼女には、 触ってはいけないのである  幼女に触るもの紳士にあらず
 YES、 ロリータ  NO、 タッチ
 という俺はダイナミック入室したわけなのだが……
 「む? おお、 シュンではないか 」
 「はい?」
 そこには何故か紫色の髪をしたちょっと目つきの鋭い切れ長系長身美女がいたわけよ…… 
 にしてもどうしてこうなったんでしょうねぇ……ラピスさんの話では、 ここにエルザが寝ているはずだったですがねぇ……
 もしかして俺部屋間違えた?
 まあいいか。 そんな事よりも今は……
 
「あ、 すいません。 部屋間違えました……」
 
 この場を去るのがいいな、 うん。
え? なんで女性に声をかけないのかだって?
 ふざけるな  この状況で俺の眼の前に現れる女性は、 大抵碌でもないって相場で決まっているんだ
 そんな見えている地雷に見るから飛び込む馬鹿がどこにいるっていう……あ、 今までの俺か  ハッハハ
 ってふざけてる場合じゃない  てかあの切れ長美人。 さっき俺の名前言ってなかったか……?
 それに紫色の髪に、 血の様な真っ赤な瞳……まさか……いや……そんなわけないよな……うん……絶対そうだ……そうだと言ってくれ……  
 
 「シュンは余に会いに来てくれたわけじゃないのか……そうか……そうか……」
 「お、 おま……お前……もしかして……エルザ……なのか?」
 「む? 何を当たり前のことを言っておるのだ?」
 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
 やっぱりそうだったぁぁぁぁぁぁぁぁ
 え? 何? 何であのちっこかったエルザがこんな大きく成長してるの!?
  胸は相変わらず小さいけどさ
 しかも声もどこぞの某ゲームで女体化された皇帝みたくめっちゃあざとくなってるしさ
 まあそのあざとさがむしろ好きなんだけど
 時代は青より赤  ってな  ハッハハ
 
 「なんだ急に大きな声を上げて……一体どうしたというのだ?」
 「どうしたもこうしたもないわ なんでお前急に成長しているんだよ あれか!? コ〇ン君みたいに薬でも飲んだのか  それとも……」
 「ええい  先程から何を言っておるのかさっぱりわからん わかるように話をしろ 」
 「それは、 こっちのセリフじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
 なんでコイツ怒ってんの!? むしろ怒りたいのは、 俺の立場じゃない!?
 
 「むぅ……もしかしてシュンは、 怒っておるのか……?」
 「怒ってねぇよ   驚いてんだよ 」
 「驚く? 一体何に……?」
 「お前の急成長にだよ  それぐらい気づけよ 」
 
 ぜぇ……ぜぇ……な、 なんかさっきからずっと叫んでていたせいかめっちゃ喉が痛い……それにちゅかれた……
 てかなんであいつは自分の成長がおかしいと思ってないの?
 馬鹿なの? 馬鹿なんだよね? はい、 馬鹿に決定  や~い、 エルザの馬鹿  アホ  おたんこなす
 「おお そうだったな。 シュン達は、 まだ余の本当の姿を見た事なかったものな  いやぁ、 失敬失敬。 説明をするのを忘れておったわ」
 「あ……うん……」
 何故だろう……あいつのしゃべり方早く何とかしないといけない気がする……じゃないと色々な方面に怒られるようなそんな絶望的な気配が俺にはするんだ……
 てか吸血鬼で成長するってし〇ぶちゃんとかぶってんじゃん……
 まあ髪の色は違うけどさ……
 それでも……ねぇ……まあともかく一言言わせてもらおう。
 
 「西尾〇新先生本当にごめんなさい 」
 「おぬしは何を言っておるのだ?」
 「うるせぇ  こっちにもいろいろ事情があんだよ 」
 黒いのをださないようにするとかな
 「そうか。 シュンは色々大変なのだな」
 「そうだよ」
本当泣けるぜ……
 「それでなんじゃが……今の余の姿についてなのだが……簡単に言ってしまえば今の余は、 余の本来の姿といったところだな」
 「本来の……姿?」
 「うむ  本来の姿じゃ 」
 「あ、 うん。 それはわかったから他になんか説明ないの?」
 「む?」
 
ああ、 もうこの子本当馬鹿
 いや、 まぁ馬鹿な子ほどかわいいとは言うけどここまで馬鹿だとむしろ苛立ちしか浮かばんわ
 ※これはあくまで俊君個人の意見です  因みに作者は、 馬鹿な女の子とても好きですよ? ただしツンデレ……てめぇはダメだ
 「まぁた変なのが空に……しかも何故かツンデレにきれてやがる……」
 ツンデレの女の子の何処に文句があるんだか……
 え? お前はツンデレ好きなのかって?
 そんなの当たり前だろう あの好きな人の前で素直になれなくてつい辛い言葉をぶけちゃうところとか、 自分の好きな人が自分以外の異性と仲良くしててそれに嫉妬してついその主人公に暴力をふるってしまって陰ではその事に酷く後悔していて枕を濡らしている所とか可愛いと思わない  思うよね  思うと言え  
 「シュンがまたおかしくなった……」
 人をおかしくなった呼ばわりするとは失礼な奴だな。
大体俺から言わせてもらえば見えないお前らの方がおかしな奴なんだよ。
 ああ、 こんな時俺を慰めてくれる優しくて美人で巨乳の彼女が欲しい……
 まあそんな子いたとしてもどうせ彼氏がいるんだろうけどさ……とほほ……
 「おぬし大丈夫なのか? 目から涙がながれておるぞ?」
 「大丈夫だよ  それよりもお前のことだよ 」
 「余の事?」
  「そうだよ  ほらもっと……こう……なんか説明があるだろう  どうやったらその姿になるとかさぁ 」
 「む?」
 「む? じゃねぇ  お前いい加減にしろよ  いいから早く説明しろ 」
 「説明するも何も……満月の光を浴びたら余はこの姿になるのだが……」
 「そういう説明を待ってたの 」
 はぁ……もしかしてアレなのか? コイツには頭ついてないのか? 鶏かなんかなのかこいつは……いや、 吸血鬼だから蝙蝠か……まあそんなことは些細な違いだ。
 てかこいつの頭ちんまい頃の方がよかったんじゃない? だってちんまい頃は、 すごく素直でいい子だったもん
 いや……でも待てよ……俺とコイツが初めて会ったときってコイツ竜〇の真似なんかしてたんだよな?
 そう考えるとどちらも碌な頭してないな
 
 「むぅ……まさかシュンがこんな当たり前のことも知らなかったとは……もしかしておぬし頭が悪いのか……?」
 「お前だけには言われたくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁい 」
  こ、 この女女  人を馬鹿にするのも大概にしろよ
  まあ確かに俺は、 それほど頭良くないよ? でもね……でもね……お前程じゃねぇよ
それだけは断定できる  そんな圧倒的な自信が俺にはある
 「ぜぇ……ぜぇ……」
 「大丈夫か?」
 「だ、 誰のせいで……ぜぇ……こうなったと……ぜぇ……思ってる……」
 「自分のせいだろう?」
 
あ、 もうダメだ……コイツ話が通じない……
コイツと真面目に会話しようとしたのが馬鹿だった……
 もう……放っておこう……
 「帰る……」
 「な、 なんでじゃ……!?」
 「なんでも何もない  俺はもうお前と会話するのに疲れたんだよ  だから帰る 」
 「そ、 そんな……ひっく……そんな酷いこと……ひっく……いわないで欲しいのだ……」
 おいおい……勘弁してくれよ……そんな酷いことって事実を言っただけだろう……?
 でもなぁ……このまま泣いている女の子を放置するのもなぁ……俺の数少ない良心が痛むというかなんというか……
 
「はぁ……悪かった……今のは言い過ぎた……」
「うむ そうじゃな  今のはシュンが悪いな 」
「は……? はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
え!? 何!? 何なの!? なんでコイツ一瞬で泣き止んでんの!?
 もしかして嘘なきか  嘘なきだったとでもいうのか!?
 「さてシュンよ。早速だが裸になれ」
 「はい?」
 
 ああ、 もう  頭がどうにかなりそうだ  
 てか今コイツなんって言った?
 俺の聞き間違いでなければ裸になれとか言ってなかったか?
 
 「何をぐずぐずしておる早く脱がんか 」
 「え、 いや、 ちょ、 ちょっと待ってエルザ」
 「なんじゃ?」
 「あの……なんで僕は服を脱がなくてはいけないのでしょうか?」
 「何故も何もそんなの服が合ったからやり難いからに決まっているだろう」
 「何がやり難いんだ?」
 「子作り」
 
 ん? んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん?
 エルザがさっきから何言ってるのか僕全然わからない  いや、 分かりたくもない
 「ふふふ、 光栄に思うがよい  なんたってぬしは、 この世にたった一人の吸血鬼の真祖であるこの余のたった一人の番に選ばれたのだからな 」
 
 あー、 うん……やっぱりそうですよね……いや、 うん。 わかってたよ……エルザがなんで俺の服を脱がそうとしてるのかさ……でもね? 僕は信じてたんだよ……? エルザはきっと他の奴とは、 違うってさ……
 そんな俺の期待をよくも……よくも裏切ったな……
 
 「俺は怒ったぞぉぉぉぉぉぉ  エルザぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
 「むぅ?」
  
 ふふふふ、 その様子……まるで状況を分っていないようだなエルザ……だがまあいい……怒った俺が一体どのような手段に出るか特と思い知るがいい……
 「うわぁぁぁぁん 助けて千鶴ぅぅぅぅぅぅぅ 」
 「な!? お、 おぬし……それは禁じ手じゃろう…… 」
ふふふ……どうやら気づいたようだな……だが今更気づいてももう遅い……
  俺だって本当はこの手は使いたくはなかったが、 この状況ではやむを得まい
 さぁ一緒に地獄に落ちようか
「俊  一体どうし……何これ? 一体どういうこと?」
 さあ死神の襲来だ。
 にしても千鶴の奴俺が叫びをあげてからわずか数秒で来たぞ……あいつの耳は一体どうなっているだか……
 だがそれも今の状況においてはむしろ好都合  そしてこの死神を召喚した以上俺の勝利は、 揺るがない……
 「くそ……  こうなったら早いところ済まさなければ…… 」
 
おお、 焦ってる焦ってる。 だがもう遅いわたわけめ
 
 「千鶴話を聞け  こいつはエルザだ 」
 「エルザ……? は? ちょ、 それってどういう……」
 千鶴の奴珍しく混乱しているな。
 千鶴ほどの天才を混乱させる状況ってよくよく考えると恐ろしいなぁ……
 だが今はそんな事よりも早く千鶴に要点を説明し、 暴走させねば……
 「詳しく説明している時間はない  だが一つだけ言えることがある  今のエルザは、 俺の貞操を狙っている  だからたちゅけて 一刻も早く  早急にぃぃぃぃぃぃ 」
  「ふぅん……そっか……」
 勝ったぁ……計画通り
 千鶴の奴完全にスイッチが入った  
 そしてこうなった千鶴に勝てる奴なんて俺が知る限り誰一人としていない
 さぁ千鶴さんやっておしまい  オーホッホ
 「くそ……手遅れだったか……」
 「ふはははははは  僕の勝ちだ 」
 「ぐぬぬぬぬぬぬ……」
 おお、 その悔しそうな顔  実にたまらんなぁ
 これが勝利か  なんて気持ちがいいのだろう
 「ねぇシュン……」
 ん……? 可笑しい……なんで千鶴は、 エルザに一向に手をださないんだ?
 いつもならここで包丁をグサッと刺すはずなのに……
 しかも何故俺の名前を呼んだ……?
 い、 いけない……  何か猛烈に嫌な予感がして来た……
 「ち、 千鶴……?」
 「俊はエルザより強いはずよね……?」
 「え、 うん……」
 まあ単純な腕力だけならそうだろうな。 でもそれが一体どうしたと……
 「そう。 そうよね……俊はエルザより強い……それならさぁ……俊が本気で抵抗すればエルザを抑えられたってことよね……? そしてそうしないってことは、 俊は本当はエルザとそういうことしたかったってことよね……?」
 
 あ、 そうなっちゃいますか……そうですか……
 う~ん……これは……ダメみたいですね……
 「エ、 エルザ助け……」
 「がくがくがく…… 」
 
わ~い  エルザちゃんったら子供みたいに震えちゃって情けなぁい
でも僕も助かりたいからそうしようかな? まあその程度のことで千鶴が許してくれるわけないんだけどさ でもなんでもやってみることが大事っていうしね
 「がくがくがく…… 」
 「ふふふふ……そんなに怖がらなくても大丈夫……」
 な、 何!? まさか千鶴が俺の事を見逃し……
「痛みは一瞬だから……ね?」
「あ、 はい」
 ふぅ……禁じてってその名の通り本当に使っちゃいけない手の事を指すんだなぁ……
 そもそも僕程度の狭小な人間が千鶴みたいな化け物を制御できると思いあがったのがいけなかった……
 今回のことで馬鹿な僕もその事についてよく分かったよ……とほほ……
 そう言いながらダイナミック入室する俺。
 え? 悪戯するんじゃなかったのかだって?
 いやぁ……最初はしようと思ったんだよ?
 でもさぁよくよく考えたら悪戯するってことは、 相手の体に触れなくちゃいけないわけよ。
 そんでその悪戯の相手は幼女。
 もうここまでいわば察しのいい君たちならわかるだろう……?
 そう。 幼女には、 触ってはいけないのである  幼女に触るもの紳士にあらず
 YES、 ロリータ  NO、 タッチ
 という俺はダイナミック入室したわけなのだが……
 「む? おお、 シュンではないか 」
 「はい?」
 そこには何故か紫色の髪をしたちょっと目つきの鋭い切れ長系長身美女がいたわけよ…… 
 にしてもどうしてこうなったんでしょうねぇ……ラピスさんの話では、 ここにエルザが寝ているはずだったですがねぇ……
 もしかして俺部屋間違えた?
 まあいいか。 そんな事よりも今は……
 
「あ、 すいません。 部屋間違えました……」
 
 この場を去るのがいいな、 うん。
え? なんで女性に声をかけないのかだって?
 ふざけるな  この状況で俺の眼の前に現れる女性は、 大抵碌でもないって相場で決まっているんだ
 そんな見えている地雷に見るから飛び込む馬鹿がどこにいるっていう……あ、 今までの俺か  ハッハハ
 ってふざけてる場合じゃない  てかあの切れ長美人。 さっき俺の名前言ってなかったか……?
 それに紫色の髪に、 血の様な真っ赤な瞳……まさか……いや……そんなわけないよな……うん……絶対そうだ……そうだと言ってくれ……  
 
 「シュンは余に会いに来てくれたわけじゃないのか……そうか……そうか……」
 「お、 おま……お前……もしかして……エルザ……なのか?」
 「む? 何を当たり前のことを言っておるのだ?」
 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
 やっぱりそうだったぁぁぁぁぁぁぁぁ
 え? 何? 何であのちっこかったエルザがこんな大きく成長してるの!?
  胸は相変わらず小さいけどさ
 しかも声もどこぞの某ゲームで女体化された皇帝みたくめっちゃあざとくなってるしさ
 まあそのあざとさがむしろ好きなんだけど
 時代は青より赤  ってな  ハッハハ
 
 「なんだ急に大きな声を上げて……一体どうしたというのだ?」
 「どうしたもこうしたもないわ なんでお前急に成長しているんだよ あれか!? コ〇ン君みたいに薬でも飲んだのか  それとも……」
 「ええい  先程から何を言っておるのかさっぱりわからん わかるように話をしろ 」
 「それは、 こっちのセリフじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
 なんでコイツ怒ってんの!? むしろ怒りたいのは、 俺の立場じゃない!?
 
 「むぅ……もしかしてシュンは、 怒っておるのか……?」
 「怒ってねぇよ   驚いてんだよ 」
 「驚く? 一体何に……?」
 「お前の急成長にだよ  それぐらい気づけよ 」
 
 ぜぇ……ぜぇ……な、 なんかさっきからずっと叫んでていたせいかめっちゃ喉が痛い……それにちゅかれた……
 てかなんであいつは自分の成長がおかしいと思ってないの?
 馬鹿なの? 馬鹿なんだよね? はい、 馬鹿に決定  や~い、 エルザの馬鹿  アホ  おたんこなす
 「おお そうだったな。 シュン達は、 まだ余の本当の姿を見た事なかったものな  いやぁ、 失敬失敬。 説明をするのを忘れておったわ」
 「あ……うん……」
 何故だろう……あいつのしゃべり方早く何とかしないといけない気がする……じゃないと色々な方面に怒られるようなそんな絶望的な気配が俺にはするんだ……
 てか吸血鬼で成長するってし〇ぶちゃんとかぶってんじゃん……
 まあ髪の色は違うけどさ……
 それでも……ねぇ……まあともかく一言言わせてもらおう。
 
 「西尾〇新先生本当にごめんなさい 」
 「おぬしは何を言っておるのだ?」
 「うるせぇ  こっちにもいろいろ事情があんだよ 」
 黒いのをださないようにするとかな
 「そうか。 シュンは色々大変なのだな」
 「そうだよ」
本当泣けるぜ……
 「それでなんじゃが……今の余の姿についてなのだが……簡単に言ってしまえば今の余は、 余の本来の姿といったところだな」
 「本来の……姿?」
 「うむ  本来の姿じゃ 」
 「あ、 うん。 それはわかったから他になんか説明ないの?」
 「む?」
 
ああ、 もうこの子本当馬鹿
 いや、 まぁ馬鹿な子ほどかわいいとは言うけどここまで馬鹿だとむしろ苛立ちしか浮かばんわ
 ※これはあくまで俊君個人の意見です  因みに作者は、 馬鹿な女の子とても好きですよ? ただしツンデレ……てめぇはダメだ
 「まぁた変なのが空に……しかも何故かツンデレにきれてやがる……」
 ツンデレの女の子の何処に文句があるんだか……
 え? お前はツンデレ好きなのかって?
 そんなの当たり前だろう あの好きな人の前で素直になれなくてつい辛い言葉をぶけちゃうところとか、 自分の好きな人が自分以外の異性と仲良くしててそれに嫉妬してついその主人公に暴力をふるってしまって陰ではその事に酷く後悔していて枕を濡らしている所とか可愛いと思わない  思うよね  思うと言え  
 「シュンがまたおかしくなった……」
 人をおかしくなった呼ばわりするとは失礼な奴だな。
大体俺から言わせてもらえば見えないお前らの方がおかしな奴なんだよ。
 ああ、 こんな時俺を慰めてくれる優しくて美人で巨乳の彼女が欲しい……
 まあそんな子いたとしてもどうせ彼氏がいるんだろうけどさ……とほほ……
 「おぬし大丈夫なのか? 目から涙がながれておるぞ?」
 「大丈夫だよ  それよりもお前のことだよ 」
 「余の事?」
  「そうだよ  ほらもっと……こう……なんか説明があるだろう  どうやったらその姿になるとかさぁ 」
 「む?」
 「む? じゃねぇ  お前いい加減にしろよ  いいから早く説明しろ 」
 「説明するも何も……満月の光を浴びたら余はこの姿になるのだが……」
 「そういう説明を待ってたの 」
 はぁ……もしかしてアレなのか? コイツには頭ついてないのか? 鶏かなんかなのかこいつは……いや、 吸血鬼だから蝙蝠か……まあそんなことは些細な違いだ。
 てかこいつの頭ちんまい頃の方がよかったんじゃない? だってちんまい頃は、 すごく素直でいい子だったもん
 いや……でも待てよ……俺とコイツが初めて会ったときってコイツ竜〇の真似なんかしてたんだよな?
 そう考えるとどちらも碌な頭してないな
 
 「むぅ……まさかシュンがこんな当たり前のことも知らなかったとは……もしかしておぬし頭が悪いのか……?」
 「お前だけには言われたくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁい 」
  こ、 この女女  人を馬鹿にするのも大概にしろよ
  まあ確かに俺は、 それほど頭良くないよ? でもね……でもね……お前程じゃねぇよ
それだけは断定できる  そんな圧倒的な自信が俺にはある
 「ぜぇ……ぜぇ……」
 「大丈夫か?」
 「だ、 誰のせいで……ぜぇ……こうなったと……ぜぇ……思ってる……」
 「自分のせいだろう?」
 
あ、 もうダメだ……コイツ話が通じない……
コイツと真面目に会話しようとしたのが馬鹿だった……
 もう……放っておこう……
 「帰る……」
 「な、 なんでじゃ……!?」
 「なんでも何もない  俺はもうお前と会話するのに疲れたんだよ  だから帰る 」
 「そ、 そんな……ひっく……そんな酷いこと……ひっく……いわないで欲しいのだ……」
 おいおい……勘弁してくれよ……そんな酷いことって事実を言っただけだろう……?
 でもなぁ……このまま泣いている女の子を放置するのもなぁ……俺の数少ない良心が痛むというかなんというか……
 
「はぁ……悪かった……今のは言い過ぎた……」
「うむ そうじゃな  今のはシュンが悪いな 」
「は……? はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
え!? 何!? 何なの!? なんでコイツ一瞬で泣き止んでんの!?
 もしかして嘘なきか  嘘なきだったとでもいうのか!?
 「さてシュンよ。早速だが裸になれ」
 「はい?」
 
 ああ、 もう  頭がどうにかなりそうだ  
 てか今コイツなんって言った?
 俺の聞き間違いでなければ裸になれとか言ってなかったか?
 
 「何をぐずぐずしておる早く脱がんか 」
 「え、 いや、 ちょ、 ちょっと待ってエルザ」
 「なんじゃ?」
 「あの……なんで僕は服を脱がなくてはいけないのでしょうか?」
 「何故も何もそんなの服が合ったからやり難いからに決まっているだろう」
 「何がやり難いんだ?」
 「子作り」
 
 ん? んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん?
 エルザがさっきから何言ってるのか僕全然わからない  いや、 分かりたくもない
 「ふふふ、 光栄に思うがよい  なんたってぬしは、 この世にたった一人の吸血鬼の真祖であるこの余のたった一人の番に選ばれたのだからな 」
 
 あー、 うん……やっぱりそうですよね……いや、 うん。 わかってたよ……エルザがなんで俺の服を脱がそうとしてるのかさ……でもね? 僕は信じてたんだよ……? エルザはきっと他の奴とは、 違うってさ……
 そんな俺の期待をよくも……よくも裏切ったな……
 
 「俺は怒ったぞぉぉぉぉぉぉ  エルザぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
 「むぅ?」
  
 ふふふふ、 その様子……まるで状況を分っていないようだなエルザ……だがまあいい……怒った俺が一体どのような手段に出るか特と思い知るがいい……
 「うわぁぁぁぁん 助けて千鶴ぅぅぅぅぅぅぅ 」
 「な!? お、 おぬし……それは禁じ手じゃろう…… 」
ふふふ……どうやら気づいたようだな……だが今更気づいてももう遅い……
  俺だって本当はこの手は使いたくはなかったが、 この状況ではやむを得まい
 さぁ一緒に地獄に落ちようか
「俊  一体どうし……何これ? 一体どういうこと?」
 さあ死神の襲来だ。
 にしても千鶴の奴俺が叫びをあげてからわずか数秒で来たぞ……あいつの耳は一体どうなっているだか……
 だがそれも今の状況においてはむしろ好都合  そしてこの死神を召喚した以上俺の勝利は、 揺るがない……
 「くそ……  こうなったら早いところ済まさなければ…… 」
 
おお、 焦ってる焦ってる。 だがもう遅いわたわけめ
 
 「千鶴話を聞け  こいつはエルザだ 」
 「エルザ……? は? ちょ、 それってどういう……」
 千鶴の奴珍しく混乱しているな。
 千鶴ほどの天才を混乱させる状況ってよくよく考えると恐ろしいなぁ……
 だが今はそんな事よりも早く千鶴に要点を説明し、 暴走させねば……
 「詳しく説明している時間はない  だが一つだけ言えることがある  今のエルザは、 俺の貞操を狙っている  だからたちゅけて 一刻も早く  早急にぃぃぃぃぃぃ 」
  「ふぅん……そっか……」
 勝ったぁ……計画通り
 千鶴の奴完全にスイッチが入った  
 そしてこうなった千鶴に勝てる奴なんて俺が知る限り誰一人としていない
 さぁ千鶴さんやっておしまい  オーホッホ
 「くそ……手遅れだったか……」
 「ふはははははは  僕の勝ちだ 」
 「ぐぬぬぬぬぬぬ……」
 おお、 その悔しそうな顔  実にたまらんなぁ
 これが勝利か  なんて気持ちがいいのだろう
 「ねぇシュン……」
 ん……? 可笑しい……なんで千鶴は、 エルザに一向に手をださないんだ?
 いつもならここで包丁をグサッと刺すはずなのに……
 しかも何故俺の名前を呼んだ……?
 い、 いけない……  何か猛烈に嫌な予感がして来た……
 「ち、 千鶴……?」
 「俊はエルザより強いはずよね……?」
 「え、 うん……」
 まあ単純な腕力だけならそうだろうな。 でもそれが一体どうしたと……
 「そう。 そうよね……俊はエルザより強い……それならさぁ……俊が本気で抵抗すればエルザを抑えられたってことよね……? そしてそうしないってことは、 俊は本当はエルザとそういうことしたかったってことよね……?」
 
 あ、 そうなっちゃいますか……そうですか……
 う~ん……これは……ダメみたいですね……
 「エ、 エルザ助け……」
 「がくがくがく…… 」
 
わ~い  エルザちゃんったら子供みたいに震えちゃって情けなぁい
でも僕も助かりたいからそうしようかな? まあその程度のことで千鶴が許してくれるわけないんだけどさ でもなんでもやってみることが大事っていうしね
 「がくがくがく…… 」
 「ふふふふ……そんなに怖がらなくても大丈夫……」
 な、 何!? まさか千鶴が俺の事を見逃し……
「痛みは一瞬だから……ね?」
「あ、 はい」
 ふぅ……禁じてってその名の通り本当に使っちゃいけない手の事を指すんだなぁ……
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