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職業執行者の俺、 天使と悪魔と契約して異世界を生き抜く!!(旧題: 漆黒の執行者)

サクえもん

第四十四話 巨大モンスター

 あれから時は、 移り俺とエレンは、 今俺たちは、 見張りをしてる。
 ちなみに今の俺は、 カラコンをしていて目の色が変わっても問題ない。
 

 「さあ、 優さん! ミスティさんとの関係を教えてください!」
 「教えるといっても何もないぞ?」
 「その言葉嘘ですね。 だってあのミスティさんが他人のことを名前で呼んだんですよ? 私もミスティさんと結構パーティーを組む機会があるんですけど今まで一度も名前で呼ばれたことがないのに、 あってわずか二日で名前を呼び合うような仲にただ事では、 ありません!」
 

 そう言いながら、 エレンは俺に顔を近づけてきた。
 エレンは、 すごく期待したような目をしていて正直眩しく感じた。
 

 「わ、 わかった! 教えるからこれ以上顔を近づけるな!」
 「す、 すいません。 興奮しすぎました」
 「それで、 教えるといったが、 具体的にお前はどういったことが知りたいんだ?」
 「それはですね。 二人は付き合ってるんですか? それとルーさんの優さんへの気持ちあれは、 絶対恋愛感情の類ですよね? 優さんは、 それに気づいているのですか?」
 「ええと、 まず初めの質問に対する答えだが、 俺とミスティはただの仲間で付き合ってないし、 あいつも俺の事を恋愛感情で見てないだろ」


 俺は、そう言って手に持ってるお酒を一気に飲んだ。
 ちなみにエレンもお酒が飲めるらしく眠気覚ましの代わりに一緒に飲んでいる。
 本当は、 コーヒーがあったらいいのだがさすがにないらしい。
 

 「いえ、 絶対にミスティさんは優さんのことが好きですって!」
 「いやいや。 ありえないだろう」
 「そうですか? 私の乙女の勘では、 絶対にそうなんですけどね」
 

 乙女の勘ってなんだよ。


 「それでルーが俺に抱いてる感情だが、 あれは恋愛感情だろうが、 俺たちは付き合う気はないよ」
 

 まあ、 本当は結婚してるんだけどな。
 さすがにそれは、 言えない。


 「そうなんですか?」
 「ああ、 それに俺とルーは弟子と師匠の関係で絶対にお前の言う関係になることは、 ないだろう」


 まあ、 実は夫婦なんだけどな。
 さすがにそれは、 言えない。


 「そう言うお前は、 どうなんだよ?」
 「私ですか?」
 「お前だって美人なんだから、 彼氏の一人や二人なんて作ろうと思えば簡単だろ」 
 「そうですね。 でも今まで私に告白してきてくれた人達は、 あまり私の好みじゃなかったんですよね」
 「そうなのか。 じゃあお前の好みの男ってどんな奴なんだ?」
 「そうですね。 まず私を守れるくらい強いことが絶対的な条件ですね」
 

 S級のこいつを守れる奴って相当少ないんじゃないか?
 

 「他は?」
 「他には、 優しい方で、 性格が明るくて、 私が危険な時は必ず守ってくれる人ですね。 それで絶対に浮気をしない人がいいです」
 「そんな奴いるのか? 正直冒険者の男なんてどいつもこいつも可愛い子に声をかけられたらホイホイついていくような連中だぞ?」
 「そうなんですよね。 今まで私に告白してきた方たちも、 最低な性格の持ち主しかいませんでしたし」
 「最悪な性格とは?」
 「まず必ず女を連れています。 それで、 態度が上から目線で、 “俺の女にしてやる感謝しろ”みたいな言い方をしてくるんですよ?」
 「確かにそれは、 ひどいな」
 「それだけじゃなくて、 その人達顔だけはいいので付き合いたいという女性は、 多いのですが付き合った人たちの中で大半の人は、 後に奴隷に落ちたり、 クエスト中に死亡しているんです」
 「それ絶対そいつらが、 犯人だろ? なぜギルドの連中は、 取り締まらないんだ?」
 「証拠がないんです。 だからギルドも手が出せないそうです」
 「なるほど」
 「だから私ってあまり男の人が、 得意じゃないんですよね」
 「俺も男だぞ?」
 「優さんの場合、 今まであった男性の方たちとは雰囲気や性格が全然違っているので大丈夫です」
 「まあ、 ともかくお前が案外身持ちが固くて安心したよ」
 「なんでですか?」
 「だってお前の発言。 基本痴女そのものだったからな」
 「う、 嘘です!」
 「いやいや。 普通あって間もない男と一緒に風呂入りましょうなんて言わないだろう」
 「その言葉は、 もう忘れてください。 これからは、 ちゃんと注意しますので」
 「ははははは。 なあエレン気づいてるか?」
 「はい」


 俺達は、 会話をやめ海の方角を見た。
 そして俺たちの元へと何本ものイカの触手と思われるものが伸びていた。


 「優さん。 この触手どうします?」
 「とりあえず俺が、 切り落としてみる。 多分切り落としてもあまりダメージは、 ないだろうが本体が確認できれば、 上出来だ」
 「わかりました。 私は、 どうすればいいですか?」
 「そうだな。 とりあえず本体が出てきたら音を使って攻撃してくれ。 多分お前が大きな声をだせば、 他の三人も起きてくるだろうしな」
 「わかりました」
 「よし。 いくぞ!」


 俺は、 そう言いながら触手を二本ほど切り落とした。
 そうすると本体と思われるとても大きいイカ型のモンスターが、 数秒海面に出てきた。
 

 「よし! エレン攻撃を……」


 俺は、 横を見たがそこにエレンの姿は、 見えなかった。


 「な! エレン! どこいった!」
 

 俺が叫んでも全く返事は帰ってこなかった。
 俺は、 最悪なケースを想像した。
 それは、 エレンが触手につかまり海の中に引きずりこまれた場合だ。
 俺は、 それを思った瞬間海へと飛び込んだ。
 そして俺の最悪な予想は、 あたっておりエレンは、 触手に握りつぶされそうになっていた。
 エレンは、 必死に声をだし攻撃しようとしているが、 触手の握力が強く呼吸もうまくできず、 声が出せないのだろう。
 俺は、 エレンを捕まえている触手に向かおうとしたのだが、 それを邪魔するかのように何本もの別の触手が立ちはだかった。
 俺は、 それに対し、 短剣二本使い、 切り裂きながら、 ひたすらエレンの元へと進んだ。
 エレンの前にたどり着いたころには、 エレンは今にも窒息しそうだった。
 まさか魚人なのにおぼれ死にそうになるなんて、 想定外だっただろうな。
 そして俺は、 エレンを捕えている触手を切り裂き、 エレンを救出した。
 だが、 俺は致命的なミスを犯した。
 俺は、 焦るあまりトリトンをつけ忘れたのだ。
 そして、今の俺の格好は、 水着ではなくそよ風シリーズを着ている。
 そのため空気を吸うために、 浮上しようとしたのだが、 体は服のせいで重くなっておりスピードも出ず、 それに気づいたイカ型のモンスターにも邪魔をされた。
 正直これ以上息が持たない。
 エレンもそんな俺の状況に気づいたのか、 こっちに手を伸ばしてきた。
 俺は、 伸ばした手を取りエレンに上へあがるよう指示したのだが、 その時異常事態が起きた。
 それは、もう一体巨大なモンスターが現れたのだ。
 昼には、 このような巨大なモンスターは、 一体もいなかった。
 多分夜と昼とでは、 出現するモンスターが違うのだろう。
 そして、 新たに表れたモンスターの見た目は、 巨大な蛇のようなもで、 イカのモンスターより何倍も大きかった。
 そして、 奴はイカ型のモンスターをひと口で、 食べてしまった。
 俺は、 このモンスターは、 今までのモンスターの中で一番ヤバいと感じた。
 そして、 意識が半分朦朧としてる中、 エレンに浮上するよう指示した。
 だがエレンは、 ピクリとも動かなかった。
 多分相手のモンスターの大きさに驚き、 恐怖しているのだろ。
 だが、 エレンも一応はS級冒険者。
 硬直した時間は、 ほんの僅かですぐに俺の指示に気づき浮上しようとした。
 だが奴からしたら硬直した時間など関係なかった。
 奴は、ターゲットを俺たちに変えるとこちらにものすごいスピードで迫ってきて、 その大きな口を開き俺たちのことを呑み込もうとしてきた。 
 エレン一人なら、 逃げられると判断した俺は、 必死に俺を離すようハンドサインで伝えた。
 だが、 エレンはそれを頑なに拒んだ。
 その結果俺たちは、 二人とも呑み込まれた。



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